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『MHF』プロデューサーの口から語られるシーズン9.0のすべて!

Xbox 360 PC ゲーム インタビュー
カプコンの『モンスターハンター フロンティア オンライン』では、2010年9月29日に大型アップデートのシーズン9.0“瀑突、グレンゼブル”を実装する。数々の新要素が実装される今回のアップデートについて、運営プロデューサーの杉浦一徳氏に話を聞いた。

2010-09-24

●シーズン10は2011年1月を予定

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 2010年9月29日、カプコンの『モンスターハンター フロンティア オンライン』(以下、MHF)で、大型アップデートのシーズン9.0“瀑突、グレンゼブル”が実施される。新モンスター”グレンゼブル”のほか、新フィールドとして”高地”が追加される今回のアップデート。数々の新要素やリファインについて、運営プロデューサーの杉浦一徳氏にうかがった。

――まずは新フィールド”高地”について教えてください。

杉浦 最初のイメージコンセプトは、海外の有名な某高地のような景勝地ですね。高低差がありますので、高いところから眺めのいい景色も見られますよ。スクリーンショットだけだと、どうしても過去のフィールドと似ているように見えてしまうんですけど、実際に訪れてもらえれば、全く異なるフィールドだと体感できると思います。

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――すごい急勾配なんですよね。

杉浦 そうですね。あとは『MHF』初の試みとして、クエスト中に天候が変化します。ただ単に天候が変化するだけではなくて、天候が変化することでグレンゼブルの状態も変化するところがポイントになっています。どう変化するかはゲームの中で確かめていただきたいですね。

――雷がハンターやモンスターに当たることも?

杉浦 当たること“も?”ということで……(笑)。これはもう実際に行って、皆さんの目で確かめてください。あっさりクエストをクリアーしてしまうよりも、最初はそういうギミックに体当たりで挑んでみるのもいいんじゃないかと思いますね。こういうギミックを用意することで、狩りに変化をもたらしたい、と考えています。

――天候は時間経過で変化するんですか?

杉浦 段々と天候が悪くなってくると思ってください。もちろん、その後で天候がよくなったりもするんですけど。

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――高地はベースキャンプを出て、山を登っていくような感覚なんですか?

杉浦 そうですね。高地を登っていくことになります。景色のいいところもありますし、ちょっとした暗がりもあります。峡谷のときと同じで、内側になるフィールドと外側になるフィールドを兼ね備えています。

――広さはどれぐらいでしょうか。

杉浦 広さ自体はこれまでのフィールドと同様だと思います。絶島のような特殊なタイプのフィールドではないです。フロンティアで追加された樹海や峡谷と同じ複数エリアが存在するフィールドをイメージしていただければ。ちなみに、フィールドを作るときはエリア数って意外と悩みどころなんです。フィールドのエリア数を多くするとそれだけモンスターが移動する範囲が増えますので、ユーザーのストレスになってしまう。かといってエリアがひとつでは手抜き感が否めない。いつもどれくらいのエリア数が適切なのか、すごく悩みますね。そういう部分もお客様のご意見を参考にしつつ、今回のエリア数は決めていますので、ぜひそういう細かいところのこだわりも感じてもらえれば嬉しいです。

――高地といえば、オリジナルの小型モンスターも登場しますね。

杉浦 はい。『MHF』発のオリジナル小型モンスターが2頭登場します。エルペはハンターが何らかのアクションをすることで反応するモンスター。ブルックはよく使われる言葉で“リンクするモンスター”です。1頭を攻撃するとほかのブルックも反応して襲いかかってきます。私はブルックのふさふさ感が好きなんですけど、エルペに人気が集まっていますね。ケルビフェイクのようなエルペフェイクを作ってほしいと既に要望が多いみたいで、このままいけば、いずれ作るんじゃないかなという気がしています。ブルックのほうは、ふさふさ感を利用した防具を作ってほしいとか要望にあがっていますね。

――ブルックは丸々していてかわいいですよね。

杉浦 ですよね。1分の1サイズのぬいぐるみとか作ってみたいです。ぬいぐるみが大好きなもので。小型モンスターもそうですけど、やっぱり私たちとしてもフィールドは大事に考えています。画像やムービーを見たときに、このフィールドに行ってみたいと思ってもらえるようなフィールド作りを目指しています。

――ブルック、エルペの実装にはどのような意図があるのでしょうか?

