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『COLOR SANCTUARY』アルバム発売記者会見の模様をお届け

アニメ インタビュー
2010年11月23日に、自身初となるソロアルバムをリリースする声優の今井麻美。そのアルバム発表記者会見の模様をお届けする。

●自身初のアルバムへの強い想いを今井麻美本人が語る

 2010年11月23日に、自身初となるソロアルバムをリリースする声優の今井麻美。2009年よりシンガーとして活躍してきた彼女のアルバムということで、ファンが待ち望んだ作品であり、何より彼女自身、自分を歌で表現する1枚として気合十分で臨んでいる作品と言えるだろう。そんな1stアルバムについて、またアルバム発売後の展開についての記者発表会が開催された。こちらの会見の模様はUstreamで配信され、アーカイブも残されているため、すでにチェックしている人も多いだろうが、発売まで1ヵ月を切ったいま、改めて会見の模様をお届けしていこうと思う。

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▲こちらは、『COLOR SANCTUARY』の仮ジャケット。まだ完成したものではないとのことだが、すでに力の入り具合がよくわかる出来栄え。

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――1stアルバムを発売できることになった感想は?
今井麻美(以下、今井) いつもCDを発売するときに「実感がないんですよ」なんていう話をさせていただいているんですけれど、今回ももれなくそんな感じで(笑)。現物が手元にくるまでは、なかなかりアリティーが出てこないというか。いまもCDのジャケット面や中身など、すべてのことについてスタッフのみんなと試行錯誤しながら作っている真っ最中。そういった意味でも、制作活動をしているので、出ないということはないんですけれども、やっぱり実体として手のひらの上で自分が見ないとまだ現実味を帯びないんですよね。一個一個モノづくりをしていくうえでちょっとでも気が抜けてしまうと、納得のいかないものに仕上がってしまうこともあると思うので、手元に現物が届くまでは一生懸命作っていきたいな、と思っています。まだまだ気の抜けない状況ですね。

――小さいころから歌が好きだった今井さんが、ついにアルバム発売ですよ。
今井 それも実感ないんですよね。だって急に「アルバムですよ」って言われてどう思います? ホント、そんな感じなんですよね(笑)。子供のころ、好きな歌手の方がアルバムを出すというとやっぱりうれしくて早く出ないかなって思ったり、ワクワクして発売当日に買いに行ってすぐに聴いたりするのがすごく好きだったんですよ。その感覚に皆さんもきっとなってくださっているんだろうとは思うんですけれど、いざ自分がアルバムを発信する立場になってみると、本当にリアリティーがないんですよね。私の想像力不足なのかもしれないですけれど。

――まだ作り始めたばかりですしね。
今井 ようやく形になってきたというところで、少しずつ詰めている段階でもあるので。私はわりと石橋をガンガン叩いてギリギリまで渡らないみたいな慎重派でもあるので、「アルバム最高のものができますよ!」っていまの段階では言えない自分がいるんだと思うんですけれどね。

――現時点で発表できる大枠の概要というのを教えていただければ。
今井 アルバムのタイトルはすでに決定しておりまして、曲の名前にもなっているんですけれども、こちらは『COLOR SANCTUARY』というアルバムタイトルになりました。アルバムを制作するにあたって、最初に表題曲となる曲作りからまずは始めさせていただいたんですけれども、そのときに自分をいちばん表現できるものってなんだろうと考えたんです。いままで出してきた曲は、いろんなテイストの曲があったと思うんですよね。かわいいのもあれば、カッコいいのもあれば、荘厳なものもあれば。そういったいろんなバリエーション、いろんな色が詰まったアルバムになるだろうな、というイメージが沸きました。そして、「いまいちばん愛しているものは何ですか?」と聞かれたら“自然”とか、“地球が作り出す創造物”といったものを心から愛したいという気持ちがムクムクと湧きあがってきているんですね。そういった意味でも曲自体も“地球”というものをテーマにして、歌詞や曲のイメージ、音作りというものを、地球の中のひとつ、構成物として作っていきたいんです。アルバム自体が私がいちばん愛している地球というものを表したいなって思って。“SANCTUARY”というのが“聖域”という意味なので、いろいろな色が混ざり合った聖域をここに表現したいという意味を込めて、それを私の中での造語として『COLOR SANCTUARY』と名づけました。発売日のほうもすでに決定しておりまして、2010年11月23日に発売することになりました。今回なんと、通常盤とDVDつき初回限定盤と、なんと驚きのBlu-ray(Disc)つき数量限定盤の3タイトルです!(笑)

