携帯電話の方はファミ通MAXをご覧ください。

HOME> ケータイ・スマートフォン> 記事

iPhoneで『逆転裁判』が出る!

2009/12/3

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

●Apple Store Ginzaでクリエーターズセッションが開催!

 

copcom0010

▲カプコンの手塚部長

 2009年12月3日、都内にあるApple Store Ginzaで、“カプコンのゲームデザイン”と称したトークセッションが開催された。このセッションでは、iPhone/iPod touch向けにカプコンが配信している『バイオハザード4』や『魔界村騎士列伝』といったタイトルについての開発秘話などが披露。iPhone/iPod touchという新たな分野で成功を収めているカプコンMC事業部の手塚武部長と同事業部の伊藤幸正氏による興味深い話を聞くことができた。
 

 手塚部長はこれまでのカプコンの歴史、ゲームの進化を説明するところからセッションをスタート。ゲームという土俵の上でオンライン、モバイル、ソーシャルという分野がこれまで以上に重要なキーワードとなることを説明した。そのうえで、モバイルゲームビジネスは、家庭用ゲーム機とは違い、まったく新しいビジネスだと認識して取り組むことが必要であると説いた。また、ケータイ向けアプリの市場は「公式サイトの市場は若干下降気味」(手塚)な状況で、モバゲーのような広告に左右されるビジネスに傾いているという。海外に活路を見出すという方向性もあるが、「端末数が多く、仕様がバラバラ。オペレータ(キャリア)の手数料が高すぎて利益が少ない」(同)という壁があり、世界的に新しいビジネスモデルを渇望してる状況になっていると分析した。そういう状況のなか登場したのがiPhoneと手塚氏。端末は1種類で、全世界で手軽に展開が可能と、iPhoneを新しいビジネスチャンスと捉えていると語った。

 

copcom0000
copcom0001

▲ゲーム業界の歴史を踏まえ、モバイルゲームに新しい可能性をもたらしたのがiPhoneと手塚氏は語った。

 

 これらの話を踏まえたうえで、手塚氏は『バイオハザード4』を例に出し、ユーザーインターフェースについて語り始めた。ゲーム機のようなボタンがないiPhoneにとって、アクションゲームのボタン、スティック配置というのは命題とも言える。いまのゲームではバーチャルパッドと呼ばれているスティックを配置するのが主流。一見すると『バイオハザード4』なども同様のスティックが使われているようだが、手塚氏によると「まったく違うもので、ビジュアルパッドと呼んでいる」という。ビジュアルパッドとは画面にスティックを表示させられるというメリットを最大限に活かして設計したもの。バーチャルパッドは指が触れた部分が点で認識され、ニュートラル操作をしているつもりでもカーソルなどが下に動いてしまうことがあるが、ビジュアルパッドではそうならない作り、仕組みを搭載しているんだとか。また、アクションアイコンをプレイヤーキャラクターがピンチの際に赤く表示したり、状況に合わせたアクションアイコンを表示させることなどで、快適な操作を可能にし、説明書などに頼らなくても誰もが簡単にプレイできるシステムに仕上げているとアピールした。

 

copcom0002
copcom0003
copcom0004

▲ビジュアルパッドというカプコン独自のインターフェースを説明。操作のおもしろさよりもゲームのおもしろさを追求するという意味で、ユーザーインターフェースよりユーザーエクスペリエンスを大事にしているという。

 

 
copcom0011

▲カプコンの伊藤氏。

 続いて例に挙げて説明されたのが『魔界村騎士列伝』。プレゼンを行った伊藤氏によると本作は「カプコンのiPhoneゲームへの取り組みが凝縮された」タイトルとのことで、新しいチャレンジを多数盛り込んでいる作品になっているという。たとえば、難易度が高いことで知られる『魔界村』だが、あえてノーマルモードの難易度をグッと下げ、コアゲーマー以外の層にアピールしたり、“残機数無限”や“鎧強化”といった家庭用ゲーム機版では考えられないようなものを追加課金で用意したりと、「モバイルゲームだからこそ」(伊藤)のシステムを強く意識。そのおかげもあってか、7日間連続有料ランキング1位という成果を出し、かなりの手応えを感じているようだった。
 

copcom0005
copcom0006
copcom0007

 

 

