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平田宏美、今井麻美、原由実が語る『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2』シリーズの聴きどころ
ゲーム Xbox 360 インタビュー●Newアルバム、そしてライブについて3人が語る!
2011年2月24日発売の『アイドルマスター2』に先駆けて展開中のCD『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2』シリーズ。11月3日からキャラクター別アルバム『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -FIRST SEASON-』のリリースが始まり、12月1日に『04 菊地真』、『06 四条貴音』、12月8日に『05 如月千早』が発売された。今回、その3枚のアルバムリリースに合わせて、菊地真役の平田宏美、如月千早役の今井麻美、四条貴音役の原由実への合同インタビューが開催。アルバムの制作過程を織り交ぜながら、本作の聴きどころについて語っていただいたので、その模様をお届けしよう。また、2011年1月に開催されるライブについても語っていただいているので、こちらも要チェック!
▲左から、菊地真役の平田宏美、如月千早役の今井麻美、四条貴音役の原由実。 |
――ソロの各新曲について感想、聴きどころを教えてください。
平田宏美(以下、平田) 今回『tear』を歌わせてもらったんですが、詞を見ていただければわかるとおり、とても大人っぽい内容になっています。もし真が10年後くらいまでにいろいろな経験をしていたら、こういうことも体験するのかなと思えるグッと大人っぽい内容です。曲はひと言で言うとカッコいい曲。歌詞とマッチして聴いていると切なくなるものの、最後には前向きになれるんじゃないかなと思っています。聴きどころは……、各キャラクターの専用曲はどんどん難しくなっていくんですが、それと比例してどんどん腹式呼吸を使うことが多くなってくるので、今回は1曲歌うことでマラソンを走ったんじゃないかというくらいカロリーを消費してそうなたいへんな曲になりました。でも、感動できる曲ですので、ぜひぜひ皆さんも聴いてください。
今井麻美(以下、今井) まず初めに千早のCDだけが一週間ズレてしまって、楽しみにしている方には申し訳ないなと思っています。これは自分でも気にしていたんですが、でもそれを忘れさせてくれるくらい、今回のソロ曲『眠り姫』はすばらしい楽曲です。千早としていろいろな曲を歌わせてもらいましたが、これほどまでに千早の心情、環境などすべてのものを織り込んだ曲に出会えたということが、本当にうれしく思っています。この曲には私としても千早としても思い入れが強くて、レコーディングのことを思い出すといまでも感情が高ぶってしまうんですが、いままで『アイドルマスター』をずっと応援してくださった皆さんや、千早という人を少しでも知り、好きだと思ってくれた方には本当に響く曲だと思いますし、たとえ『アイマス』を知らない人でも曲として圧倒され、一度聞いたら忘れられない曲だと思います。曲を作ったのはバンダイナムコゲームスの椎名豪さんなんですが、レコーディングのときに「CDで聴いてほしいという思いが強いんだ」とおっしゃっていました。おっしゃるとおり、いい環境で聴いたときとそうでないときで、音の空間や繊細さといった空気感などの、曲が持ついろいろな表情が本当に違うんですね。これは聴いてみて本当に衝撃でした。難しいとは思うんですが、できるかぎりいい環境で一度聴いてみてもらえれば、音楽っていいなと思ってもらえると思います。ぜひいい環境で聴いてみてください。
原 由実(以下、原) 貴音として『風花』という曲を歌わせてもらいました。前回の『MASTER SPECIAL』では、『フラワーガール』というかわいい曲を歌わせてもらいまして、あの曲を初めてもらったときは「かわいい曲で来るんだ!」という意外さを感じたんです。それが、今回はとても貴音らしいカッコよくてきれいな曲になりました。覚えやすくすばらしい曲だと思います。ただ、聴いたときに「難しそうな曲だなー」とは思っていたんですが、レコーディングとは別の収録時に「収録一週間前だけど、試しに歌ってみようか」ということになって試しに歌ってみたら、そのときにはまだ貴音が歌う『風花』にはなっていなくて、まわりからも「だいじょうぶなん?」って心配されちゃって……。