――おおおおおおおお(棒読み)
今井 なんか(驚きかたが)ウソっぽい!(笑) まぁでも、ぶっちゃけちょっと大丈夫かなって自分でも心配なんですけど(笑)。

――え? 何がですか?
今井 だって、Blu-rayで出しちゃうんですか!?

――高画質でいいじゃないですか。
今井 今回、DVDとBlu-rayには映像がついているんですけれども、この中に入っているのがいままで撮りためてきたPVと今回新たに『COLOR SANCTUARY』のPVを撮りまして、そちらの映像とメイキング映像が入っているんです。これがBlu-rayのほうだと、いままでのものもHD画質で観られるらしいです。

■自分自身を感じ取ってもらえるようなアルバムに

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――コンセプトの地球ですが、なぜ地球だったんでしょう?
今井 私がいちユーザーとしてCDを買いたいと思うときは、たとえばすごく好きなアーティストさんだったらもちろんシングルから買ったりするんですけれども、ちょっと気になっているアーティストさんが「アルバムを出しますよ」となったときに、いままでは買っていなかったけども、手にとってみたいなって自分自身が思うことがやっぱりあるんですよね。そういうときの手に取ったいちばん最初の印象って、アルバムで印象付けられるというか、この人はこういう世界が表現したいのかなって、最初に手に取ったアルバムで脳の中に焼きつけられるというか。たとえば私が槇原敬之さんのアルバムを中学生のときに買ったんですけど、いちばん最初のアルバムが、いまでもマッキーの代名詞になっているみたいなところがあって、最初に手に取ったアルバムってすごく印象深いものになるのかなっていうイメージが自分の中であったんですね。なので、私ってどんな人なのか、というのをそのアルバムを手に取っただけでピンと来るようなものに、どうしてもしたかったんです。いままではシングルを出させていただくときに、作品ありきというパターンが多かったので、作品の世界のイメージをすごく大事にしたいという思いがありました。私もアニメやゲームがすごく好きな人間なので、原作となる作品の世界から外れたくないという気持ちが強いんです。映像作りに際してもすごく気を使いながらどっちから見てもいい作品になるようにしたいっていう強い想いがあったのですが、今回に関してはこれを手に取っただけで、「あ、今井だ」と感じとっていただけるようなタイトル、内容にしたかったんですね。私をいまどんな人かというのをひと言で表すとしたら、きっと自然物に憧れている人、というのが自分の中での自分分析なんですよね。自分自身、いま東京に住んでいるし、大自然の中で生きているわけではないんですけれども、ちょっとしたきっかけで田舎に行ったりとか、テレビとかで自然のものを観たりすると、自分が想像している以上に惹きつけられるものがあったりとか、えぐり取られるような気持ちになったりとか、すごく懐かしい気持ちになったりと、想像以上にインスピレーションを受けることが多いんですよね。そういった意味でも“私”と“自然”というものが切っても切れない関係なのかな、という印象が強いです。いまはどうしてもお仕事の関係上、こういった都会の中で暮らしていますけど、いつかは本当に野山を駆け巡りながら生活してみたいとか、大空を飛んでみたいとか、なんなら大気圏外から地球を眺めてみたいとか、そういった夢や憧れみたいなものが自分の根底の中に流れている気がして、そういう憧れをアルバムの中に詰め込みたいなって想いました。