杉浦 ご要望も多かったのですが、遊び心の要素も大きいです。オンラインゲームはサーバーのデータを分析できるので、このクエストを何人がプレイしているとか、このコンテンツで何人が遊んでいるとか細かいデータがわかるんです。でも、その費用対効果だけでゲームを作り続けると殺伐としてしまうので、やっぱり「遊び心は大切にしていきましょう」ということを運営チームと開発チームでつねに話し合っています。これからもこういう遊び心のあるコンテンツを作っていけたらな、と思っています。そういう意味では、3年が過ぎてスタッフも増えて少しずつですが、スキルアップと人的なリソースがそういう部分に回せる事ができるようになったのも大きいと思います。

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エルペ

ブルック

――なるほど。ではつぎに、グレンゼブルについて教えてください。

杉浦 動きはデュラガウアのようにすばしっこいというよりはグラビモスのようなタイプで、ドッスンドッスン移動する重量のあるモンスターというイメージです。攻撃もそれに準じて、一撃に重みがあります。コミカルで愛嬌のある一面もありますけどね。攻撃には水を使うのですが、ガノトトスとは違って、大質量の水の塊を飛ばしてきます。それと、天候で状態が変わるというのが、ひとつのキーになっています。グレンゼブルのクエストはHR22、HR71、それと剛種のHR100からの3パターンがあります。ちなみに、HR71とHR100のグレンゼブルのみ、天候変化の影響を受けます。HR22のグレンゼブルは天候で状態が変化しないので、HRの低いハンター向けのお試し用みたいなイメージです。Xbox 360版もスタートして新規のお客様も多いだろうということで、特別にHR22用のクエストを用意しました。

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――ということは、高地に行けるのもHR22からですか?

杉浦 そうなりますね。

――グレンゼブル武具はどのようなデザイン、性能になりますでしょうか。

杉浦 ベルシリーズやパリアシリーズのように素材感が強い印象です。頭防具はリーゼントっぽくて、内部では「(ファミ通コネクト!オンの)古龍番長に似てるね?」みたいな意見もありました(笑)。お客様の嗜好的には、こういうモンスターの特徴が色濃く反映されるものが好きな方たちと、RPGのような西洋ファンタジー系のデザインが好きな方たちの2種類に分かれる傾向にあります。比率でいうとファンタジー系のデザインをお好みのお客様が多いようですが、グレンゼブル防具はモンスターの特徴を活かしたデザインを採用しました。

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――そのほかの新武具はどのようなものが追加されますか。

杉浦 これはもう実際に見ていただいたほうが早いですね。“怒髪”と名前の付く武器はぜんぶグレンゼブル系です。オルガロンやアクラ・ヴァシムを意識したデザインの防具などもあります。男性は素材感バリバリ、女性は色気で勝負、みたいなデザインです。いままでのように両方とも色っぽくてカッコいいというわけではなく、色っぽいのとごっついのを用意しました。これらの防具のほかに、SR300から入手できる”秘伝防具”というものも用意しました。秘伝防具は武器ごとに全部で11種類、男女別ですから正確には22種類あります。それぞれの防具に限定スキルも付いていまして、片手剣用の防具であれば片手剣、大剣用の防具であれば大剣に役立つスキルが発動します。SR200で別の新スタイルに移行できるので、そこからSRを上げてもらうためのモチベーションにもなると思います。

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――素材はSR300以上じゃないと手に入らないのでしょうか?