Logo

 そして最後にサプライズ! なんとiPhone/iPod touch向けに『逆転裁判』が配信されることが発表されたのだ。配信時期などは明らかにならなかったが、コマンドを選択する際、iPhone独特の操作である“フリック”を使ったものにすることが発表された。手塚氏は「タイトルの移植ではなく、モバイル向けに新作のつもりで取り組んでいます」と、iPhone向けゲームに対し、本気で取り組んでいることをアピールし、トークセッションを締めた。ゲーム業界の老舗であるカプコンが積極的に展開するiPhoneゲーム市場。『逆転裁判』というビッグタイトルも発表され、今後ますます活性化していきそうだ。
 

01
02
03
04

▲『逆転裁判 蘇る逆転』がiPhoneでも遊べるように。近日配信中とのこと。

 

この記事の個別URL

ソーシャルブックマーク

  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をつぶやく

その他のニュース

古代祐三氏らによる歴代サウンドの生演奏に、ボウケンシャーたちも感涙! 『世界樹の迷宮』10周年記念ライブリポート

2017年8月14日、新宿 ReNYにて、アトラスの人気RPG『世界樹の迷宮』シリーズの10周年を記念したライブ“世界樹の迷宮 10th Anniversary LIVE 〜イザツドエ!ボウケンシャー!!〜”が行われた。本記事では、その模様をリポートする。

『GET EVEN』話題のスリラーADVの魅力に迫るプロデューサーインタビュー完全版を紹介

2017年8月18日より日本での配信が始まった1人称スリラーアドベンチャー『GET EVEN』。週刊ファミ通8月24・31日合併号(8月10日発売)で掲載されたプロデューサーインタビューを編集、加筆、再構成してお届け。

『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』25周年記念3Dクリスタル付プレミアムセットが登場!

2017年10月26日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』。シリーズを象徴する悪魔“ジャックフロスト”を3D立体レーザー彫刻で再現した3Dクリスタルがセットになった“25周年記念スペシャルボックス”がECサイトのエビテン内アトラス”D”ショップに登場。

PC版『FFXV WINDOWS EDITION』の発売が決定! 4K(最大8K)解像度をサポートし、HDR10にも対応する“究極の『FFXV』”に

スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジーXV』のPC版『ファイナルファンタジーXV WINDOWS EDTION』を、2018年に発売することを発表した。PC版は4K(最大8K)解像度をサポートし、HDR10にも対応。超高精細な映像を表現する“究極の『FFXV』”になるという。

『ご当地鉄道 for Nintendo Switch!!』 さまざまな新要素を搭載して、今冬発売決定!

バンダイナムコエンターテインメントは、Nintendo Switch用ソフト『ご当地鉄道 for Nintendo Switch!!』を、今冬発売予定であることを明らかにした。

『実況パワフルプロ野球』テレビCM第6弾“大谷翔平”篇公開、ゲーム内には本人監修のイベントキャラ“大谷翔平”が登場

KONAMIは、配信中のスマートフォン向けアプリ『実況パワフルプロ野球』において、テレビCM第6弾“大谷翔平”篇を公開したことを発表した。

『スプラトゥーン2』初の公式大会“第3回スプラトゥーン甲子園”大会詳細が発表、決勝は闘会議2018で開催

ドワンゴとGzブレインは、2018年2月10日(土)、11日(日)に両社が主催する日本最大級の“ユーザー参加型”ゲームイベント“闘会議2018”にて、Nintendo Switch用ソフト『スプラトゥーン2』の公式全国大会“第3回スプラトゥーン甲子園”の決勝大会を開催することを発表した。

対戦弾幕シューティングアクション『旋光の輪舞』シリーズのドラマCDが発売決定

角川ゲームスより、2017年9月7日発売予定のプレイステーション4、Steam(PC)用ソフト『旋光の輪舞2』をより深く楽しむためのドラマCDが登場!

『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』 新規収録される『ゴーストルール』のリズムゲームPVを公開!

セガゲームスは、2017年11月22日発売予定のプレイステーション4用ソフト『初音ミク Project DIVA Future Tone DX』の最新PVを公開した。

主人公はゴブリンのシーフ。ステルスアドベンチャー『スティクス:シャーズ・オブ・ダークネス』が国内発売決定

インターグローは、プレイステーション4用ステルスアドベンチャーゲーム『Styx: Shards of Darkness(スティクス:シャーズ・オブ・ダークネス)』を、2017年12月14日(木)に発売することを発表した。