HOME> ニュース> PSP後継機“NGP”詳報その2 『みんGOL』の世界に入れる!?

PSP後継機“NGP”詳報その2 『みんGOL』の世界に入れる!?

ゲーム PSP
PlayStation Meeting 2011で発表されたPSPの後継機“NPG”(コードネーム)。その発表の模様をお伝えする。(その2)

●画面をつまんで引っ張る、という斬新な操作方法

 PlayStation Meeting 2011詳報第2弾をお届け。

 平井一夫SCE社長に招かれて登壇したのは、SCEワールドワイドスタジオプレジデントの吉田修平氏だ。

 吉田氏は、「NGPのゲームの可能性をお話したい」と切り出し、実機を使ってのデモンストレーションを行った。最初に使用したソフトは、人気シリーズ『アンチャーテッド』のNGP版。NGPのためにオリジナル作品として作っているという。



 

WA4_5796

 NGPを手に持って最初に目に飛び込んでくるのは「大きくて美しいスクリーン」と吉田氏。別の記事でも言及したが、標準的なスマートフォンの3.5インチディスプレイと比べて面積で約2倍に当たる大きさとのことで、画面の迫力と没入感は相当なものがあるようだ。また、新開発の有機ELディスプレイを採用していることからコントラスト比が非常に高く、鮮やかな発色が実現でき、視野角も広いという。実際、吉田氏は会場カメラに向かって本体を左右に傾けてみせたが、画面の映像はしっかりと見ることができた。また、新規採用の2本のアナログスティックについては「PSPユーザーからもっとも多かった要望が“右アナログスティックをつけてくれ”というものだった」(吉田)ことから、NGPでの採用を決定。現行PSPとは違う、倒しこむタイプのマイクロアナログスティックを何年もかけて開発したとのことで、「この小さな本体で、デュアルショックと同じような操作感を実現できた」と吉田氏は胸を張った。

 そして、実際にゲームをプレイ。吉田氏が言うように画面の美しさは出色のもので、プレイステーション3のそれと見紛うほど。キャラクターの移動は左アナログスティックで、右アナログスティックはカメラの移動に使う。おもしろかったのが、段差を上るときの動作だ。もちろん、ボタン操作でも上ることはできるのだが、吉田氏はタッチパッド越しにキャラクターの背中をサッとなでる。するとキャラクターが段差を乗り越えたではないか。続いて、キャラクターがツタにぶら下がって亀裂を越えるシーンでは、本体を上下に揺らして勢いをつけ、見事これを飛び越えていた。これはNGPに搭載されているジャイロセンサーを応用した動きで、「こういったならではの操作で楽しむことができる」(吉田)とのこと。

 極めつけは、別のツタを上るシーン。ここで吉田氏は本体裏面のバックタッチパッドを指し、「左右の指で交互にバックタッチパッドをなぞることで、キャラクターが上っていきます」と宣言。実際にツタを上るように左右の指を交互に動かしてタッチパッドをなでると、キャラクターはするするとツタを上っていった。この、本体両面につけられたタッチパッドを使うことで、かなりゲームの幅が広がりそうだ。

WA4_5814
WA4_5827
WA4_5841

▲スクリーンに注目。吉田氏はバックタッチパッドを左右の指でなでている。これにより画面上のキャラがツタを上っていったのだ。

▲画面上をポンとタッチすることで、キャラクターが崖を上っていった。

▲ジャイロセンサーの搭載により、NGP本体を傾けることで銃の照準を動かすこともできる。

 そして再び壇上に平井社長が登場し、「手の平の中でインプットからアウトプットまで完結するポータブル機だからこそ、触る、つかむ、なぞる、押し出す、引っ張るといった操作が可能になった」と熱く語り、「つぎは“ゲームの世界に直接触る”という体験をご覧に入れましょう」と結んで、プレゼンの席を再び吉田氏に譲った。

 吉田氏は「現在開発中」という『Little Deviants(仮題)』というソフトを使って“ゲームに触る”ことを実践してみせた。

 このゲームでメインに使うのは、本体背面のバックタッチパッド。画面にはコミカルなジオラマ風のフィールドが広がっており、ここにDeviantsというキャラクターがいる。プレイヤーは、このDeviantsをこらしめるためにバックタッチパッドを使うというのだ。そして吉田氏が「バックタッチパッドを触ってみましょう」と言って実際に触ると、画面のフィールドがモコッと隆起したではないか。フィールドに傾斜ができたことによって、例のDeviantsはコロコロと転がる。NGPのバックタッチパッドは、本体全面の5インチディスプレイと同じ大きさが確保されているので、ユーザーの指の場所がそのまま、ゲーム世界に反映されるそうだ。つまり「ゲームの中の触りたい場所を自由に触れる感覚」(吉田)。また、片手の親指と人差し指を使って正面のディスプレイと背面のタッチパッドを挟んで動かすことで、フィールドを“つかむ”ことが可能。これを応用した遊びかたも紹介された。まさに“ゲームの世界が手の中にある”を端的に表したデモンストレーションだった。

