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“アマガミスト”が猛烈に語る『アマガミ(エビコレ+)』プレイインプレッション

ゲーム PSP プレイステーション2 インプレッション
2011年3月31日についに発売となった『アマガミ(エビコレ+)』を、週刊ファミ通編集者リプ斉トンが語り尽くすプレイインプレッションをお届け!

●ついに発売! 『アマガミ(エビコレ+)』を楽しむポイントを紹介!

 2009年に発売された『アマガミ』の、改良廉価版として開発された『アマガミ(エビコレ+)』がついに発売! 今回は、その発売を記念して、『アマガミ(エビコレ+)』のプレイインプレッションをお届け。週刊ファミ通にて『アマガミ』の記事を担当している編集者リプ斉トンが、その魅力をお伝えするぞ。フルプライス版をプレイした人も、未プレイの人も、これを読めばきっと本作で遊びたくなる!

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●雪降る季節に伝えたい想い。6人のヒロインと迎えるさまざまな結末

 本作は、とある過去の出来事から、恋愛に対して積極的になれなくなってしまった高校生が主人公の恋愛シミュレーションゲーム。登場する6人のヒロインたちと出会い、さまざまなイベントを経て仲よくなり、エピローグを迎えることが目的だ。ヒロインたちとは、ゲーム中の接しかたによって関係が変化し、結末が変わっていくのが特徴。登場するヒロインは、個性豊かで魅力的な女の子ばかり。お気に入りのヒロインが必ず見つかるはずだ。

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■ヒロイン紹介

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■絢辻詞(あやつじつかさ)
(声:名塚佳織)
生徒だけではなく、先生にも頼られるほど優秀な女の子。主人公のクラスのクラス委員を務めており、夜遅くまでさまざまな雑務をこなしている優等生だ。勉強はもちろんだが、運動も得意。正統派のヒロイン、と思いきや、彼女のストーリーは、中盤で衝撃の展開を迎える。じつは(ゴニョゴニョ)な性格の女の子との恋愛を楽しみたい人にオススメ。攻略難度は高め。

■桜井梨穂子(さくらいりほこ)
(声:新谷良子)
主人公の幼なじみ。非常におっとりとした性格で、周囲からからかわれることもしばしば。甘いものが大好きで、お菓子やジュースに目がない。だが、ぽっちゃりとした体格を少し気にするなど、女の子らしい一面も持ち合わせている。ほかのヒロインに比べて攻略しやすいので、誰から攻略しようか悩んでいる人は、桜井梨穂子から始めるのがオススメ。

■棚町薫(たなまちかおる)
(声:佐藤利奈)
主人公とは、中学校時代からの同級生。男女の隔てなく友だちが多く、主人公ともただの悪友の関係……だったはずだが、物語が進むにつれ、主人公を異性として意識するようになる。男勝りな性格の彼女が見せる、女性らしさにメロメロになるプレイヤーも多いのでは? 物語の前半はコミカルに物語が描かれるが、後半は一転してシリアスな展開をみせる。

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■中多紗江(なかたさえ)
(声:今野宏美)
主人公の妹、美也のクラスメイト。人見知りな性格をしているうえ、女子高から転校してきたため、異性に免疫がない。まさにキング(クイーン?)オブ 清楚な女の子。高校1年生ではあるが、グラマラスなスタイルの持ち主で、"ふかふかボディー"をよく美也に触られている(!)。可憐で恥ずかしがりやな女の子との恋愛が楽しみたい人は要注目。

■七咲逢(ななさきあい)
(声:ゆかな)
美也と中多紗江のクラスメイトで、水泳部に所属。年下とは思えないほどに落ち着いた性格をしており、年上であるはずの主人公もからかわれてしまうほど。序盤は主人公のことをただの知り合いとしか思っていないが、好意を抱いてからは一転して積極的に! クール系ヒロインが好きな人なら七咲逢でキマリ。ただし、攻略難度は高めだ。

■森島はるか(もりしまはるか)
(声:伊藤静)
主人公が憧れを抱く高校3年生の先輩。容姿端麗でファンも多く、学校中の生徒からの注目を集める存在だ。本人はというと、天然ボケな一面を持ち合わせており、周囲を混乱の渦に巻き込むこともしばしば。ほかのヒロインの物語と比べ、一風変わったイベントが多く用意されていることも特徴。年上の女性の魅力に浸りたい人にオススメのヒロインだ。

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▲恋愛ができるヒロイン以外にも、人気声優陣を起用した個性豊かなサブキャラクターが登場。妹の美也はファンも多く、ヒロイン勢に負けず劣らずの人気!