杉浦 素材はSR100から手に入ります。生産リストに並ぶのがS300から、ということになります。また、新防具の実装に合わせて、上位スキルも追加されます。ついに龍風圧無効と耐震の上位スキルが入ります。

――特異個体モンスターに追加はありますか?

杉浦 ダイミョウザザミ、ガノトトス、エスピナス亜種、テオ・テスカトル、バサルモス、パリアプリア、ティガレックス、ヒプノックが入る予定です。特異個体は外見が少し異なるのですが、たとえばティガレックスは隻眼だったり。隻眼のティガレックスは週刊ファミ通の広告でもイメージが公開されていますので、よろしければご覧ください。それと当然ですが、攻撃行動もだいぶ追加しました。特異個体はハードコアクエストでも登場するので、9月29日のアップデート当日に、すぐに狩れます。特異個体はぜんぶで8種類実装する予定です。いちばん手ごわいのはテオ・テスカトルでしょうか。やはり古龍ですからね。

――剛種の特異個体も存在するんですか?

杉浦 そうですね。テオ・テスカトルの特異個体はハードコアクエストの剛種として登場します。あと意外と強いのはパリアプリアのハードコアクエストの剛種ですね。パリアプリアってほかのMHFオリジナルモンスターと比較すると、やや狩りやすいイメージがあるかもしれませんが、今回はかなり手強くなっています。

――ハードコア剛種はSRいくつからになるのでしょうか?

杉浦 SR100からです。SRの制限があるので防御力はそうとう厳しいと思いますが、このあたりのコンテンツは上級者向けに作っていますので、ご了承いただければと。特異個体はお客様から非常に好評なので、今後のアップデートでもドンドン追加していきます。これ以外の試みとして、アシストコースという新しい課金コースが追加されるんですよ。プレミアムコースに少し似ていて、3日間のコースなんですけど、ラスタ酒場にいる”レジェンドラスタ”と契約を結んで狩りに連れて行けます。ある程度腕の立つ人が契約すれば、ふたりで相当強いモンスターを狩れるくらい、レジェンドラスタは強力な助っ人です。

――レジェンドラスタは持っている武器も強いんですか?

杉浦 はい。見た目も剛種武器を持っていますので。ただ、ラスタは単独で狩りに出るときはいいですけど、みんなと遊んでいるときは連れて行きにくいじゃないですか。友達から声をかけられたときなど、アシストコースが使いにくく感じるときもあると思いますので、ラスタの機能以外にも素材やギルド貢献ポイントがたくさん手に入るという要素も用意しています。4人で遊んでラスタを使わないというような場面でも、そういった恩恵が入るので、かなりお得なコースだと思います。

――レジェンドラスタと契約しているとき、通常のラスタはどうなりますか?

杉浦:残念ながら登場しません。合計3人にはならないです。

――なるほど。つぎはリファイン項目について教えてください。

杉浦 シーズン8.0でアイテムページを増やしたら、今度はアイテムが見つけにくいというお声をいただいたので、検索機能を用意しました。

――武器や防具はスキルで検索できたりするんですね。

杉浦 はい。できるかぎり便利になればと思ってご用意しました。ほかにも、最大5行までしか表示できなかったチャットログの表示行数を長く変更できるようにしたり、アイテムセットの登録と呼び出しを上下入れ替えたりなど、少しずつ遊びやすくなっていると思います。それと、剛種クエストをリタイアしたときに、剛種チケットが戻ってくるようになります。ちょっと状況がやばいな、というときにはリタイアする手もいいでしょうね。また、一部の変種モンスターの肉質を変更しています。これは長期でプレイされているかたにとっては根強い要望だったかな、と。代表的な例を挙げると、ドスランポスなどです。