――表題曲の『COLOR SANCTUARY』が、すでに完成しているということですが
今井 この曲を生むのもたいへんでしたね。私の中でのイメージが最初はぼやけていた部分があったんです。“地球”をテーマに曲作りをして、聴いただけで私だってわかってもらえるような曲にしたかったので、ただただそのイメージだけで最初は曲作りを始めてもらって。そうしたら、すり合わせみたいなことが難航しまして、全部で6回曲の書き直しをしていただきました。

――苦労したとのことですが、『COLOR SANCTUARY』は作詞・作曲はどなたが担当されているんですか?
今井 作曲は、プロデューサーの濱田(智之)さんがやっていて、作詞は自分でやらせていただきました。私は作詞をするときは、曲先でやらせていただいているので、曲をさきにいただいたところに、メロディーからくみ取れるような言葉というのを何度も何度も100回も200回も聴いて言葉を生み出していくという書きかたをさせていただいているんです。その分、曲を先に書いていただかなければいけないので負担をかけてしまったりはするのですが。

――どういうイメージで詞は書かれたのですか?
今井 いただいた曲自体、メロディーがすごく力強くて透明感があって、私がこういう曲が欲しいって思っていたそのままの曲が仕上がってきたんです。地球が醸し出す空気だったり音だったり、表現だったりというものが曲の中に内包されていたので、私が描きたかった“地球”というものを詞でも表現したいと思いました。

――作詞でこだわったところは?
今井 通常の歌に比べて思っていた以上に、Aメロ、Bメロの字数が少なかったんですね。だから、言いたいことをすごく簡潔に詰め込んでいかないといけなかったんです。説明をしていると文字数がぜんぜん合わなくなってしまうので、本当に凝縮して凝縮して……という作りかたをしています。曲をいただいた時点で、描きたい世界は目の前に広がっていました。ただ、はっきりと“地球”という言葉を出したくはなかったので、いろいろな言葉や表現で情景がどんどん揺れ動いていって、目の前を通り過ぎていくというような雰囲気を詞でも表現できればと考えていたんです。それを簡潔に簡潔にまとめていかなきゃいけなかったので、いままで以上に曲を聴いて、いままで以上に何度も何度もスケッチブックに歌詞を書いて、その中で無駄な部分を剥ぎ取っていって、いまの歌詞が出来上がったという感じなので、産みの苦しみをすごく感じましたね。じつはレコーディングの当日ギリギリまで悩みながら考えたりしながら作っていました。

――ひとつだけ気になったんですけれど、スケッチブックに歌詞を書いているんですか?
今井 そうなんですよ。私、歌詞を書くときにいわゆるふつうのスケッチブックありますよね。テレビ局のADさんが持っているような。アレで作詞をするんですよ。滑りのいいボールペンで思いついた言葉をどんどん書いていくんですね。いわゆる文章を書くという感覚よりは、絵を描いているような感覚にすごく近いんですけれど、その文字が羅列された1枚が、すごく絵画的に見えていて、それを眺めていると頭の中が整理されてきて、自分が描きたかったものがよりハッキリとして、ちょっとずつ無駄な部分が剥ぎ取られていくんです。そのあと、書いたものを見ながらつぎのページに選抜された言葉を清書していくっていう書きかたをするので、私の作詞作りではスケッチブックが欠かせないんですよね。

――おもしろいですよね。見てみたいですよ、そのスケッチブック。
今井 ホントですか? よく持ち歩いているので、機会があったら。

――何かのイベントのときにでも見せていただきたいですね。

■過酷な状況の中、撮影したミュージッククリップ

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――『COLOR SANCTUARY』のミュージッククリップを撮影したということですが、撮影はいかがでしたか?
今井 聞いちゃいますか? 聞いちゃいますか、それ。とにかくPV撮影って体力を使うなって『シャングリラ』のときに痛感して。本当に映像系のお仕事をされている方ってたいへんだなって思ったんですけれども、朝から晩まで根をつめて、皆さんで協力しながら、休憩なしで一気に撮影するというようなことをしていたんです。今回も“地球”がテーマなので、外で撮影することを決めていたんですが、私が思っていた以上に、正直生命の危機を感じるほどに、超絶スペシャル弩級過酷でした!(笑) もう、ホントに「生きて帰ってきて、よかった!!!!!」っていう、地球の神様の悪戯みたいなものを感じましたね!! 撮影中にね!

