SCEはPS Moveが、マイクロソフトはKinectがそれぞれ注目の的に【2011 International CES】
プレイステーション3 Xbox 360●期待作に来場者も注目度高し!
2011年1月6日〜9日(現地時間)の4日間、アメリカ・ラスベガスにて2011 International CESが開催。ファミ通.comでは、世界中から2700以上の出展社が集まる、この世界最大規模の家電見本市の模様をリポートする。
2011年1月6日、ついに2011 International CESが開幕した。ひとくちに“家電”と言っても、CESの出展内容は本当にさまざまだ。“家電”の主力であるテレビを筆頭に、PCや携帯電話、オーディオ機器、カー用品、楽器など、その内容は多岐に渡る。「こんなものまであるんだー」という感じで、バラエティーに富んだ商品がお披露目されており、観ていて全然飽きないのがCESだ。また、その年のトレンドがうかがえるのがCESの特徴で、たとえば2010年は“3D元年”と言われたように、3D立体視に対応したテレビが花盛りだった。では、2011年はどうかというと、3Dテレビは当然のことすっかりメインの商品として定着しているが、それ以上に勢いを感じさせるのが、スマートフォンとタブレット端末だ。ここ数年の、アップルが提供するiPhoneとiPadの躍進はご存じのとおりだが、各社ともそれに対抗すべく最新のスマートフォンとタブレット端末を続々と発表。軒並み大きな注目を集めていた。例年アップルはCESには出展しないので、Googleの提供するOS(基本ソフト)、Androidを搭載したAndroid端末のスマートフォンとタブレット端末が会場を席巻しているかの印象があった。
▲スマートフォンとタブレット端末が話題の中心だった今年のCES。左からソニー・エリクソンの新しいスマートフォン、Xperia arc。サムスンはGalaxy Sとは別系統のスマートフォン、LTEを発表。東芝はAndroid3.0のOSを搭載したタブレット端末を出展した。このほかにも新発表が続々と。 |
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▲例年とは異なり、白を基調にしたクールなイメージのソニーブース。巨大なスクリーンでは、水口哲也氏がプロデュースする元気ロケッツの3Dライブが行われた。 |
と、前置きが長くなってしまったが、肝心のゲームはというと、例年どおりソニー・コンピュータエンタテインメント(ソニーブースにて展開)とマイクロソフトが出展。いずれも注目度は高かった。ソニーブースでは、最新のプレイステーション3向けの7タイトルをお披露目。ブース自体は、3Dを全面に押し出す展開となっていたが、ゲームの展示もその流れに乗る形で3D立体視に対応した『KILLZONE 3(キルゾーン 3)』を2台の試遊台で出展。お披露目されたのは、PlayStation Moveに対応したバージョンということもあり、アトラクション性の高さも相まって高い人気を集めていた。そのほか、PS Move対応ソフトとしては、『PlayStation Move HEROES』(国内タイトル名は『Heroes on the move(仮題)』やエレクトロニック・アーツの『タイガーウッズPRG TOUR11』などが出展されていた。そのほかでは、日本では2011年2月10日発売の『リトルビッグプラネット2』や、2011年発売予定『MotorStorm Apocalypse』(国内タイトル名は『モーターストーム3(仮題)』)、『inFamous2』といった期待作を確認できた。
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▲Kinectが大人気だったマイクロソフトブース。もはやブースの中心と言えるだろう。 |
一方のマイクロソフト陣営は当然のようにKinect押し。会場ではE3以降すっかりおなじみになったKinect試遊スペースが4つ出現。『Kinect アドベンチャー!』、『Kinect スポーツ』、『Kinectジョイライド』、『Kinectアニマルズ』、『Dance Central』(日本未発売)、ユービーアイソフトの『ユアシェイプ フィットネス・エボルブ』の6タイトルのうちから好きな1本を選んで遊ぶ、というスタイルで行われ、来場者は思い思いのタイトルに打ち興じていた。プレイヤー以上にギャラリーが多いのもKinectの特徴で、楽しそうにゲームプレイを眺めて姿を見ると、いかに来場者がKinectのもたらす新しいプレイに興味を抱いているかをうかがうことができた。
そのほかのXbox 360用ソフトとしては、『Halo(ヘイロー): Reach』と『Fable III(フェイブルIII)』という、2010年のXbox 360市場を牽引した2タイトルがお披露目。『Fable III(フェイブルIII)』に関しては、PC版も出展されていた。こちらはプレイアブルの展示は本邦初とのこと。気になるPC版のオリジナル要素については、担当者に話を聞いたところ、「現時点ではお話しできませんが、Xbox 360版で楽しめた要素はすべて入れるつもりです」とのことだ。PC版『Fable III(フェイブルIII)』の発売日は未定だ。
『Fable』関連では、前日のスティーブ・バルマーCEOの基調講演(→こちら)で発表されたWindows Phone 7向けアプリ『Fable Coin Golf』を遊ぶことができた。こちらは、障害を乗り越えて、いかに少ない打数で球を穴に入れるかを競うテーブルゴルフ。コース上には随所に当たると得点になるポイントがあり、いかに少ない打数で高得点を上げるかが鍵となる。なお、本作はXbox 360版『Fable III(フェイブルIII)』とリンクしており、稼いだ賞金は『Fable III(フェイブルIII)』に持ち込めるとのこと。実績もシェアできるようだ。ちなみに開発そのものは、ライオンヘッドスタジオではなく、パートナーシップを結んだほかの会社が手がけているとのこと。
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※マイクロソフトCEOのバルマー氏による基調講演で新サービスAvatar Kinectが発表
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