WA4_5886
WA4_5900

▲バックタッチパッドを触ることで、画面上の地面が隆起する。

▲右の人差し指と親指で画面を“つまんで”、“引っ張る”ことが可能!

●LiveArea

 続いて、NGPのコミュニケーション機能である“LiveArea”の紹介が行われた。これは、ネットワークを通じてゲームの最新情報が提供されたり、同じゲームを楽しんでいるほかのユーザーの達成状況が更新されたりするサービスで、「その楽しさを共有できるリアルな仲間がいると、ゲームはよりおもしろくなる」(平井)ということで導入されるものだ。
 
 壇上では実際に、LiveAreaのデモンストレーションが実施。LiveAreaは、NGP用のすべてのソフトに導入されるユーザーインターフェースで、ここでは『みんなのGOLF NEXT(仮題)』を使って説明が行われた。説明に立ったSCEの島田氏はまず、ホーム画面で“PlayStation Store”の箇所をタッチパネルでタッチして選択。すると画面はすぐにNGP用のPlayStation Storeの画面に切り替わり、そこにラインアップされている『みんGOL』用のダウンロードコンテンツがズラリと表示された。さらに、前述した“同じソフトを遊んでいるほかのユーザーとのやりとり”についても説明。画面下でチラチラ動いていたゲームのキャラクターの形をしたアイコンを選択すると、友だちが「ホールインワンを出した!」、「○○というコンテンツを購入した」という実績(お知らせ)が表示された。もちろん、LiveAreaのホーム画面からソフトを起動することも可能。ここを基点にすることで、よりシームレスにゲームも、コミュニケーションも楽しめる。「ゲームマシンで初めて3G回線を利用することが活きてくる」とは平井氏。

WA4_5931
WA4_5936

▲LiveAreaのホーム画面。さまざまなメニューが並んでいるのがわかる。

▲ホーム画面で“PlayStation Store”を選択すると、ダウンロードコンテンツの購入画面に瞬時に飛んだ。

WA4_5947
WA4_5950

▲画面下に、小さなキャラクターのアイコンが現れたのがわかるかな? これをタッチすると……。

▲そのキャラクターの持ち主のゲームの履歴が表示。

●Near

 ユーザーの位置情報を活用した新たなサービス“Near(ニア)”は、PlayStation Networkの基本サービスとして導入されるもの。島田氏は「いまこの会場にいる人たちがどんなゲームで遊んでいるのか、知りたいと思いませんか? また職場、通勤途中の電車の中で、近くにいる人がどんなゲームを遊んでいるのかを知りたいと思いませんか?」と切り出し、新サービスのNearを紹介した。

 映像では、三軒茶屋の自宅を出たユーザーが、青山、銀座、品川などを経由して、発表会の会場があった芝公園に到着するまでの様子を紹介。NGPにはこのユーザーが移動した位置情報を記録されており、それが画面にわかりやすく表示される。その画面には、ところどころのポイントでもっとも多く遊ばれていたゲームがアイコンとして表示。ここで、たとえば“渋谷”のポイントを選ぶと、そこで流行っているゲームやランキング情報などがズラリと表示される。「ユーザーのゲーム情報が時間と距離を超えて共有されることで、特定のゲームジャンルにとらわれることなく新たなゲームやほかのユーザーとの出会いが広がる」と島田氏。

WA4_5979
WA4_5983
WA4_5989

▲位置情報サービスを利用し、その近辺でどんなゲームが遊ばれているのかが視覚的にわかる“Near”。この日の発表では機能の一端だけが紹介されたようだが、ほかに何ができるのか、気になるところ。

●『みんなのGOLF NEXT』のデモ

 おつぎは、開発中の『みんなのGOLF NEXT』を使って“現実世界と仮想世界の融合”をテーマにしたデモンストレーション。壇上には再度吉田氏が登壇し、実際にゲームをプレイしながら説明を行った。

