HOME> ニュース> プロデューサーが語る“9年目の奇跡、“『電脳戦機バーチャロン フォース』移植の真実【TGS2010】

プロデューサーが語る“9年目の奇跡、“『電脳戦機バーチャロン フォース』移植の真実【TGS2010】

ゲーム Xbox 360
『電脳戦機バーチャロン フォース』のステージイベントがセガブースにて実施。セガの亙氏とバンプレソフトの寺田氏による対談が行われた。“9年目の奇跡”と言われる移植の真実が明らかに!?

2010-09-19

●システムリンクへの対応も明らかに、ただし男らしい仕様!

NY1_1489

 2010年12月22日発売予定のセガのXbox 360用ソフト『電脳戦機バーチャロン フォース』。同作をフィーチャーしたステージイベントが、東京ゲームショウ2010開催最終日の2010年9月19日に、セガブースで開催された。イベントでは、『電脳戦機バーチャロン フォース』のプロデューサーを務めるセガの亙重郎氏と『スーパーロボット大戦』シリーズなどでおなじみの、バンプレソフト寺田貴信チーフプロデューサーが登壇し、ロボット談義に華を咲かせた。亙氏と寺田氏は、数年前に雑誌の対談で出会ってから意気投合。以降たびたび飲みにいくという間柄。かつて『スーパーロボット大戦』シリーズに『電脳戦機バーチャロン』が参加したこともあり、ふたりは息の合ったトークを披露した。

 対談は、お題に対してふたりがトークをくり広げるという形で進行。まずテーマとなったのは、“ロボットおよびロボットゲームに目覚めたとき”。これに対して寺田氏が、『マジンガーZ』でロボットに目覚め、以降『勇者ライディーン』や『超電磁ロボ コン・バトラーV』、そして『機動戦士ガンダム』など、ずっとロボットアニメを見ていた……と、アラフォー世代がたどるであろうロボットアニメの系譜を挙げたのに対し、意外だったのが亙氏のお答え。亙氏はリアルタイムではロボットアニメを見ておらず、セガに入ってからスパルタ教育よろしくまとめて見たのだという。そんな亙氏がとくに印象的なタイトルは『機動戦士Vガンダム』。「作品および作った人に興味を抱いた」のだという。アーケード用『電脳戦機バーチャロン』を作った当時はロボットゲームは見当たらず、「ロボットでアクションと言えばこれだろう!」(亙)と我が道をゆくがごとくに制作したのだとか。

NY1_1529
NY1_1494

▲亙氏(左)と寺田氏(右)

 “お互いの作品をどう思うか?”という質問に対しては、亙氏は初期の『スーパーロボット大戦』の作品をプレイし、「前知識もなく遊び始めたのですが、東映の和製ヒーロー総登場映画みたいな感じで、とてもパワーを感じました。この作品は人気シリーズになると思いました」のだという。後日、亙氏が寺田氏に酒の席で聞いてみると、当時寺田氏は「コンテンツに浮き沈みがあるのはあたりまえだが、お客様に届けるために石にかじりついてでも続けないといけない」という決意のもとに開発していたのだということを聞き、「こいつは本物だ!」(亙)と思ったのだという。

 一方の寺田氏は、『電脳戦機バーチャロン』のメカデザインを担当していたのが、『スーパーロボット大戦』シリーズでいっしょに仕事をしていたカトキハジメ氏だったこともあり、「親近感が湧いた」(寺田)とのことで、『電脳戦機バーチャロン』をアーケードなどでよく遊んでいたよう。ただし腕はからっきしで、『電脳戦機バーチャロン』フリークが多い『スーパーロボット大戦』の開発スタッフにボコボコにされたのだとか。そこで開発スタッフの猛者に『電脳戦機バーチャロン』の指南をしてもらったのだが、「寺田氏さんは本当に下手ですね……」と言われてショックを受けたらしい。さらに、最近いっしょにお酒を飲んだときに「『バーチャロン』の原点は『アストロ球団』だ!」と言われ、面食らったというエピソードも披露してくれた。

NY1_1543

▲初回限定の『電脳戦機バーチャロン フォース メモリアルボックス15』のパッケージなども公開。同梱のアーカイブの原稿は亙氏がただいま絶賛執筆中とのこと。

 さて、「9年目の奇跡」(亙)として、Xbox 360に移植されることになった『電脳戦機バーチャロン フォース』。移植にあたっては、「通信対戦はマストだと思った」(亙)とのことだが、Xbox LIVEのすぐれた通信環境などもあり実現できたとのこと。そして「これだけはやろう」が、「こんなこともできました」に変わっていったのだとか。ある日突然スタッフが亙氏に「グラフィックにアレンジが入りました」と報告しにきて、影がキレイになったらしい。予約特典の“フェティッシュ解放コード”も、そんな開発陣のがんばりから生まれたもの。こちらは、この予約コードを入力すると女性バーチャロンの“ソーラクス”(胸部パーツ)を任意に変更できるというもので、「男性の夢を叶えました」と亙氏。