今井 by植村(日本コロムビアの植村氏。『アイドルマスター』の音楽CDのプロデューサー)さん(笑)。
原 そのあと歌詞の理解を深めていきつつ、練習を重ねていくうちに、だんだん貴音が歌う『風花』になっていったなと、練習していても自覚していったんです。だから、レコーディング当日には「この前とぜんぜん違うやん」って言われて……。
今井 by植村さん(笑)。
平田 同一人物やね(笑)。
原 歌い終わってとても達成感があり、聴いてみてすばらしいデキになったと思います。そういった苦労があった曲なので、皆さんも聴いていただけるとうれしいです。
――続いてカバー曲の感想をお願いします。平田さんから。
平田 『星間飛行』をソロで歌わせていただいたんですが、キーは出しやすかったんです。ただこの歌に関する表現がすっごい難しいなって。私は、最後の“魂に銀河雪崩れてく”という部分は、「しっとり歌うべきところじゃないの?」って思ったんですけど、ディレクションでは「かわいく」って要求されて。私はあまり表現の方向性でぶつかることはないんですが、この曲だけは「詞の内容的にはしっとり系でしょ!」って、すごいぶつかったなーっていうのが、今回の思い出に凝縮されていますね。結果的に、できあがったものを聴いてみたらかわいく歌って正解だったんだなって。私のしっとり系というのはカッコいい方向性になってしまうので、曲の雰囲気で言ったらかわいさが中心なんだなと、すごく勉強になりました。3人の共通カバー曲『星のかけらを探しにいこうagain』は、人によってアレンジが違うんですが、私はアップテンポなアレンジになっています。自分が主旋律を歌っているときには気づかなかったんですが、ふたりの曲に入れるハモリを録るときに、曲の雰囲気がぜんぜん違って。私の中では明るい曲だったんですが、みんなのときはジャズテイストというか、しっとり系だったので、そこにハモリを合わせるために曲への意識を変えるのがたいへんでしたね。でも、三者三様の味のある歌になって、同じ歌でもそれぞれ違う曲に聴こえるので、続けて聴いたら楽しいんじゃないかなと思います。
――今井さんは?
今井 千早のカバー曲は『愛について』という曲で、なんと驚きのさだまさしさんの曲。私は子供のころからさだまさしさんが好きで、いろいろなところで好きだと公言してきたんですが、あるまじきことに、この曲知らなかったんですよ(笑)。しかも、この曲はテレビアニメ『世界名作劇場』シリーズの『家なき子レミ』のオープニング曲で、私は子供のころから『世界名作劇場』が好きでそれまでの全部を観ていたんですが、『家なき子レミ』だけは丁度浪人中で観ていなかったという(笑)。
平田 観てる場合じゃなかったんだね(笑)。
今井 だから、『世界名作劇場』の主題歌を集めたCDを持っていたのに、『家なき子レミ』を知らなかったがために『愛について』も聞いたことがなくて。最初に「千早のカバー曲が決まったよ。『家なき子』だから」って言われたときも別のほうを……。
平田 あ、わかる。ドラマのほうを思い浮かべるよね。
今井 そうそう。あっちだと思って。でもドラマのほうも同じく浪人中で観てないんですけど(笑)。だから、同情するなら金をくれ的なほうの挿入歌だと思って、家で曲を検索しても引っかからなくて、何の曲だろうと思ったくらいでした(笑)。あと、この曲へのリクエストが、私がさだまさしさんが好きだと言っていた影響があったのかと考えてちょっと複雑な思いもあったんですが、選んでくださったプロデューサー(『アイドルマスター』ファンの呼称)は純粋に「歌を聴いて、千早っぽいから選びました」っておっしゃっていて。たしかに歌詞を読めば読むほど、聞けば聞くほど、千早が歌っているとしか思えないような歌詞なんです。いろいろな喜びや挫折をくり返して、でも何かを信じて、愛については何も言えないけれど、愛が語れるときがくるまで旅を続けるという詞なんですが、千早にとっては歌を歌うことが旅を続ける意味なのかなと。本当に千早が歌ってるとしか感じられなくて、これはすばらしいカバーを選んでもらったなと思いましたね。まさに私の中の千早像が凝縮された曲だなって。曲を聞いてみてからは千早の歌と言っても過言じゃないくらいの歌なのかなと思いながら歌いまして、本当に不思議なご縁だなと思いました。
平田 そうだね。唯一聴いてなかった曲だけど(笑)。
今井 そう。ほかのは全部聴いてたし、観てたのにねー。
平田 これである意味コンプリートだね(笑)。やったね!