――うんうん。(海に)落ちちゃいそうでした。
今井 でも、ホントPV撮影すごかったんです! 今年は猛暑だったじゃないですか。撮影自体は(2010年)9月6日に行ったんですけれども。

――大阪・名古屋の『シャングリラ』イベントをやって帰ってきてPV! みたいなね。ハード!
今井 (笑)。じつは『シャングリラ』のイベントのときに、名古屋の会場で「つぎのPVを撮るとしたら、どんなPVを撮りたいですか」という質問をしてくださった方がいて、じつはその翌日に撮影するっていうことをまだ言えなくて(笑)。あのときは、まだ心が平和だったので、「どんなのがいいかなー?」とか、まだはっきり言えなくてごめんねぇと思いながら「曲に合わせて考えるんですよ」なんてお話をさせていただいたんですけれども。まさか翌日にあんなことになるとはホントに思っていなくて。今回、地球というテーマなので、海と山と空と大地っていう4つのキーワードを全部盛り込んで撮影をさせていただいたんですね。おもな撮影場所としては、海と山で、最初に海の撮影ということで、神奈川の城ヶ島というところにロケに行ったんです。じつは、その数日後に台風が来ていたんですけれども、撮影していたときは台風が近づいているということを存じ上げなくてですね、「おかしいな」と薄々は気づいていたんです。ふだんは海がわりと穏やからしくて。スタッフの方がロケハンに行ったときも、海がキレイに広がっていて穏やかだったそうなんです。ただ、撮影のときはおそらく台風の影響だと思うのですが、空はとっても晴れていて、雲もとってもステキで、太陽もギンギンに照りつけているのですが、とにかく波が高くてですね(笑)。撮影を順調に進めていて、お昼を過ぎて波が満潮になるに従って、私たちがいるところまで波が上がってくるようになってきまして。初めのうちは皆さんが守ってくださっていたので大丈夫だったんですけれども、ある一瞬気を抜いたときに、私もちょっと水を思いっきりバシャっと被ってしまいまして濡れてしまったので、着替えに戻ったりしながら撮影を続けていたんです。そのあとは絶対に波が届かないであろうイチバン高いところへ移動して撮影を始めまして。一回着替えてもいるし、お風呂にも入っているし、メイクもイチから直して。「今井さんここでいい画撮りますよ!」って感じの空気だったんです。スタッフの皆さんも潮を被りまくりで、結晶が体中にいっぱいついている状態だったんですけれども、ものすごくがんばってくださって。私も「負けられない。この気持ちに応えなくちゃ」と思って、全身全霊の気持ちで海に向かって歌っていたんですね。そうしたら、過酷な状況で撮影を続けていたのでスピーカーが途中で止まってしまったんですね。それで音が止まってしまったんですが、それでもなお気持ちが入り込んでいたので歌い続けていて、サビの部分もすごく気持ちよくガッと歌ってフッと目を閉じた瞬間に、何か気配を感じたんですよ。それで、ハッと目を開けたら目の前が真っ白になっていて(笑)。「うわっ!」と思ったら、何ていうんでしょうね、たとえていうと、私の首根っこを掴んで、お風呂の中にポチャンとつけたぐらい濡れていたっていう(笑)。それぐらい過酷というか、すごいロケだったんですけれど、『COLOR SANCTUARY』の持っている力がすごいな、と思うところもありました。今年は本当に猛暑が続いていたのもあって、ふだんだったら秋だったりとか、そろそろ冬に向けて景色が変わり始めているという映像が撮れると思っていたのに、直前まで真夏の入道雲が出ているような感じで、「そのイメージじゃないんだよな」って、じつは内心思っていたんですよね。ただ、台風が来たことによって雲の表情とか、海の表情とか、風の吹きかたひとつにしても目まぐるしく変化していくんですよ。私が撮りたかった映像というのは、まさにそれで。地球っていうのはホントに一色じゃなくて、いろんな色があって、いろんな表情を見せるんだよ、ということが曲の中に込めたかったメッセージでもあったので、本当に奇跡のような瞬間がたくさん映像として撮れました。その後、山のほうに移動して衣装を変えて撮影をしたときにも奇跡的なことがおきまして。前日までは夜でも暑い日が続いていて熱帯夜だったんですけれども、気圧の変化の影響なのか、その日ははっきり言ってめちゃめちゃ寒かったんですよ。まさかこの撮影で毛布が必要になるなんて誰も思いもしなかったぐらい本当に寒くて。ただ、森の中で表現したかった空気感というのが、熱帯夜ではなかったんですね。張り詰めたような空気だったりとか、怖さを感じられるような森の奥深さみたいなものを表現したかったんです。だから、たぶん一日ズレていたら表現できなかったと思うんですよね。前日だったら熱帯夜だったと思うし、翌日だったら台風直撃で撮影自体ができなかったと思うので、本当に絶妙なタイミングで撮影ができたという意味では、この『COLOR SANCTUARY』という曲が持っている力っていうのがすごいんだな、ということを他人事のように感じました。「この曲すごいな」って「呼び寄せる力を持っているんだな」って思いましたね。ただ、本当にバシャーって波を被ったときには、コーディネートしてくれているスタッフの方がトコトコトコってやってきて、「今井さん、頼むから奇跡呼ばないでよぅ」って仰られていて(笑)。それがすごくおもしろかったですね。

