HOME> ニュース> 『テイルズ オブ エクシリア』シリーズ生誕15周年目の新生

『テイルズ オブ エクシリア』シリーズ生誕15周年目の新生

プレイステーション3 ゲーム
2010年8月に対応機種とイメージビジュアルのみが発表されていた、バンダイナムコゲームスの看板RPG『テイルズ オブ』シリーズ最新作。スクリーンショットはもちろん、タイトル名やキャラクターデザイナーも秘密のベールに包まれていた。だが今回、ついに情報解禁! 

 2010年8月に対応機種とイメージビジュアルのみが発表されていた、バンダイナムコゲームスの看板RPG『テイルズ オブ』シリーズ最新作。スクリーンショットはもちろん、タイトル名やキャラクターデザイナーも秘密のベールに包まれていた。だが今回、ついに情報解禁! シリーズ生誕15周年記念作品として登場する『テイルズ オブ エクシリア』の魅力をお届とどけしよう。"揺るぎなき信念のRPG"をテーマに掲げる本作は、いったいどんな新要素でシリーズの殻を打ち破るのか!?

teiruzu001

●光と影のコントラストが 美しい世界“リーゼ・マクシア”

 これまでのシリーズとは一線を画す、圧倒的なスケールと美しさを持って描かれる『テイルズ オブ エクシリア』(以下、『エクシリア』)の世界。その背景に注目してみよう。

teiruzu002

●『エクシリア』を成す 5つのキーワード

■リーゼ・マクシア
人間と多くの魔物、姿なき精霊たちが共存している世界。いたるところに多様な精霊が存在し、人間の文明を支えていることは広く知られている。ただし、精霊が何らかの方法で実体化しない限り、人間の目でその姿を捉えることは不可能。

■精霊術
人間は、霊力野(ゲート)と呼ばれる脳の器官から、世界の根源エネルギーとなる“マナ”を発することが可能で、精霊はこれを受け取る見返りとして"精霊術"を発動させている。人によって得意、不得意はあるが、精霊術は誰もが享受することのできる一般的な技術であり、生活の隅々にまで浸透している。照明を灯したり、家を建てたり、巨大な船の動力源にしたりと、精霊術の用途はじつにさまざまだ。

■精霊マクスウェル
数多の精霊たちを束ねる主は、元素の精霊マクスウェルと考えられている。リーゼ・マクシアの発展を支える人間と精霊の共生関係を、マクスウェルが太古より見守ってきたらしい。その実態は、永いあいだ謎に包まれたままだったが……。

■大国“ラ・シュガル”
リーゼ・マクシアは、全土の覇権をめぐって争う二国に大きく分かれている。リーゼ・マクシアの南方を占めるラ・シュガルは、古い歴史がある大国で、精霊術の研究が盛んだ。なかでも、上の写真にある王都イル・ファンは世界随一の巨大都市であり、最新鋭の精霊術を駆使したきらびやかな建造物の数々は、ラ・シュガルの国威を象徴している。近年、国王による独裁体制と対外侵攻政策が強まり、代表貴族が参加する議会は有名無実化している。

■新興国“ア・ジュール”
現ア・ジュール王が建国し、そのカリスマ性をもって北方の少数部族や、辺境の小国をまとめた連邦国家。魔物を操って生活や軍事に使う一族を擁するなど、部族統一による独自の文化を形成している。

teiruzu003
teiruzu004
teiruzu005

●主人公ふたりの視点で楽しめる

 歴代のシリーズ作品でキャラクターデザインを手掛けた藤島康介氏と、いのまたむつみ氏が『エクシリア』で初めての“共作”に挑む! しかも本作の主人公は、プレイヤーが男女のどちらかを選択できるので、好きな主人公の目線でストーリーを楽しめるのだ。ある事件をきっかけに出会う人間と精霊が、いったいどんなドラマを紡ぐ?

teiruzu013
teiruzu014

男性主人公(藤島康介氏デザイン)
ジュード・マティス
声:代永 翼
■年齢:15歳 ■身長:163センチ
医師を志して故郷を離れ、王都イル・ファンの病院で研修中の少年。冷静で要領はいいが、物事の割り切りも早い"いまどき"の子。世話焼きな面もあり、そのせいで厄介ごとに巻き込まれがち。ある日、精霊術の失敗による負傷者がふだんよりも多く来院した際に、精霊たちの様子がおかしいのではないかと考える。担当教授に言付けするべく軍の研究所を訪れた彼は、ミラと名乗る女性と出会い、特別な使命感を帯びた彼女に憧れ、力になりたいと思うようになる。

