●正体は海外に行く際に目にするアレ
![eX3-AmazingPassengerExperience[1]](http://www.famitsu.com/news/201104/images/00042339/s111_iI8wU4gPptT59Y5nUYhI1Qo88vssitH6.jpg) |
▲手元に釣られすぎだがどちらかというと奥のディスプレイが本題。 |
パナソニックが関連会社がゲームに関連した新ハードを発表したということで、すわゲーム業界再参入かとの噂が広まっている。その正体はPanasonic Avionics Corporationが開発した“eX3”で、確かにドイツはハンブルグから4月6日付けのリリース文とともに公式サイトも公開されている。いわく、ハイデフで3Dでパーソナライズされたハイエンドビデオゲームが楽しめるという……。だが文章はこういったエンターテインメントを“Your Passengers”、“あなたの乗客に”提供するとある。えーと、それはつまり？
あんまり引っ張るほどのネタでもないので、そろそろタネ明かしをしよう。Panasonic Avionics Corporationは、飛行機の乗客を長いフライトのあいだ楽しませるエンターテインメント機器を取り扱う会社なのだ。国際線に乗ったことがある人は、電話の受話器型のコントローラーを使って、映画を見たりカジュアルゲーム（ゲームボーイアドバンスのソフトがインストールされていることもある）を遊んだことがあるだろう。つまりはアレの進化系がeX3というワケ。というわけで、一般販売は望み薄。しかもeX3はシステム全体の名称であって、公式サイトに載っているPSP（プレイステーション・ポータブル）風のコントローラーは本体じゃないどころか、「こんなこともできますよ」というイメージ画像の可能性すらある。
強いてゲーマーに関連付けて語るならば、長くダルいフライトを、もうちょっとゲームらしいゲームを遊んで快適に過ごせ、ついでに日本のゲーマーなら比較的慣れた形状のコントローラーを使えるかもね、というぐらいか。ついでに書いておくと、パナソニックの関連会社から実験的なプロジェクトとして発表された“The Jungle”はキャンセルされ、開発中止となっている。
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