――大自然って感じがしましたよ。ばさーって今井さんが波に覆われていくところを見ていたら。
今井 正直、スタッフの皆さん誰ひとりとして笑っていなかったんですけれど、あの現場で笑っていたの私と藤本さんだけでしたよね(笑)。みんな顔面蒼白で「もう終わった……」みたいな空気だったんですけれど、そんな中、ふたりだけ陽気に笑っていて。

――俺、ひどい人みたいじゃない?(笑) いや、イチバン最初に崖の上に行ったじゃないですか。そのときに初っ端に波を被っていたんで、「こういう感じで被るのね」ということがわかっていたんですよ。それで崖側に落ちることは絶対にない、ということもわかっていたので、意外と安心して見ていられました。
今井 ホント、(藤本さんが)ギリギリのところに立たれたりするから、私のほうがハラハラしちゃいましたね。

――しかし、アレは晴れ女っていうんですかね。
今井 奇跡でした。奇跡呼んじゃいましたね。

――毎回天気は合ってるんですよね。
今井 曲には合っているんですよね。『HORIZON』の撮影のときも、2月というふつうなら曇天が広がってしまうような季節なのにも関わらず、日焼けしてしまうほどの晴天だったりとか。『Strawberry 〜甘く切ない涙〜』の撮影のときは、(曲の)2番で雨が降ってほしかったところ、見事に雨が降ったりだとか。わりと結果的には奇跡を呼ぶ状態にはなっているのかな、と思いますね。

――奇跡を呼ぶ女って感じで(笑)。
今井 (笑)。(『COLOR SANCTUARY』の撮影では)嵐の前だったから夕方の空の色なんかも本当にキレイでした。幻想的な、おとぎ噺みたいな色になっています。これも映像で残っているので、皆さんにお届けできるかと思います。

――『COLOR SANCTUARY』以外にあと2曲新曲が入るそうですが。
今井 “ザ・わたし”みたいな曲と、バラードをいま製作中です(※取材時点)。

――それ以外にもいろいろな曲が入っているわけですが、何曲ぐらいになるんでしょう?
今井 全部で14曲ぐらいになると思うんですけれども。いままでかわいい曲からカッコイイ曲、壮大な曲、荘厳な曲まで、いろんな色を混ぜてきたので、その曲どうしをつなぐような架け橋になるような曲を新曲として表現していきたいな、と考えています。そういった意味も含めて、全部出来上がった状態でイチバン最高のバランスでできるアルバムを作ろうと思っています。

■1stライブはクリスマスに開催!