女性主人公(いのまたむつみ氏デザイン)
ミラ=マクスウェル
声:沢城 みゆき
■年齢:20歳 ■身長:168センチ
地、水、火、風を司る四大精霊を従え、みずからを精霊マクスウェルと名乗る女性。山中の社に祀られていたが、イル・ファン周辺で精霊が大量消滅したことを察知し、真偽を確かめるべく軍の研究所に向かう。世界を律する立場として、責任を果たすための行動にはいっさいの迷いがなく、無責任な者を嫌悪する。また、精霊としての英知を有する一方、人間的な生活能力は皆無で、人間や文化に対する好奇心が旺盛。日常の場面では、天然かつ素直な面を垣間見せる。

teiruzu006
teiruzu007
teiruzu008
teiruzu009

●“共闘”が史上最高に気持ちいい

簡単な操作でバトルフィールドを駆け回り、爽快感溢れる攻防を楽しめる『テイルズ オブ』シリーズ伝統のリニアモーションバトルが、『エクシリア』でさらなる進化を遂げる! ふたりのキャラクターが華麗に“リンク”して戦う新システムを搭載しているぞ。その名も“ダブルレイド リニアモーションバトルシステム(DR-LMBS)”。ふたりが息ピッタリのコンビネーションで多彩なアクションを行い、コンボをつなげて敵を圧倒することが可能だ。下で解説しているACとTPの概念も、コンボの気持ちよさにひと役買っているぞ。

teiruzu010
teiruzu015
teiruzu011
teiruzu012

●ACとTPが リンクを支える

TP(テクニカルポイント)は、術技をくり出す際に消費する値のこと。これまでのシリーズにおける術技には、特技や奥義といった区別があり、通常攻撃→特技→奥義の順番でコマンドを入力すれば、間髪入れずに奥義までつなげることができた。ところが『エクシリア』では、この仕組みが一変! 通常攻撃を含む、あらゆる攻撃を行う際に消費するAC(アサルトカウンタ)がゼロになるまで、攻撃をつなげられるのだ。たとえばACの値が10のときは、種類の異なる攻撃を10回つなげたり、強力な技だけを10回連発してもオーケー。これでコンボが爽快にならないはずがない!

●ufotableが オープングアニメを制作

本作のオープニングアニメと、累計30分相当の劇中アニメを手掛けるスタジオは、OVA『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』などの実績があるufotable。劇場版『空の境界』でも証明済みの、美しい絵作りに期待が高まる!

●主題歌アーティストは浜崎あゆみ

日本を代表する人気アーティストの浜崎あゆみが、『エクシリア』のテーマソングを担当! 書き下ろしの詞と、彼女の繊細な歌声が、聴く者を本作の壮大な世界へ誘うぞ。彼女を起用した理由について、「浜崎さんは詞を書くときも、歌うときも、力強いメッセージを込めることに長けたアーティスト。本作のテーマを深くご理解いただき、制作スタッフを交えて電話で何時間も打ち合わせをするなどして、まさしく"いっしょ"に作り上げています。完全新曲をお披露目できる日が、いまから楽しみです!」と、馬場氏は語っていた。

週刊ファミ通2011年1月13日増刊号(2010年12月22日発売)にはインタビューも掲載。

テイルズ オブ エクシリア
メーカー バンダイナムコゲームス
対応機種 プレイステーション3
発売日 2011年発売予定
価格 価格未定
ジャンル RPG / ファンタジー
備考 プロデューサー:馬場英雄、制作プロデューサー:岡本進一郎、開発:ナムコ・テイルズスタジオ
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)NBGI

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第58回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第58回をお届け。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第39回

サイバーコネクトツー松山社長が『チェイサーゲーム』の短期連載期間中、ゲーム業界のウラ秘話を赤裸々に解説する『デバッグルーム』のシーズン2の第39回をお届け。

【ブログ】TVアニメ『まほなれ』制作陣が未来のクリエイターに語った新規IP作品制作のいろは

現在放送中の完全新作TVアニメ『魔法使いになれなかった女の子の話』(『まほなれ』)の制作陣によるトークショーが10月14日、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)の充光館地下シアター型教室で開催された。

【ありがとう “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第58話

ファミ通.comで連載されている“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第58話を掲載。

【会議室で酒盛り!?】『チェイサーゲーム』シーズン2 第39話 失われた楽園(6)

アニメ業界の闇に切り込む内容となったシーズン2の『チェイサーゲーム』は、実在のゲーム制作会社サイバーコネクトツーを舞台にしたゲーム業界お仕事マンガ。シーズン2の第39話を掲載。

【『戦場のフーガ』開発記録】『インターミッション』第57回

サイバーコネクトツー松山社長が『戦場のフーガ』の開発秘話を赤裸々に解説する『インターミッション』。第57回をお届け。

【漫画の裏側を語る!】『チェイサーゲーム』原作コラム 『デバッグルーム』シーズン2 第38回

サイバーコネクトツー松山社長が『チェイサーゲーム』の短期連載期間中、ゲーム業界のウラ秘話を赤裸々に解説する『デバッグルーム』のシーズン2の第38回をお届け。

【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2024年11月04日〜2024年11月10日

『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』が首位を獲得。PS5 Proは、7.8万台を販売

【ブログ】「Replaying Japan 2024」ヨコオタロウ氏基調講演 ヒット作『NieR:Automata』に見る「AI融合社会」と「人間性の本質」の危うい相関関係

【「Replaying Japan 2024」ヨコオタロウ氏基調講演】 ヒット作『NieR:Automata』に見る「AI融合社会」と「人間性の本質」の危うい相関関係

【もう誰も傷つけない “戦争×復讐×ケモノ”マンガ】『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第57話

ファミ通.comで連載されている“戦争×復讐×ケモノ”をテーマにしたドラマティックシミュレーションRPG『戦場のフーガ』の公式コミカライズ、『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の第57話を掲載。