HOME> ニュース> 【動画、コメント追加】『ASURA’S WRATH (アスラズ ラース)』カプコンとサイバーコネクトツーの強力タッグ【CAPCOM × TGS2010】
【動画、コメント追加】『ASURA’S WRATH (アスラズ ラース)』カプコンとサイバーコネクトツーの強力タッグ【CAPCOM × TGS2010】
プレイステーション3 Xbox 360●極限状態の連続
カプコンは2010年9月15日、都内で“CAPCOM × TGS2010”を開催。新作タイトル『ASURA’S WRATH (アスラズ ラース)』をプレイステーション3、Xbox 360用ソフトとして開発中であることを発表した。発売日、価格は未定。
稲船敬二氏(常務執行役員 開発統括本部長)の「ひさびさの完全オリジナルタイトルをお見せしたいと思います」とステージに呼びこまれたのが、本作をプロデュースする土屋和弘氏。「稲船からチャレンジし続けないといけないと毎日言われています。海外クリエーターとのコラボレーションもその一環なんですが、足元の日本から発信するものは何なんだ、とすごく考えました。僕たちはそれなりにいい作品を作れる自信があるんですが、同じように強いハートを持ったクリエーターと手を組んだら、もっともっと前に進めるんじゃないか、もっともっと強くなれるんじゃないか。そして探しました。見つけました。新しく選んだパートナーはサイバーコネクトツーさんです」(土屋)
『ASURA’S WRATH (アスラズ ラース)』は、カプコンと『.hack』シリーズ、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズを手掛けたサイバーコネクトツーの強力タッグによるアクションゲームとなる。主人公アスラを待ち受けるのは絶対不利の状況。そんな逆境を乗り越えるのはアスラの“怒り”のみ! という熱い設定になっている。圧倒的な力で強敵をねじ伏せる痛快さが感じられる、従来のアクションゲームの枠にとらわれないタイトルになっているとのこと。映像には無数の矢が主人公を襲い来るシーンあり、力みなぎる肉弾戦、地球よりデカイ大仏と対峙したりと尖りきった破天荒な内容が盛りだくさん(下の映像必見!)。映像が終わった瞬間、拍手喝采が沸き起こった。
▲左から稲船氏、松山氏、下田氏、土屋氏。 |
ここで「ナムコ〜!」との外野の野次にも負けず(?)、サイバーコネクトツーの松山洋氏、下田星児氏が登壇した。「僕らがサイバーコネクトツーと手を組むのは意外だと思うんです。サイバーコネクトツーはバンダイナムコゲームスの子会社だと思っている人が多いと思うんですが……(笑)」と稲船氏が冗談混じりで話すと間髪いれず「ちがうちがう!コラー(笑)!」と松山氏。両社の良好な関係性が伺える場面が何度もあった。
だが、最初からそんなことはなかったようで……。まず、「松山さんを口説くのがまずたいへんだった」とは稲船氏。カプコンからサイバーコネクトツーにコラボレーションを持ちかけたが、松山氏はなかなか首を縦に振らない。切り札として、カプコンのプロデューサー陣を総動員し、1年近くかけて口説き落としたという。さらに実際開発が始まっても問題が。
「じつは最初に上がってきたアクションゲームを見たとき、「なんだこりゃ」と(笑)。松山さんのところにお願いしたのが間違いだったと思いました。そんな中、カプコンはこうやりたい、サイバーコネクトツーはこうやりたいということをかなり喧嘩腰で話し合いました」(稲船)
その後、両社の方向性が融合し、サイバーコネクトツーの迅速な開発体制も大きく功を奏し、稲船氏が「なかなかゲームを見て鳥肌たつことはないんですが、このコンセプトでゲームがあがってきたとき鳥肌が経ちました。これは正直な気持ちです」と絶賛するまで、一気にステップアップしたという。
気になるゲーム内容についてはディレクターの下田氏のコメントから。
「本作のキーコンセプトは“アース”、“怒り”。じつはこれに加えて、もうふたつ“連続ドラマ”、“体験する”があるんです。当初、弊社は演出力を武器としているのでカプコンさんとコラボするならばアクションゲームで勝負したいと考えてました。ただ、よく考えるとカプコンさんにはいいアクションゲームが山ほどあるなと。なので、両社がコラボするならば当たり前のアクションを作る必要がないんじゃないかと考えています。もしかすると、“これはゲームじゃないんじゃないか”と疑問を投げかけられるのも覚悟の上で、まったく新しいゲームスタイルを確率したい。“新しいスタイル”とだけ聞くと胡散臭さが残りますが、どれくらい斬新なのかは、自分たちも作っていてゲームかどうかわからないくらい攻撃的な姿勢で作っています。必ず皆さんの心に突き刺さる作品になることを宣言させていただきます」(下田)
そしてプレゼンテーションの締めとして「最後にひと言言わせてほしい」と改まった下田氏。「日本のゲーム業界はまだまだ死んでいません。なぜならばカプコンさんと我々がいるからです!」(同)と語気を強めた。松山氏も続ける。
「この開発プロジェクトは、最初に2年ほど殴りあう時間を多くとってましたんで、本開発がスタートしてから1年経ってないんです。あとけっこう長い時間、開発することになると思うんですが、今日見てもらったのはあくまでもティザーの1発目なので、つぎでもさらなる驚きをお見せできると思います」とその顔には自信がみなぎる。コツコツと実績を重ねてきた職人気質のサイバーコネクトツーとのコラボで、世界に通用するメイドインジャパンの復活となるか? まずはティザー第1弾と思えぬ迫力の映像をご覧あれ。
<プレイステーション3版>
<Xbox 360版>
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