●物語・キャラクター・ゲームシステム。すべてが秀逸な『アマガミ』!

 『アマガミ』は、ジャンルこそ恋愛シミュレーションゲームだが、ヒロインと仲よくなるためにはゲームシステムを理解し、効率よくヒロインとのイベントをこなしていく必要がある。

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 上の画面は、『アマガミ』のメイン画面となる“行動マップ”。この画面に表示される“行動アイコン”を選択することで、ヒロインが登場するイベントを任意で見ることができる。俗に言う“フラグ(イベントを出現させるためのトリガーとなる要素)”が視覚化されているようなもので、どの行動アイコンを選択すればどのヒロインとの物語が進められるのかが一目瞭然となるのだ。ただ、いつでも好きなときにイベントが見られるのかというと、そうではない。行動アイコンは選択できる期間が限られており、期間を過ぎるとそのプレイ中には二度と選べなくなってしまう。イベントの中には、特殊な条件を満たさないと見られないようなレアなものもあるため、すべてのイベントを見ようと思うならば、計画的にイベントをこなす必要があるのだ。恋愛シミュレーションゲームは選択肢を選んで物語が分岐するようなシンプルなタイプのゲームが多いが、『アマガミ』では、「このイベントはこの日から見られるから、この期間にこのイベントを見て……」と“ゲームを攻略するおもしろさ”も味わうことができる。これが『アマガミ』がほかの恋愛シミュレーションゲームと一線を画す要素なのだ。

 一見すると本作のシステムは複雑そうに思えるが、イベントが見られる期間や、そのイベントを選択することでつぎにどのイベントが出現するのかといった情報は、すべて行動マップ上で確認できる。また、一度見たイベントは行動マップ上に色付きで表示されるようになり、次回以降のプレイでも色が付いたままになる。攻略の助けとなるだけでなく、行動マップのマス目が埋まっていく過程を見るのは、ある種の収集欲を刺激してくれる。もちろん、イベントの内容は、ヒロインの魅力を詰め込んだ、バラエティー豊かなものばかり。物語を楽しみながら“ゲームをやり込む”ことができることも、『アマガミ』の魅力のひとつとなっている。

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 また、一度見たイベントは、メインメニュー画面の“シーン再生”でいつでも見られる。ふつうの恋愛シミュレーションゲームの場合、好きなイベントを見るためには直前でセーブデータを作らなくてはいけないこともあるが、『アマガミ』ではその必要は無用。これも、ゲームシステムの恩恵であると言える。

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●イベント内容がスゴい! プレイ中は背後に注意!?

 恋愛シミュレーションゲームであるならば、物語も語らなくてはいけない。ヒロインとはゲームの進めかたによってさまざまな結末を迎えられると記事中で書いたが、大きく分けると“スキ”、“ナカヨシ”、“ソエン”という3パターンの結末を迎えることになる。“スキ”は、そのヒロインと恋人どうしになるエピソードが見られる。“ナカヨシ”は、恋人とは言えないが、とくに仲のよい男女の関係になるエピソードが、“ソエン”は、仲よくなることができず、ヒロインが遠い存在になってしまう少し寂しいエピソードを見ることになる。また、“スキ”のエピローグには、“スキBEST”、“スキGOOD”、“スキBAD”という種類があり、“スキBEST”では、文字通りラブラブな関係となったふたりの、こちらが照れてしまうような甘い恋愛模様を見ることができる。プレイ中は背後に人がいないかを確認しないと、ちょっと恥ずかしい思いをする……かもしれない。“スキ”がもっとも幸せな結末であると言えるが、かと言って“ナカヨシ”が、それに劣るエピソードであるわけではない。“ナカヨシ”のイベントも“スキ”に負けず劣らず練り込まれており、読み応えもバツグン。こちらも“スキ”エピローグと同じくらいハッピーな結末を迎える。初回は“スキ”エピローグを目指して攻略することをオススメするが、ぜひ“ナカヨシ”エピローグも見ていただきたいところだ。