 画面には、ティーショットを打とうとする女の子のキャラが現れた。すると吉田氏は「話しかけてみましょう」と言って指で女の子のキャラを“ポン”とタッチした。すると女の子はプレイヤーのほうに振り向き「ハァイ♪」とひと言。直感的にゲーム世界に干渉できることがよくわかる。

 ゲーム画面は、非常に美しくなっていることを除けばこれまでの『みんGOL』シリーズのそれと大差なく見えた。が、ここで吉田氏は「“目”のアイコンをタッチしてみましょう」と言って画面に触る。するとカメラの視点がキャラクターの背後から見る通常のものから切り替わり、一人称視点になったではないか。さらに吉田氏がNGPを持ったまま左側に身体の向きを変えると、画面の視点がそれに合わせて左側に動く。上下の視点の動きも同じで、NGPを上に向ければゲーム画面でも上空にカメラが向き、下に向ければ下に……と、まさに現実世界と仮想世界を融合を実現していることを実証した。

「NGPでは、PS Moveでも使ったような高性能な6軸ジャイロセンサーを用いることで、ユーザーはまるで『みんなのGOLF』の世界に入ったかのような気持ちになると思います」(吉田)

 さらにステージでは、サードパーティーの代表者によるプレゼンテーションも実施。それはまたべつの記事で!

WA4_6015

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

バンダイナムコエンターテインメントが贈る“死にゲー”『CODE VEIN』の正体に迫る! 開発者インタビューを公開

2016年4月20日、ワールドワイドで情報が公開されたバンダイナムコエンターテインメントの『CODE VEIN(コードヴェイン)』。本作のキーマンであるディレクターの吉村 広氏、プロデューサーの飯塚啓太氏、そしてプロジェクト全体を統括する富澤祐介氏の3人にインタビューを実施した。

PS4『NieR:Automata』DL版が20%オフ! 累計出荷・DL販売本数50万本突破記念セールがスタート

スクウェア・エニックスは、発売中の『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』プレイステーション4版が日本・アジア地域で累計出荷・ダウンロード販売本数50万本を突破したことを記念して、PlayStation Storeにてセールを開始。

『バイオハザード7 レジデント イービル』 PS4版にてトロフィーチャレンジ“生還者”キャンペーンを4月27日より開催! 対象のトロフィー獲得で特製アバターがもらえる

カプコンは、発売中の『バイオハザード7 レジデント イービル』のプレイステーション4版について、期間限定のトロフィーチャレンジ“生還者”キャンペーンを、2017年4月27日〜5月31日に開催する。

『オメガラビリンスZ』便利な“購買部”やダンジョンのオアシス“温泉”などの最新情報を公開

ディースリー・パブリッシャーは、2017年7月6日発売予定のプレイステーション4、プレイステーション Vita用ソフト『オメガラビリンスZ』について、“購買部”や“マイク”、“温泉”などの最新情報を公開した。

『みんなのGOLF 6』 4月27日〜5月10日の期間限定で“春の大放出キャンペーン”開催! ゲーム本編や追加コースなどが大幅プライスダウン

ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアは、2017年4月27日〜5月10日の期間限定で、“『みんなのGOLF 6』 春の大放出キャンペーン”を開催する。

『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』“電車広告ジャック&キャッチコピーキャンペーン”が開始、作品の魅力が120秒でわかる動画も公開

スクウェア・エニックスは、2017年7月13日発売予定のプレイステーション4用ソフト『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』について、“電車広告ジャック&キャッチコピーキャンペーン”を開始した。

『ファミスタ クライマックス』発売記念“ファミスタナイター”に、レジェンドルーキー“やまもも”投手が登場!

2017年4月26日に宮城県のKoboパーク宮城で開催された、『プロ野球 ファミスタ クライマックス』発売記念“ファミスタナイター”の模様をリポートする。

『ブレイブルー セントラルフィクション』Steam版が配信開始、サントラやメモリアルブックの特典も付属

アークシステムワークスは、『ブレイブルー セントラルフィクション』のSteam版を、本日2017年4月27日より配信開始。

『バイオショック コレクション』や『XCOM 2』などがお買い得! 2KがPlayStation StoreでGW特大セールを開始

2Kは、同社がPlayStation Storeで配信中のタイトルが最大75%OFFの価格で購入できるお得な“GW特大セール”を、本日2017年4月27日から5月7日までの期間実施する。

レーシングゲーム『DiRT 4』がPS4&Xbox Oneで7月27日に国内発売決定

ユービーアイソフトは、コードマスターズ制作のレーシングゲーム『DiRT 4』を、2017年7月27日、プレイステーション4、Xbox One用ソフトとして国内発売することを発表した。