今井 そうだね(笑)。でも、本当に衝撃的な曲でした。そして、『星のかけらを探しにいこうagain』は、杏子さんが歌っている元の曲を知っていたので、真に合いそうな曲だなって印象で(笑)。
平田 あははは(笑)。ハスキーボイスだからでしょ?(笑)
今井 そうそう(笑)。ずいぶん前から、真にめちゃくちゃリクエストが来てた曲だったんだって。
平田 へー、そうなんだ!
今井 だから千早バージョンで歌うとどうなるんだろうって。キャラクター性も違うし、どんな風に表現しようかしらと思っていたんですが、アレンジがそんなことを考える隙もないくらい難度の高いアレンジになっていて(笑)。ジャズアレンジなんですが、楽曲はアレンジによっていろいろな表情を見せるんだなって改めて感じさせる仕上がりになったのかなと思います。千早が歌うんだったら……という表情を大事にして、このアレンジだったらこんな風にリズムに乗るだろうとか、彼女なりの表現を考えて歌っています。あと、貴音と真がすごく楽しそうにコーラスをしていて。CDのドラマパートを聞いてもらえるとわかるんですが、千早がふたりを巻き込んでいっしょに歌おう歌おうってやってるんです。3人がいっしょに楽しそうに歌っているのが想像できる、たいへんすばらしい仕上がりになったと思います。
――では、続いて原さん。
原 貴音のカバー曲は『月のワルツ』という曲で、私はこの曲を知らなかったんです。ふだんからこういうジャズっぽい曲を歌ったことがなくて、人生初というくらいで、どんな風に歌ったらいいんだろうって悩みました。いつも歌詞の意味を考えながら練習するんですが、歌詞も不思議な世界の内容だったので、理解するのが難しいなって。でも、原曲が『みんなのうた』の曲だったので、その映像を観たらだいぶこの曲の世界観が理解できましたね。それで、こんな感じかなと思ってレコーディングに行ったんですが、この曲は収録曲の中でいちばん録り始めるまでに時間がかかった曲で、どんな風に録ろうと、方向性が固まるまでだいぶ時間がかかってしまいましたね。最終的には貴音の妖艶な曲、妖しげな雰囲気を表現して歌ってくださいということに決まって録ったんですが、ディレクションの内容を歌詞に書くときに、私は漢字に弱くて“妖”って漢字が思いつかなかったみたいで、“妹”って書いてたんですよ(笑)。
平田 惜しい惜しい!
今井 ぜんぜん違うでしょ!
原 自分でも違うなーって思いつつも、その文字を見ていても妖しい雰囲気にならないのはなんでだろうって思って。
平田 妹だもんね(笑)。
今井 ならないねえ(笑)。
原 そういった苦労もあったんですが、最終的には本当に貴音らしい、セクシーな雰囲気も詰め込まれて。妖しい息づかいも意識していますので、そういう部分に注目して聴いてほしいです。『星のかけらを探しにいこうagain』は、ものすごくあっさり録れたというか、テストで1回歌ったら「そんな感じでいいでーす。じゃあ歌いましょう」となって、もう1、2本歌っただけで「いい感じの雰囲気なので終了です」ってなったんです。こんな簡単に終わるのって私は珍しくて、こんなにあっさり録れちゃったっていうのは、……合ってたんでしょうね?
