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ニンテンドー3DS用ソフト体験インプレッション・その1【任天堂カンファレンス2010】

ゲーム ニンテンドー3DS
任天堂カンファレンス2010の会場に展示されたニンテンドー3DS用タイトル、全31作品を体験プレイ! 全作品のインプレッションを掲載する。(その1)

2010-09-29

●内蔵ソフトも体験できた

 任天堂カンファレンス2010の会場で、じつに31タイトルものニンテンドー3DS用ソフトを体験プレイすることができた(一部、デモ映像出展のものもあり)。ファミ通記者が数人がかりで全タイトルを体験プレイしてきたので、そのプレイインプレッションをお伝えしよう(順不同)。

■ニンテンドー3DS 本体内蔵ソフト

 本体に内蔵されている“ニンテンドー3DSカメラ”、“Miiスタジオ”、『ARゲームズ』を体験。まずニンテンドー3DSカメラでは、カンファレンスでデモが披露された“合体カメラ”をさっそく試すことができた。これは本体内側のカメラと外側のカメラを両方使いって人物ふたりを同時に撮影すると、写真が“合体”し、ふたりの合成写真ができてしまうというものだ。ためしに、記者本人とアテンドのおねえさんを撮影してみる。さて、どんな美しい人物ができあがるのかな……と思いながら数秒待つと、記者、お姉さんともに「!!!!」と驚くほど個性的な顔の人物ができあがってしまった。思わず、ふたりで大笑い。ちょっとしたパーティーツールに最適だな、と思った次第。

 おつぎは“Miiスタジオ”。ニンテンドー3DSカメラで撮影した写真が解析(?)されて、それをもとにしたMiiが作られるというものだ。ワクワクしながら自分の顔を撮影して数秒待つと、画面の写真がMiiに変わった!! でも、Miiを作るのが得意な記者からすると、それほど似ていないような……と思ったら、なんとその写真をもとにしたMiiが8パターンも画面に表示された。この中からもっとも似ていると思ったものを選び、さらにパーツをちょこちょこといじって微調整することで、さらによく似たMiiを作ることができるというわけだ。これはおもしろい。「Miiを作るの、ちょっと苦手で……」という人も、Miiスタジオを使えばかなり特徴を捉えたMiiを作ることができるのではなかろうか。ちなみに、カンファレンスでも触れられたが作ったMiiはQRコードにすることができる。アテンドのおねえさんが「このQRコード、わたしのMiiなんです。読み取ってください」と言うので、画面表示に従ってQRコードを読み取る。すると自分のMiiの隣におねえさんによく似たMiiが現れた! このQRコードはJPEGフォーマットにできるので、「たとえば自分のブログに貼り付けたり、名刺に印刷することもできますよ」(おねえさん)とのこと。Miiの活用範囲が飛躍的に広がる予感を覚えた。

 最後に、『ARゲームズ』。何かと話題の“拡張現実”の技術を使ったソフトが、ニンテンドー3DSに内蔵されている。ニンテンドー3DSに付属の専用カード(6枚同梱されるとか)を1枚取り出してカメラに映すと、カードの中央から射的の的が現れた。「撃ってください!」とおねえさん。言われた通りにAボタンを押すと弾が発射されて見事に的を破壊できた。すると今度は画面がうねうねと波打ち、複数の的が波の上で揺れている。「自分で動いて、照準を合わせて撃ってください!」とまたまたおねえさん。言われた通り、上下左右に身体を動かして的を追いかけ、これも撃墜する。クリアー。続けて画面にはドラゴンが現れ(めちゃくちゃ画面から飛び出していました)、見るとその顔付近に的が1枚ある。難なくこれを撃破。するとおねえさんは「ドラゴンの身体の横にも的があります。回り込むと見えるので、撃ってください!!」と言う。言われた通り1歩左に動いてドラゴンの横に回りこむと、本当に身体の側面に的があるではないか! これぞまさしく、3D立体視でないと実現できないギミック。シンプルなゲームだが、それゆえにニンテンドー3DSの可能性の高さが感じられた。

■どうぶつの森(仮称)

 『どうぶつの森(仮称)』は実際にプレイすることはできず、映像のみのデモ出展だった。おなじみのラウンドした森の中に自分のキャラが現れ(村長さんになって村おこしをする、という設定とか)、トコトコと森の中を歩き回る。もともと奥行きを活用したゲームだけに、手前に迫る木々や画面の奥にあるオブジェクトが臨場感を演出し、「かなり相性がいいな」と唸らされる。家の中も同様で、狭い部屋ながら集めた家具が手前に飛び出し、いい味付けになっていた。

■リッジレーサー3D

 画面の奥に向かって疾走するタイプのレースゲームだけに、3D立体視との相性はいい。3Dならではの奥行きを活かして猛スピードで走る快感は、さすがという感じがした。ただ、「もっと3Dらしい迫力があってもいいかも」とも思う。そのことをアテンドの男性に伝えると、「まだまだこれは開発中で、さらに3Dの表現には磨きがかかっていく」という。たとえば、この試遊台のバージョンには実装されていないが、開発がさらに進めばクルマから出る排気ガスや、道路から飛び散る火花も画面からバンバン飛び出してくるという。奥行きの表現だけではなく、手前にモノが飛び出してくる表現が実装されたら、画面から伝わる迫力はケタ違いになるだろうなと確信する。

■ゼビウス(参考出展)

