ハンドル操作をベースにしたアクションバラエティー、『Kinect ジョイライド』プレイインプレッション
ゲーム Xbox 360 インプレッション●体をコントローラにクルマを操作
腕をハンドルに見立てて操作したり、体をひねることでスタントを決めたりと、爽快なアクションが楽しいKinect(キネクト)専用タイトル『Kinect ジョイライド』。本作のプレイインプレッションをファミ通Xbox 360のクロスレビューを担当する気鋭のライター戸塚伎一がお届けする。
古来よりドライブゲームは、プレイ中、自然に体が動いてしまう、あるいは、体を動かさずにはいられない“何か”があります。見通しが悪いアングルでの走行中、前方をよく見ようとつい首を伸ばしてみたり、ドリフト走行に合わせて、座席が回転するイスの上で腰をクイッとひねったりした経験は、誰しもあるはず。ドライブゲームのためだけにハンドル型コントローラがわざわざ用意されている時点ですでに、そのほかのゲームとは異なる身体動作が要求されているのかもしれませんが、ともかくプレイヤーをじっとさせないゲームジャンルであることは間違いありません。
『Kinect ジョイライド』は、「どうせ体が動いちゃうなら、体そのものをコントローラにすれじゃいいじゃない!」というストレートな発想のドライブゲームです。ハンドル操作は、前方に伸ばした両手を使います。ステアリングホイールの左右両端を握る感じでこぶしを作り、それを回転させるように動かすことで、進路方向が変わります。慣れないうちは操作の加減が難しく、走りがいったんブレると、立て直すのが大変です。しかし“エア・ハンドル”のグリップ感を自分なりに再現できるようになると、タイトなライン取りもできるようになります。走行中は両手を上げっぱなしになるので、走りがスムーズになったころには、三角筋もそこそこ強化されていることでしょう (笑)。
アクセル/ブレーキの操作は完全オート。走行状況に応じて加速・減速が勝手に行われるという、言ってみればちょっとゆるい仕様なわけですが、そのぶん、エンターテイメント性に富んださまざまなアクションが実行可能です。
たとえばドリフト走行。本作では、上半身を左右方向に傾けることで発動します。このときプレイヤーが模写するのは、ドリフト時に車体に発生する遠心力であり、「もっとグッと曲がれ!」というドライバーの意思そのもの。この操作系の発想は、ドライブシミュレータータイプの作品とは真逆ながら、“ドライブのリアリティー”という点では相通じるものがあるから、不思議なものです。
このほかにも、エア・ハンドルを握る両手を胸元に引き付けてから一気に前方に伸ばすことで発動するブーストダッシュや、大ジャンプ時、上体を後方にそらすことで発動する、フリースタイルのトリックアクションなどが用意され、プレイ中の身ぶりは思いのほか賑やかに。とはいえ、立ち位置を移動するタイプのアクションは要求されないので、Kinectセンサー対応タイトルの中ではだいぶ おしとやかにプレイできるでしょう。
ゲームモードは、純粋に走りを競い合うレースから、コース上に落ちているアイテムを拾ってド派手なバト ルを展開できるものまで多彩に用意されています。各モードのプレイ結果に応じてレースコースや乗れる車種が増えていくので、シングルプレイオンリーでもやりがいをもって楽しめます。
しかしなんと言っても盛り上がるのは、左右分割画面によるふたり同時プレイ。テレビの前で行儀よく並び、クルマごっこに興じるというそのシチュエーションだけでテンションが上がります(笑)。Kinectセンサー対応の本格派ドライブゲームの登場はもう少し待つとして、本作は“ハンドル操作をベースにしたアクションバラエティー”として気軽に楽しむのがいいかもしれません。
■戸塚伎一プロフィール
ファミ通Xbox 360誌でクロスレビューを担当する文章&まんがかき。自宅でのKinectセンサー対応ゲームのプレイ環境は、6畳間の作業部屋をフルに使って、なんとかふたり並んで遊べるという状態。いつでもすぐセッティングできるようにと、室内の整理整頓をマメにするようになったのは、思わぬプラス効果です。
| メーカー | マイクロソフト |
|---|---|
| 対応機種 |
Xbox 360
|
| 発売日 | 2011年01月20日 |
| 価格 | 5,880円[税込] |
| ジャンル | レース |
| 備考 |
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