平田 そうね!(笑)
今井 なんで不安にさせるの(笑)。
原 合ってたんです、合ってたんです!(笑) 曲のアレンジがしっとりしてやさしい感じになっているので、聴いている人が穏やかでやさしい気持ちになるといいなと思いを込めて歌いました。ふだん録り終わったあとのラフ状態の曲は持ち帰らないんですが、これはすぐに「ください!」て言って持ち帰ってずっと聴いていたくらいお気に入りなので、皆さんも聴いて穏やかな気持ちになっていただけたらと思います。
――シリーズ共通新曲の『MEGARE!』についてのお話を平田さんからお願いします。
平田 とても歌いやすかったです。私は歌というのは2種類あると思うんですが、そのひとつが気持ちを乗せて出していくもの。それに対して『MEGARE!』は話し言葉に近いと思うんです。音符を気にするというより、キャラクターの個性を重視して、トークをするように歌を表現していくという代表的な曲が『MEGARE!』かなと思います。とくに2番の冒頭はディレクションで「遊んでください」と言われたので、“もっと何かこう違うんだよねぇ ズバーン!って感じでヨロシクちゃんって!”っていうところを遊んだんですが、1回目2回目で歌ったのがやりすぎたみたいで(笑)。
今井 どこまで行っちゃったのかしら(笑)。
平田 音符を無視しちゃったんだと思う(笑)。
今井 なるほどなるほど。さすがに頼みます、と(笑)。
平田 そうそう。「ほかのキャラと合わせる可能性もあるから、音符は守って」と言われて。真は比較的遊んでいるほうだと思うので、1番、2番の違いを楽しんでほしいです。歌詞は歌の『THE IDOLM@STER』に近いかなと。アイドルってたいへんなんだなって思わせる歌詞だと思います。
――今井さんは?
今井 皆さん「2番は遊んでください」って言われているみたいなんですが、千早さんは遊ばないほうが千早さんらしいのかなってことで。最初はちょっと遊んでみたんですが、スタッフさんと「しっくりこないですよねー」って話になって、それで「だんだん眉間にしわが寄っていく感じはどうですか?」って提案したら「いいね、それ」となって。歌詞にある“もっと何かこう違うんだよねぇ ズバーン!って感じでヨロシクちゃんって!”ってことを千早が言われたら、眉間にしわがよると思うんですよね。それを表現してみました(笑)。
原 えー(笑)。
平田 なるほどー(笑)。
今井 みんなは「ズバーン!」とか気持ちよくやってると思うんですけど、言われた千早が「は?」って言いたくなるような表現にしていったので、ある意味千早らしい感じになったかなと。今回曲を作ってくれたのが高田龍一さんという元バンダイナムコゲームスの方なんですが、不思議とバンダイナムコゲームスの方が作った曲ってわかるよね。
平田 あー、わかります。
今井 『アイマス』だなーって。
平田 “ザ・アイマス”って感じだね。
今井 歌詞もそうだし、曲もそうだし、ほかのキャラクターが歌ったものも聴いていると、キャラの個性がすごく出ているしで、聞き比べていちばんおもしろい曲です。
――原さんは?