――じつはここで、もうひとつ今井さんの口から大発表をしていただければと思います。
今井 言っちゃいますか。言っちゃいますか。ああ、どうしよう(笑)。でも、これ言っちゃったら現実のものになるんですよね。………………………………じつはこのファーストアルバムを引っさげてのファーストソロライブをすることが決まりました!

――おおおおおおお。
今井 わー、言っちゃったどうしよう〜! あとに引けない! しかも、日にちが! どうしましょう、これねぇ……考え直したほうがいいんじゃないですかね? 皆さん忙しいと思うんですけど、どうしよう、誰も来てくれなかったら……。じつはですね、ちょっと申し上げにくいんですけれど、2010年……、12月の……………………25日!(がっくりうなだれる)
一同 爆笑

――なんで倒れてるんですか?(笑)
今井 だって! 世の中の人はクリスマスと言えば、恋人どうしで語らいあったり、家族で七面鳥食べたり、そんな日ですよね!? みんな来てくれるかしら!?

――いや、クリスマスは今井さんといっしょですよ。
今井 あはははー(引きつり笑顔)。どうしよう、「予定が……」とか(記者の)皆さんにも言われたら!

記者A 約束しますよ!
今井 ホントですか! 絶対ですよ。あとで念書を書いてください(笑)。私このライブの話を伺ったのが、夏前だったと思うんですね。忘れもしない夜中の11時ぐらいにウチのマネージャーとプロデューサーさんから呼び出しを食らってですね。「ちょっと相談したいことがある」と。それで喫茶店に行ったんです。それでずっと打ち合わせをされているんですよ、ふたりで。「なんの打ち合わせかな?」と思いつつ、眠かったのでボーっとしながら「ほうほう」と聞いていたら、「大丈夫だよね?」って急に言われたんです。それで「何がですか?」と尋ねたら、「大丈夫だよね! ファーストライブ、クリスマスで」と。「どうせ、予定入ってないでしょ?」って(笑)。……ないですけど!(笑) 「でも、安心して。イブは開けておいたから!」って言われて、でもそれってライブ前日じゃないですか! 準備とかあるじゃん! と。そんなコントみたいな形で、私に対する発表があったんです。12月25日なんて、皆さん年末で忙しい時期でご実家に帰らなきゃいけない方もいらっしゃると思うので、たいへんご迷惑な時期じゃないかと、私はハラハラして……。チケットが売れなかったらどうしようと(笑)。ひとりでライブを行うのはこれが初めてになると思いますので、どんな風に作っていっていいのかもわからないんですよ。CDの製作についてはいままで経験を積んできたので、アルバム作りに関してもすごく楽しみながらやらせていただいているんですけれども、ライブ自体は本当に初めてなので、どんな風にすればいいのかが、まだ自分でもわかっていないところがあるんですよね。試行錯誤しながらこれから3ヶ月のあいだ、来てくださった方がまた来たいと思えるような、そして本当に来てよかったと思えるようなライブ作りをしていきたいと思っていますので、当日遊びに来ていただけたらうれしいな、と思っております。

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▲1stライブをクリスマスに開催すると発表した途端に机に突っ伏す今井。

――ここから質疑応答タイムとさせていただきます。質問のある方?