 また、対談では『電脳戦機バーチャロン フォース』がシステムリンクに対応、オフラインでも4人対戦が実現されることが発表された。ただしその仕様は非常に「男らしい」(亙)もので、テレビモニター4台に、ゲームディスクが4枚、そしてXbox 360が4台必要になるというもの。「そんなことまでして遊んでくれるのか?」と亙氏は疑問に思ったとのことだが、開発陣いわく「そこまでやれ!」というユーザーに対する挑戦状だという。

 さて、司会者がファンの気持ちを代弁してくれた、「気になる『バーチャロン』の新作は?」との質問に対しては、「(自分が)静かにしているので、ファンの方は何かをしているのか? と言われるのですが……。企画はいくつか動いているのですが、潰れてしまったりしています(笑)」とのこと。じつは寺田氏とのコラボタイトルも企画はあったらしいが、「止まってしまっている状態」なのだという最後の「今後両者のコラボの可能性は?」との質問に関しては、「機会があればやってみたい。カトキハジメさんというキーパーソンもふたりのあいだにいますし……」(寺田)、「縁のない話ではないので実現したいです」(亙)とコメント。ぜひとも、ふたりがコラボしてのロボットゲームを見てみたいものだ。

NY1_1560

▲最後は亙氏が「バーチャロン!」とコールすると来場者が「フォース!」とレスポンスして終了。何でも亙氏がやってみたかったのだとか……。9年間待ち続けていたファンによる暖かい掛け声がセガブースに響きました。

ソーシャルブックマーク

  • Yahoo!ブックマークに登録

評価の高いゲームソフト(みんなのクロスレビュー

※ ブログ・レビューの投稿はこちら!ブログの使い方

この記事の個別URL

その他のニュース

【動画あり】『DOA6』勝ちポーズ&フェイタルラッシュ&ブレイクブローまとめ! 『デッド オア アライブ6』で強化されたフェイシャル表現に注目!

2019年3月1日に発売される、3D対戦格闘ゲーム『デッド オア アライブ 6』。本記事では、新システムのフェイタルラッシュ&ブレイクブローの解説とともに、全26キャラクターの技動画をお届けする。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』劇場版全6話を再編集したテレビアニメ版の放送が4月29日よりNHK総合テレビでスタート

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』劇場版全6話を再編集したテレビアニメ版の放送が2019年4月29日より、NHK総合テレビでスタートする。

“POLYGO ポケットモンスター”が7月に発売!ピカチュウ、ミュウツー、リザードンがスタイリッシュなフィギュアに

ポケモンフィギュア“POLYGO ポケットモンスター”シリーズが2019年7月に発売。

『GTAオンライン』“プリンシペ デヴェステ・エイト”が登場。“ドゥームズ・デイ”の強盗フィナーレで報酬が2倍になるなどの“ドゥームズ・デイ・ウィーク”を実施

『グランド・セフト・オートV』のオンラインモード『GTAオンライン』に“プリンシペ デヴェステ・エイト”が登場!“ドゥームズ・デイ・ウィーク”も実施。

『ファイアーエムブレム 風花雪月』の開発にコーエーテクモゲームスが参画、インテリジェントシステムズとタッグを組み任天堂と3社で開発中

コーエーテクモゲームスが、Nintendo Switch用ソフト『ファイアーエムブレム 風花雪月』の開発に参画していることをアナウンス。

スパイク・チュンソフトが“1000回では遊び尽くせない”ダンジョンRPGの近日配信を予告。『風来のシレン』シリーズのお竜の姿が!

『不思議のダンジョン』シリーズを手がけたスパイク・チュンソフトが、ダンジョンRPGの配信を発表。詳細は近日公開予定。

55V型4Kテレビが5名に! PS4の5周年を記念した“#ps4のある生活”Instagram投稿キャンペーンが開催

“#ps4のある生活”Instagram投稿キャンペーンが開催。5V型4Kテレビが5名様に当たるチャンス。

Nintendo Switch版『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』あの冒険の日々を“追体験”できるサントラCDの制作秘話を聞く!

Nintendo Switch版『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』のコレクターズ・パッケージの特典となっているサウンドトラックCDの制作にまつわるエピソードを、『ドラゴンズドグマ』メインコンポーザー・牧野忠義氏と、 シンガーソングライター・小林未郁氏、そして開発ディレクター・木下研人氏、開発プロデューサー・松川美苗氏に聞く。

末尾が“9”の年は大作ソフトや新型ハードが発売される!? 10年前、20年前、30年前のゲーム業界の出来事

今年は2019年だが、末尾に“9”がつく年には、ゲーム業界でどんな出来事があったのか? 10年前、20年前、30年前のゲーム業界を振り返ってみた。

『ドラゴンクエストX オンライン』プレイ日記 世界調律クエストが楽しくなってきた!(第219回)

『ドラゴンクエストX オンライン』(以下、『DQX』)の広大な世界を、『DQ』シリーズ大好きライター・ゴジラ太田の操る“ジーラ”が自由気ままに冒険する、“ジーラの放浪録”をお届けします! 連載第219回(通算319回)。