原 私も2番目のAメロは遊んでやってみたーという感じなんですけど……。
平田・今井 遊んでみたー(笑)。
今井 結果、どうなったー(笑)。
平田 どうやったー(笑)。
原 不思議なことになった感じなんですけど(笑)。1曲がセリフ仕立てになっているので、お偉い人の立場で言っているようなところもあれば、貴音が「芸能活動しんどいです」って訴えかけているところもありますね。Bメロは皆さんやけにさわやかーに歌っていて、そしてサビはかわいい雰囲気なんですが、“ドッキリ&セクシー?”のところは、「ここはセクシーに歌ってほしいです」というディレクションがあって。「とくに“&”のところはセクシーに言ってくれ」と、何度も何度もセクシーになるまで「♪あん、セクシー」と言っていたんですけど、結果的にそう聞こえていればというのが私のポイントです。ほかのキャラの『MEGARE!』を聴いても個性が違うので、このキャラだったらどう歌っているんだろうって注目しながら聴いてほしいです。
――ジャケットを見た感想と、アルバムのアピールポイントをお願いします。
平田 CDを買って聴いていただいた方は、「ソロ曲とこの衣装は一致しているのか?」と……。
今井 ジャケット詐欺ですか(笑)。
平田 言われてしまいました(笑)。そう言われてもおかしくない。でも、この衣装『星間飛行』だと思う(笑)。だって、アルバムで最初に歌ってるの『星間飛行』……じゃなかった『tear』だ(笑)。真が「僕、じゃあ『星間飛行』がいい!」とか言ってこの衣装になったんだと思いたい。それくらいかなりギャップがある感じなんですけど。ただ、このイラスト、私は最初ラフで見たんですが、えっっっらいかわいいなって思って……。(今井と原を見ながら)ちょっとすみません。ダントツじゃないのって。すみません、ホント(笑)。
今井 そうね。それは譲るわ(笑)。
原 かわいい(笑)。
平田 ジャケットのところでは、いままでの中でも断トツにかわいいんじゃなかろうかってくらいの真さんなので。
今井 ギャップ萌えですね。
平田 ただCDを聴いたら、おかしいないつもどおりじゃないかっていう内容で。男らしい……、「いや、男?」って思うくらいのレベルだと思うので、CDとジャケットのギャップが著しく激しいのが真なんじゃないかなと。一粒で二度おいしいと表現させていただいているんですけど、表紙で萌えて、中で燃えていただければうれしいなって思うCDですね。
――では、今井さんは?
今井 珍しいんですよね。千早が笑ってカメラ目線というのがかなりレア。
平田 え! あー、でも確かに笑わないよね。
今井 いままで笑顔があっても微笑みだったりして、ニコッて笑うのはなかったんです。今回のシチュエーションを考えると、あくまで個人的な想像ですけど、今回のアルバム制作に関して千早はノリノリだと思うんですよね。そのときにカメラマンさんがふだんは千早が笑ってくれないから、レコーディングの最中にうれしそうにしているのをパッと撮ったのをそのままジャケットに使ったみたいな……。
平田 妄想著しいねえ(笑)。いいよ、いいよー(笑)。
今井 「こんな笑顔はめったに撮れないからジャケットに使おうよ」って言うのを想像できるくらいステキな笑顔だなと。お洋服も、私の見解だと千早さんは地味なものが多かったんですが、みずから花柄を着るというのは……。
平田 とうとう花柄に手を出したね(笑)
今井 彼女の心の成長を垣間見た気がします。私もこういうお洋服が好きなので、同じような服を探そうと思っています。
――原さんは?
原 おすまししてますっていうお上品な感じで、貴音の高貴な感じが出ていると思うんですが、このジャケットを見た人からよく「雰囲気が似てるね」って言われるんです。
今井 似てるー。
平田 うんうん。
原 自分ではよくわからないんですが、CDの中のほうで見てもらえると、もう少し下も見えるので、ちょっと違う雰囲気に見えると思います。こんなお上品なお嬢様っぽい女の子から、『月のワルツ』や『風花』といったいろいろなタイプの曲、いろいろな表情が出るというのが不思議だなと自分でもすごく思いますね。……似てるかしら(笑)。
平田 似てる似てる!