 参考出展という形で、ダウンロードコンテンツとして配信される予定の『ゼビウス』も展示されていた。カンファレンスで岩田社長が「3D立体視と非常に相性がいい」と語っていた、往年の名シューティングだ。実際に遊ぶことができたのだがナルホド、岩田社長の言うとおりじつに3D立体視に馴染んでいる! 空中と地上の敵キャラを撃っていくのが『ゼビウス』の特徴だが、3Dのおかげで地上がとても遠くに感じられるのだ。3D立体視に対応することで、テレビゲーム黎明期の作品とは思えないほど新鮮な驚きを提供することに成功している。この『ゼビウス』を筆頭に任天堂は、往年の名作を3D立体視対応にして配信することを計画している。どのような作品が3Dで生まれ変わるのか、非常に楽しみになった。

■ダウンロード映像 日本テレビ「FOUR SEASONS」、フジテレビ「アイドリング」(ともに参考出展)

 映像コンテンツもふたつ、会場で観ることができた。“FOUR SEASONS”は美しい自然を堪能することができる環境映像で、桜並木や渓流の風景が奥行きと手前の表現を使って表示される。“アイドリング”は、アイドルグループのアイドリングのライブ映像。最初、それほど3Dを感じることはなかったのだが、紙テープが放たれるシーンでは無数のテープが画面から飛び出してきて驚いてしまった。

■BIOHAZARD REVELATIONS(バイオハザードリベレーションズ)

 E3 2010ではデモ映像のみだった、ニンテンドー3DS用『バイオハザード』。今回のカンファレンスではタイトルが『BIOHAZARD REVELATIONS(バイオハザードリベレーションズ)』に決定し、ついにプレイアブルでの出展に。体験版の舞台は船内と思わしき場所で、プレイヤーはジル・バレンタインを操作することになる。操作方法は基本的に『4』以降の『バイオハザード』を踏襲しており、シリーズ全作をプレイしている記者はすぐになじむことができた。さて、肝心の3D演出の効果はというと……これが想像以上! 画面の奥行きが増したことで“向こうに何かがいそう”という恐怖は倍増し、進むのがイヤになるほど。個人的には、初めて『バイオハザード』を遊んだときと同等、もしくはそれ以上のハラハラを味わうことができた。戦闘時にも3Dの効果は実感することができる。距離感が計りやすくなっているので、たとえば複数の敵を相手にするときなどは、攻撃の優先順位が判断しやすいのだ。ちなみに、今回プレイした範囲で登場した敵キャラは1種類。“バンダースナッチ”を彷彿とされる、片腕(とツメ)が発達したキャラクターで、ツメでの斬りつけのほか、掴みかかってくる攻撃を持っていた。

■スーパーストリートファイターIV 3D Edition

 本作はプレイステーション3、Xbox 360で発売中の『スーパーストリートファイターIV』をニンテンドー3DS向けに移植したもの。オープニングムービーはオリジナル版を忠実に再現しており、キャラクターもフルで収録。ニンテンドー3DS版ならではの要素としては、“3Dモード”という視点が用意されており、これで遊ぶと自キャラクターを斜め後ろ方向から見ながらプレイできるのだ。こうすることで、画面にステージ手前と奥という構図が生まれ、より3Dの効果を体感することができるのだ。必殺技のキャンセルやセービングといった要素もしっかりと搭載されているので、オリジナル版と遜色ない感覚でプレイすることができるだろう。ちなみに、タッチスクリーンを利用した必殺技の簡易入力もあるので、初心者も問題なし。ただ、これを利用すると溜め系の必殺技も瞬時に出せてしまうのは正直気になったところ……。

■Pilotwings Resort(仮題)

 E3 2010にもプレイアブル出展された『Pilotwings Resort(仮題)』。今回出展されたバージョンでは、ロケットベルトで空中を移動しながらステージ内の風船を割っていく“RocketBrelt Balloon Flight”と飛行機で空中の輪をくぐっていく“Plane Ring Flight”のふたつを楽しむことができた。どちらの種目も、浮いているターゲット目がけて自分を動かすという作りなので、3Dとの相性は抜群。個人的には、『Wii Sports Resort』のメイン舞台でもあった美しい“ウーフーアイランド”で、立体的な空中散歩を楽しめるという状況が何よりも楽しかったり。

■チョコボレーシング 3D

 従来までのレースゲームから、デザインを一新。『チョコボレーシング 3D』は与えられた条件達成のために4人でフィールド内を走りまわる、アクションレーシング(?)といった趣の内容となっている。今回体験したバージョンでは、ステージ内の的をさきに3つ集めた人が勝利となるモードと、ステージ内に散らばった4つの鍵を集めるモードを遊ぶことができた。プレイヤーは攻撃をくり出してライバルたちの足を止めることが可能。鍵集めでは攻撃を当てられると所有している鍵を落としてしまうので、いかにうまく攻撃を成功させられるかがキーとなっているように感じられた。ちなみに、3Dの恩恵がいちばん感じられたのはこの攻撃をするとき。前方を走るライバルに追いつき、ここぞというタイミングを計るのに奥行きは欠かせないというわけだ。

■とびだす!パズルボブル 3D(仮題)

 根強い人気を持つ『パズルボブル』も3Dに。プレイ中は正直、そこまで3Dの効果を実感することはできなかったのだが、ステージクリアー時になどに挟まれるイラストなどがググッと飛び出す仕上がり。スタッフに確認したところ、製品版ではストーリーモードも搭載予定で、そちらでは3D演出を存分に堪能できるとのこと。

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