――今回のアップデートはHRが高い人向けの内容が多いように感じますが、どのような意図があるのでしょうか。

杉浦 春先は初心者向けの内容を重要視することが多くて、その後のアップデートでは徐々に上級者向けの内容が増えていく傾向があります。そろそろXbox 360版のお客様もかなりHRが上がってきているころだと思いますので、それを考慮してのアップデート内容となっています。ちなみに、先日の調査では、PC版の1〜3サーバーで秘伝書をゲットしているお客様の数は、全体の約4分の1でした。25%のお客様がHR500超えという大変嬉しい数字です。ですから、秘伝書関連のコンテンツも拡張していかなければ、と思っています。そのひとつが、今回の秘伝防具です。

――なるほど。ここからはシーズン9.0以外のことについて聞かせてください。変わったコラボ企画も動いているとか。

杉浦 今回のコラボ企画はこれまでの企画とは少し毛色が違い、ゲームとゲームのコラボレーションで、弊社の『デッドライジング2』とコラボしています。PC版もしくはXbox 360版の『デッドライジング2』をご購入いただくと、『MHF』で使える防具と武器のイベントコードが手に入ります。『MHF』の世界観とはだいぶ違いますけど、ライダースーツでモンスターを狩っていただくことが可能になるというものです。

コラボ特設サイトはこちら

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――Xbox 360版でもアイテム販売が始まりましたけど、PC版でいうネットカフェ相当のサービスが実装される予定はありますか?

杉浦 そちらも用意しています。Nコースといって、プレミアムコースに近い概念で導入を予定しています。お値段は1500円くらいを想定中なんですけど、料金を払っていただくことで5〜6時間ネットカフェでプレイしている場合と同等の特典が手に入ります。Nポイントについては前払い式で、コースを契約された時点で提供しようと考えています。

――話は少々変わりますけど、古龍番長破狩人(バスタ)の手ごたえはいかがですか?

杉浦 これまでのバスタにないキャラクター性がありますね。それぞれキャラが立っているので、お客様にニヤリとしていただければいいなぁ、と思います。出会える確率はほかのバスタと同じなので、大討伐クエストをやればそれなりに出てくると思いますよ。

――新しいベンチマークソフト“【絆】”のグラフィックがかなりすごいんですけど、ゆくゆくはあんな感じになるんですか?

杉浦 あれはひとつの目標ですね。すぐには答えが出ないと思いますけど、長い目で見ていただければ、と。

――あのモデルはイチから作り起こしているんですか?

杉浦 はい、そういうことです。

――もしかしたら『MHF2』になることも?

杉浦 ここで言うのは怖いからやめておきましょう(笑)。MHF2は今のところは予定されていません。まずは『MHF』のクオリティやコンテンツ向上が現在の目指すべきテーマと思っています。

――ですよね(笑)。最後に、ファミ通.com読者へメッセージをお願いします。

杉浦 Xbox 360版のお客様にとっては最初に迎える大型アップデートということで、アップデートとはこういうものなんだというのを体感していただきたいです。PC版のお客様には、冬に実装予定だった新フィールドの高地を前倒しで作り上げたので、その分ぜひ楽しんでほしいです。グレンゼブルはほかのモンスターとの差別化を図った攻撃パターンも入っています。また、小型モンスターや天候変化による景色など、かなり凝ったものになっていますので、いま『MHF』を休んでいる方も、もちろん続けてもらっている方にも、ぜひ一度足を運んでもらいたいです。それと、このインタビューが掲載される頃にはテレビCMで告知されると思いますが、シーズン10の実装を2011年1月に予定しています。シーズン10は新しい狩猟の舞台が実装されますので、これまでとは違った遊びができるようになります。ほかにも既にシーズン10は皆さんにかなり喜んでもらえる企画も進んでいて、私自身それを間近で見ていて手ごたえを凄く感じています。これからもアップデートの勢いが更に増していく『MHF』にぜひご期待ください。

――ありがとうございました!

(C)CAPCOM CO., LTD. 2007, 2010 ALL RIGHTS RESERVED.

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