今井 似てるよねー。
原 貴音みたいなスタイルは持っていないんですけど(笑)。
平田 ボンのキュのボンだもんね。
今井 意外と視線が行っちゃうよね。私、これに似たエンジのスカート持ってるから、今度履いてみなよ(笑)。
平田 いい交換だ(笑)。やったね!(笑)
原 ありがとうございます! なんかのイベントで着ます! 貴音は衣装だと露出の多い恰好をするんですが、もともと開発スタッフからのオーダーであんまり肌を見せないようにしてくれというのがあったようで。だから、ゲームでも首のところまで閉まっている私服ですし、脚もタイツみたいなものを履いていて、肌が見えないようにしてあるんです。
今井 わかるわー。だって千早も夏でもタートルネックだもの。ガラなしみたいなね。
平田 せつなーい!(笑)
原 今回、こんな……袖のないやつなんて言うんですか?
平田・今井 ノースリーブ?
原 ああ、ノースリーブ。
平田 残念!(笑)
原 ノースリーブを着て、おすまししている貴音というのは貴重だと思いますので、楽しんでいただけたらと思います。
平田 私、貴音のジャケットイラストでボツになったのをなんとなく聞いたんだけど、言っちゃいけないのかな?
今井 ゴーゴー!
平田 いいかな。ラーメン食べてる絵。
今井 ボツだね(笑)。ギャップ萌えでしょ?(笑)
平田 そうそう(笑)。ラーメン好きでしょ?
原 好きです!
平田 でも、彼女だけラーメンを食べているのってどうなんだろうってことでボツになったみたいなんだけど。
原 あやー、見てみたかったですね。
今井 それはそれで見てみたい。
平田 そうそう。どっかで使ってほしいなーって。
今井 こんなおしゃれな感じでおすまししているのに。
平田 中開けたら、ずるずるずるって(笑)。
原 どこかで見たいですけどねー。今後、可能であれば杏仁先生(『アイドルマスター』のCDジャケットイラストなどを担当している杏仁豆腐氏)に描いてもらって。
今井 ♪ちゃらーらーららーらー(『風花』のメロディーを口ずさみながら)って歌いながらすするんでしょ?(笑)
原 そうそうそう。
今井 却下で(笑)。
原 えええええ(笑)。
平田 残念ながら却下でございます(笑)。
今井 見たいけど、却下(笑)。CDはやめておこうってことになったんでしょうね。
――2011年1月10日にパシフィコ横浜で行われるライブ、“THE IDOLM@STER 2 765pro H@PPINESS NEW YE@R P@RTY!! 2011”まであと1ヵ月ちょっとですが、意気込みをお願いします。
平田 もうすぐで1ヵ月を切りますけど、ぶっちゃけちゃっていいのか?
今井 ゴーゴー!
平田 ほとんど何もしてない状況です(笑)。
今井・原 きゃーーーー!
平田 やばい! 本当にやばい!
今井 昨日、たまたま3人でレッスンしていまして。合同レッスンなどもありましたが、ちょこちょこと。
平田 現状を考えるとかなり不安ですが、これからダンス、歌のレッスンで詰めていって、それが自信につながるので。現状は不安ですけれども……。構成をいろいろ見ていますが、とてもいいものになると思っています。もしこの日が空いているなという人がいたら来てくれると嬉しいなって思います。
今井 『アイマス』のライブというのはいつもいつも楽しみで。自分のキャラなのでどうしようもないんですけど、本当に楽しみなので本番前に180パーセントの力を使って意気込みを練習などにぶつけてしまうんです。それが、今回はいろいろな方からセーブするようにって、首根っこをつかまれています(笑)。本当に直前で疲れてしまうことが多いので。とくにお正月になると、ふつうにお休みもあると思うんですよね。いままでだと直前までレッスンしているんですが、「お正月休みが入ることで自主練ばっかりして、本番クタクタにならないでくださいね。口が酸っぱくなるほど言い続けますから」とスタッフから言われています(笑)。のんびりかまえつつ、かなり楽しみにしているので、来た人は来てよかったと絶対に思えると、私は思います。期待してほしいと思います。
原 徐々にレッスンも始まってきて、ほかの人の振り付けや、自分の振り付けを見ても、またすばらしいライブになるんだろうなっていうのが、なんとなく……じゃない、そうなるんですけど!