記者A 収録予定曲はまだ固まっていないということですけれども、新曲以外でご自身的にこの曲は絶対に入れたいと思っている楽曲があったら教えていただければ。
今井 そうですね……、『シャングリラ』は自分の中でも代表作になったなぁという自負のある曲に仕上がっているので、そういった曲は間違いないく入ってくるとは思うんです。でも、今回どうしてもアルバムの中に入れたかった曲が1曲ありまして、いままでシングルの中には入っていなかった曲なんですけれども、『のーふぇいと』というゲームの挿入歌として使われていた『蒼穹ノ月』という曲です。この曲を個人的にどうしても入れたくて。ただ、初めの企画の段階では、アルバムの中に入る予定ではなかったので、プロデューサーさんに“なぜ入れたいのか”っていう話を何度も何度もさせていただきました。そんな私の熱意に応えてくださって、今回収録されることになっています。この曲をレコーディングしたのが去年(2009年)の暮れだったんですけれど、その時期は、私の中で歌を歌うということに苦しんでいた時期でもあったんですよね。いままでは楽しいだけで歌を歌ってきたところがあったんですが、自分が思い描いているように歌えないときがあったりとか、こんな風にこの曲を仕上げたいというイメージがあるのに、自分の技量が足りなくて、そこのハードルまでぜんぜんたどり着けてないって自分が感じちゃって落ち込むことが多々生じ始めていた時期だったんです。出来上がったものに関しては、いまできるすべてを注ぎ込んでいると思っていても、自分の中でハードルを上げすぎてしまっていて、悔しさが曲の中に残っていることがあったりもして。じつはこの『蒼穹ノ月』も、そういった苦しみを味わいながら収録をしていて、表現したいものが明確に見えているのに、それを自分の歌で絶妙に表現できていない自分がいるっていうことを、歌っているときにすでに感じ取っちゃっていたんですよ。いままでは、そんなことを感じるよりもさきに楽しんで歌うということのほうが強かったですし、歌えるだけで楽しかったりしていたんですけれど、「これだけじゃダメだ。もっと上を目指さなくちゃ」って葛藤しながら歌っていました。もちろん、いまできるすべてを出し尽くしたんですけれど、もっと上を目指したい、もっと上の表現がこの曲でできたんじゃなかろうか、もっと研究してみようって思い始めたきっかけの曲だったんですね。そういった意識を持ってから作り始めた曲というのは、私の中で存在が違ったんですよね。それ以降に録っているのが『regret』とか『シャングリラ』、『ほんの少しの幸せ』という曲になってくるんですけれど、曲に対する自分の向かいかたとか、どういう風にこの曲を表現していこうという部分が、いままで以上に自分の中で明確になっていった気がして。あの苦しみを味わったことで道が拓けた感覚がすごく強かったですね。だから、自分がひと皮剥けるきっかけになった曲でもあったので、この曲が収録されるのはうれしいですね。シングルカットもされていなかったですし、知らない方もいらっしゃると思うので、ある意味、新曲のような感覚で聴いていただける方も多いと思います。本当にステキな曲なので多くの方に聴いてほしいな、と思っています。

記者B ジャケットの写真はどのような雰囲気なんでしょう?
今井 私のPVとジャケットって同時に撮影をしているんですね。それぞれの空気感みたいなものを統一したいという気持ちが強くあって。PVを撮りながら写真の撮影をしていたので、案の定、神様の悪戯的なものが写真の中にもすごく表出されていて、奇跡的な一枚を膨大な写真の中からみんなでヘロヘロになりながら選抜しているという状況です(笑)。私の中でのイメージをプロデューサーさんにも伝えてありますし、わりとハッキリとしたイメージがあるので、そのイメージに近い写真をひとつずつ探しているという状況です。すごくカラフルなものになるのではないかと思います。

記者C 1stライブをどういうものにしたいか、イメージはあるんでしょうか?
今井 まだ、わからないのですが、一個だけわかることがあります。衣装を今回は張り切っていきたいな、と思っています。見た目というのもライブってすごく大事だと思うんですね。今回、ステージ上で大掛かりな舞台演出があるわけではなくて、歌を聴かせる、ライブハウスでのライブなので、衣装と私の声とその場に来てくださった皆さんの空気でライブをいっしょに作っていきたいんです。衣装はこれからまだ詰めていくところではあるんですけれども、しっかりデザインから関わって作っていけたらいいなー、なんて、思っています。

