マイクロソフトCEOのバルマー氏による基調講演で新サービスAvatar Kinectが発表【2011 International CES】

ゲーム Xbox 360
アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて世界最大規模の家電見本市、2011 International CESが開催。前夜には恒例となったマイクロソフト、スティーブ・バルマーCEOによる基調講演(キーノート)が行われた。基調講演では、Kinectの販売台数が800万台を超えたことなどがアナウンス。2010年のXbox 360の好調ぶりが明らかに。

●Kinectのワールドワイドで販売が800万台を突破

 2011年1月6日〜9日(現地時間)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスにて世界最大規模の家電見本市、2011 International CESが開催される。会期中は、世界中から130ヵ国、2700にも及ぶ出展社が集い、ショーとカジノの街であるラスベガスがエレクトロニック関連の話題で一色に染まる、おなじみのイベントだ。年初めに行われるということもあり、その年の最新動向をうかがう上でも、見逃せない催しとなっている。ファミ通.comでは、そんなCES 2011の模様をリポートしていこう。

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▲マイクロソフトのCEOスティーブ・バルマー氏。

CESの風物詩とも言うべきは、開催前夜に行われるマイクロソフトによるキーノート。今年も2011年1月5日にマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOによる講演が行われ、多くの聴講者を集めた。バルマー氏による講演のトピックは、現在のマイクロソフトの主力分野である家庭用ゲーム機と携帯電話、そしてPCの3つで占められた。(1)Xbox 360、(2)Windows Phone 7、(3)Windows 7だ。とくにXbox 360の話題は講演の最初に触れられ、Xbox 360 に対するマイクロソフトの存在感の大きさを改めてうかがわせた。

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 その主役は、間違いなくKinect(キネクト)。2010年11月に全世界で発売されたKinectだが、2010年末までの全世界での販売台数は、当初の見込みである500万台を超えて800万台にも達したことが明らかに。「エキサイティングな販売台数を誇りました」(バルマー)と、その成功をアピールした。2011年はKinectのエンターテインメント機能がさらに強化されるとのことで、まずは北米にて展開されているオンデマンドで映画などを配信しているNetflix(ネットフリックス)が、今春にもKinectに対応することがアナウンス。Zuneビデオと同じく、身振りや音声認識で映画を再生したり、一時停止したり……といったことが可能になる模様だ。残念ながら、Netflix自体のサービスは日本のXbox 360では展開されていないが、Kinectのさらなる広がりを知ることができる発表と言えるだろう。

 Kinect関連での新しい発表は、Avatar Kinect(アバターキネクト)。キーノートではその詳細をうかがうことはできなかったが、Kinectを使って自分のアバターでフレンドと交流できるようになる機能となる模様。表情認識などにも対応しているとのことだ。Avatar Kinectはゴールドメンバーシップの会員を対象に今春に無料で提供されるとのこと。日本でのサービスインのアナウンスはないが、当然期待していいだろう。

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▲Kinectの全世界における販売台数が800万台を突破。発売前の予想が300万台、発売直後の見込みが500万台であったことを考えると、マイクロソフトにとっても期待以上の成果だったと言えるだろう。

▲マイクロソフトのインタラクティブ エンターテインメント ビジネスのロン・フォーブス氏によると、アメリカの動画配信サービスのHulu PLUSやESPNもKinectに対応するとのこと。Kinectのサービスは徐々に広がっていく。

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▲バルマー氏のアバターのプレゼンにより、Avatar Kinectが発表された。表情認識をしてくれる。

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 ちなみに、スティーブ・バルマー氏による講演では、Xbox 360の販売台数が6ヵ月間に渡り、家庭用ゲーム機でナンバーワンだったことや、全世界における累計販売台数が5000万台を突破し、Xbox LIVE 会員も3000万人を超えたといった実績が挙げられた。いずれも「2010年はXbox史上最大の年になった」とバルマー氏の言葉も力強かった。「2011年もXboxチームはさらにイノベーションを提供していきます。ゲームだけでなく、映画やテレビ、音楽、スポーツ、ソーシャルな経験など、ほかのハードにはないものを提供し、リビングルームの“ハブ”となっていきます」とコメントした、“ハブ”とは、中継点くらいの意味合いだが、さまざまなエンターテインメントが集合する場所としての役割をXbox 360に期待しているようだ。

 また、ここ数年マイクロソフトが力を入れているWindows Phone 7では、“快適なカメラ機能”や“場所を音声認識で特定できる”、“コピー&ペーストができる”といった「画期的な機能が追加される」ことがモバイルコミュニケーションビジネスのビズ・スローン氏より明らかに。あわせて、Windows Phone 7オリジナルゲームとして、『Fable Coin Golf』が開発中であることが発表された。こちらの詳細は明らかにされなかったが、3人のキャラが使用可能とのことだ。『Fable Coin Golf』の日本での展開は未定だ。

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Fable+Coin+Golf+Game+Play
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 Windows 7の紹介では、「PC史上もっとも早く普及している」、「現時点で、ネットに接続している20%強がWindows 7」といったトピックが報告され、順調にセールスされていることがアピールされた。あわせて、エイサーのデュアルスクリーンノートPC“Iconia”など、最新の機器が紹介された。

 興味深かったのは、テーブル型のPC“Microsoft Surface”のプレゼン。マルチタッチに対応した“Microsoft Surface”は、次世代のインターフェースとして2007年の発表以降注目を集めているが、現在はサムスンとの協力によりその機能をさらに強化させているようで、紙に書かれた言葉を“Microsoft Surface”に認識させるといった機能がデモンストレーションされた。次世代のインターフェース“Microsoft Surface”がどのような形でユーザーの前に姿を現すことになるのか、気になるところだ。

 極めて好調ぶりが明らかになった2010年のマイクロソフトだが、2011年はXbox 360を筆頭にどのような年になるのか……注目が集まる!

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▲2010年11月に発表されたばかりのエイサーのデュアルスクリーンノートPC“Iconia”がお披露目。会場から大きな歓声が湧いた。

▲新しい可能性を感じささせる“Microsoft Surface”。縦置きにして使用することもできるようだ。

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▲Windowsでも大きな話題が! Windows 7のつぎのバージョンのWindowsは、“Chip(SoC)”をサポートすることが明らかに。SoCとは、(System-on-a-Chip)のことで、システムの動作に必要な機能のすべてを、ひとつの半導体チップに実装する方式。これにより、ハードの小型化や製造コストの削減などが図られる。すでに、複数のメーカーとの協力体制が整っており、業界の趨勢を左右するプロジェクトとなりそうだ。

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