平田 未来は決まってるのね(笑)。
原 私的にいちばん気をつけようと思っていることがあって。それはお正月休みがあるということなんですが、お正月に大阪に帰るとなぜか太って帰ってくるんですよね。
今井 なんとなく想像はつきますけどね。
原 そうなんですよね。大阪に帰ると、「由実、これも食べ。これも食べ」っていろいろ出されて、休む間もないくらい食べているので、そりゃ太るだろうということなんですけど。今年はライブが1月10日にあるので、バーンバーンと太った状態で出るわけにはいかない。
今井 衣装が入らなくなっちゃうからね(笑)。
原 そうなんですよ(笑)。いまのレッスンももちろんそうですし、正月の自分のありかたも気を付けて、ライブに向けて調整してベストな状態でライブを迎えたいと思いますので、お楽しみに。
――では、最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
平田 『アイマス』は本当に長い作品です。まさかこんなに長く関われるとは思っていませんでした。ゲームはだいたい録り終わったらそこで終了。販売が始まったら、製品版をもらってわーいって遊んでひと区切りっていう感覚がほとんどなので、こんなに長く関われて。もしかして10年くらい?
今井 8年目かな。
平田 それくらい長くひとつの役を演じさせていただけるなんて、この先考えてもないんじゃないかと思うくらいで。長く演じさせてもらって感謝しています。こういう環境を作っていただけたのは、応援してくれるプロデューサーの皆さん、スタッフの皆さん、かつ出演している皆さんの力がギューってなって、バーンってなって、ワーって……。
今井 真っぽいなー(笑)。
平田 まあね、まあね(笑)。その結果がいまだと思いますだから、本当に感謝してもしたりないくらい感謝しています。今後も『アイマス』はまだまだ続きます。どんどんみんなといっしょに高みを目指して頑張っていこうと思いますので、今後とも応援お願いします。
今井 宏美ちゃんも言ってましたが、『アイマス』という作品は人生の一部になっている状態で、生きてきた中で人生の4分の1くらいを締めている作品なので、本当に大事な作品です。キャラをいちばんに考えてくれているのはもちろんですけども、ライブなど私たち自身も表に出ることも多い作品ですので、スタッフの皆さんが支えてくれています。ライブひとつやるにも、CDを作るにも、ゲームを作ろうとするにも何年も歳月もかかるし、労力もかかるしで、本当に多くの方が支えてくださって、最終的にはそれを聞いたり、楽しみにしてくださっているお客さんがいるからこそ、この作品は私たちが関わって8年、デビューしてから丸5年という歳月を乗り越えられたんだと思います。千早という人は不思議なもので、本当に縁深くて。信じられないくらいシンクロしていることが色濃く出ている人で、彼女と出会えたことが人生で本当に奇跡みたいなことです。これからも彼女を歌わせてあげられる人はいま現在は私しかいないと自分でも思っているので、彼女がこれからも歌を歌い続けていくために、私も一生懸命努力してがんばっていきたいと思います。ひとりでも多くの人にいろいろなコンテンツを楽しんでいただけるように、できることをしていこうと思っております。
原 私は途中から『アイドルマスター』という作品に関わらせてもらったんですが、ふだんできないような初めての体験をいっぱいさせてもらって、作品にとても感謝しています。それまでの長い歴史を先輩キャストの皆さん、スタッフさん、クリエーターさんががんばって、そして応援してくださるプロデューサーさんがたくさんいるからこそ、ここまで長く続き、そしてこの作品にありがたいことに参加できたと思います。これからもますます『アイマス』の歴史を長く長く、皆さんに愛されるようにがんばっていきたいと思います。
取材・文章:世界三大三代川
※コロムビア『アイドルマスター』公式サイト
※THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB
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