――『シャングリラ』のときにも感じたんですが、衣装はわりとこだわられていますか?
今井 わりと好きですね。お洋服とか。PVとかはとくにそうなんですけれど、曲を聴いているときに脳の中で映像が出来上がっていて、そのときに着ている洋服とかがわりと明確にあったりするので、それを衣装さんにお伝えして作っていただくということが、いままでもありました。今回はライブなので、たくさん曲を歌わせていただく中での衣装なので、イチバン自分に合ってて、自分が着たいとも思うし、見ている人たちもステキだな、と思えるような衣装にしたいなと思います。あとは、アルバムに入っている曲は歌っていきたいと思いますし。ただ、私の性格上なので、どういう風なライブになるか本当に予想できないんですけれども……あ、でも一個だけありますね。“あんまりしゃべりすぎないように”しようと思います……。しゃべり始めたら止まらなくて、もうお終いですって言われないように気をつけます。だから、タイマーとかセットしておいて、トークが暴走し始めたら鳴るとか。あと、ライブなのに時計してやるとか。歌いながら時計をチラチラ見るみたいな(笑)。でもホント、10数曲歌うことになると思うので気をつけないと……。

――ねぇ。生バンドでソロで初っていうことでね。
今井 生バンドなんですか!?
プロデューサー 生バンドです!
今井 生バンドらしいです! そういうのも、ひとりでやるのは初体験なので、そういった意味でも体力の配分も考えつつ、トークで暴走しないように気をつけたいな、と心から思います。

記者D 表題曲『COLOR SANCTUARY』のレコーディング秘話なんかがあれば。
今井 歌ってみると感じられると思うんですが、すごく難しくてですね。曲を聴いたときには、「もうこの曲しかない!」と思ったんですけれども、実際に自分が歌うとなると、神々しさとか、地球の持っている力強さがありつつもキラキラとした感じというのが、自分の声でどこまで表現できるのか考えてしまいましたね。いざレコーディングに向かうと思っていた以上に自分の歌が大地に下りてきちゃうんです。それは自分の中でのイメージと違っていて。大地から空に向かってぶゎっと湧き上がってくるような軽やかさと力強さみたいなものが、この曲にほしかったんですけれども、初めのうちは大地から飛び立てていないという感じが自分の中であって、飛び立てるまでにすごく助走がいりましたね。あるとき、ふっと急に何かが降りてきて、その瞬間にワッて空に舞い上がれた気がしたんですけれども、その感覚を得るまでにすごく時間がかかりました。スタッフさんは「歌えてるよ」と仰ってくれているんですけれど、自分の中では違う、違うって思っていて、もっと飛び立ちたい、もっと空へ、空へと思いながら歌っていました。なので、本当にとくに後半のラストのサビの部分は、1番と2番よりも少しメロディーラインが変わってくるんですが、もっと上の世界に駆け上がりたいみたいな歌いかたにしたかったので、その雰囲気が出るまで絶対に負けないぞって思いながら歌っていて。実際にそれが歌として表現できたときにはすごく感動しましたね。

――それでは、最後にひと言メッセージをお願いします。
今井 私、今井麻美の1stアルバムが発売されるということで、こちらの発売日が2010年11月23日。私の中でとても記念すべき日になるな、という日になりました。タイトルは『COLOR SANCTUARY』。私にいまできるすべてをこのアルバムの中に注ぎ込んで作っている最中です。皆さんが手に取っていただいて、「このアルバムいいな」って思っていただけるような、お友だちにも勧めたくなるような、それぐらい私も愛を込めて、買っていただいた方にも愛情を込めていただけるような作品にしていきたいと思っています。ぜひ出来上がりを楽しみにしていただきたいと思いますし、アルバムを引っさげてのライブもクリスマスというね……、いや、もうホントにいまから緊張しっぱなしです。どんな形になるかは私もピンと来てはいないですけど、ホントにちょっとずつちょっとずつリアリティーを増していけるように、気持ちをどんどん前に持っていってモノ作りをしていきたいと思っていますので、今後の展開も追いかけていただいて、ぜひアルバムも聴いていただけたらうれしいなと思います。

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■読者の皆さんに今井麻美サイン色紙を抽選でプレゼント

 記者会見終了後に、今井麻美によるサイン色紙をいただくことができたので、ファミ通.comの読者の皆さんの中から抽選で2名様にプレゼント。サイン色紙が欲しいという人は、下記のリンク先から応募をしてほしい。なお、賞品の発送は、11月中旬ごろを予定。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

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