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●ヒロインの魅力が詰まった“ごほうびイベント”

 また、条件を満たすことで見られる“ごほうびイベント”も、『アマガミ』をプレイするうえで忘れてはいけない要素のひとつ。ごほうびイベントは、ヒロインの好感度を最大にし、“会話モード”でアタックに成功すると見ることができる(時間帯によっては“下校デート”が発生する場合も)。ヒロインの攻略には直接関係がない場合もあるが(一部ヒロインはごほうびイベントを見ないと関係が進展しないことがある)、内容はまさにご褒美と言えるものばかり。なかにはちょっとエッチなイベントも! 出現条件を揃えることが難しいものもあり、すべてのごほうびイベントを見るにはかなりのやり込みが必要。だが、このごほうびイベントを見ずに『アマガミ』を語ることはできない。どのイベントもヒロインの魅力がたっぷりと詰まったものになっているので、ぜひすべてのイベントを制覇してほしい。もちろん、ごほうびイベントを見るときにも、背後に注意!

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▲ごほうびイベントでは、イベントCGが盛りだくさん。もっと見たい人は、本作をプレイするしかない!

●さまざまな要素がプラスされた“エビコレ+”版

 改良廉価版となる『アマガミ(エビコレ+)』の新要素をご紹介。『(エビコレ+)』では、フルプライス版に寄せられたユーザーからの要望を受けて、追加・変更が加えられている。

【変更点】
・ミニゲーム“アマガミ ぬくぬくまーじゃん”を追加
・会話モードのシーン再生が可能に
・シーン再生で主人公の名前が変更可能に
・おまけモードが、ゲーム中でそのキャラクターに会うことで解禁される仕様に変更
・美也チェックのオンオフが可能に
・プレイステーション2版はセーブデータの引き継ぎが可能

 “アマガミ ぬくぬくまーじゃん”は、『アマガミ』のキャラクターと麻雀が打てるミニゲーム。ただ麻雀をするだけではなく、新規に書き下ろされた物語が楽しめる。麻雀のルールがわからないという人のために、コンピューターが自動で麻雀を打ってくれる機能も搭載しているので安心だ。さらに、アマガミ ぬくぬくまーじゃんには、『アマガミ』開発スタッフが手掛けた恋愛シミュレーションゲーム『キミキス』のキャラクターが登場するシナリオも楽しめる。ボイスは、原作の声優陣による新規録り下ろしとなっているため、『キミキス』ファンのユーザーも要チェックだ。また、『アマガミ(エビコレ+)』はプレイステーション・ポータブル版も発売される。携帯用ゲーム機なら誰にもジャマされることなく(背後の人影を気にすることなく)、じっくりと楽しむことができる。プレイステーション2版は、ゼーブデータを『アマガミ(エビコレ+)』用にコンバートできるので、前作をやり込んだ人も安心だ。

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 このように、さまざまな要素を盛り込み、発売を迎えた『アマガミ(エビコレ+)』。前作を遊んだ人も、そうでない人も楽しめる内容になっているので、気になる人はぜひプレイをしてみてほしい。また、『アマガミ』は現在、テレビアニメやコミカライズなど、多方面で展開をみせている。詳しくは公式サイトで確認できるので、本作をプレイして『アマガミ』を好きになったら、ぜひこちらもチェックしてほしい。

■筆者紹介 リプ斉トン

恋愛シミュレーションゲーム好きなファミ通編集者。『アマガミ』のヒロインの中ではおっとりした性格の桜井梨穂子がお気に入り。そのことを同僚に話したときに「ああ、やっぱり梨穂子を選んだか」と言われた経験がある。趣味がバレてる!?

アマガミ(エビコレ+)
メーカー 角川ゲームス
対応機種 PSP(プレイステーション・ポータブル) / プレイステーション2
発売日 2011年3月31日発売
価格 PSP版:5040円[税込]/プレイステーション2版:3990円[税込]
ジャンル シミュレーション / 恋愛
備考 Limited EditionはPSP版が8190円[税込]、プレイステーション2版が7140円[税込]
(C)2009, 2011 ENTERBRAIN, INC. ※画面は、すべてPSP版のものです。

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