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●KONAMI、カプコン、セガ、ハドソンらがアプリを発表
2009年11月12日に都内で、マイクロソフトがWindows Phoneに関する記者発表会を開催した。Windows Phoneは、先日NTTドコモやソフトバンクモバイルが発表した新端末に搭載したWindows Mobile 6.5というOSを軸に展開するケータイプラットフォーム。端的に言うとWindows Mobile OSを搭載したケータイ端末のことだ。今回の発表会では、Windows Mobile 6.5のインターフェースまわりが説明されたほか、Windows Phone向けに配信されるゲームなどのコンテンツが明らかになった。
▲Windows Mobile 6.5搭載端末は、ドコモからSC-01B、ソフトバンクからX01SCとX02T、ウィルコムからHYBRID W-ZERO3が発売される。これまでのビジネスからコンシューマへの需要を増やしたい考えを持っている。 |
Windows Mobile 6.5ではインターフェースが従来のものから刷新。メニューアイコンが指1本で押しやすく設計されているほか、これまでユーザーがもたつきを感じていた画面表示などが快適に操作できるよう改良されているという。記者が実際に触れた感触だと確かに以前のOSに比べると画面のスクロールやアイコンをタッチした反応などは向上している印象。ふだんiPhone3GSを使用している人間からすると、「?」と思ってしまう操作や反応の鈍さは多少あったが、慣れれば解消される程度の差しか感じなかった。
Windows PhoneはPCと同期することが可能。My Phoneと呼ばれるサイトと連動し、Windows Phone内のデータをサーバー上にバックアップすることができる。iPhoneでいうところのiTunesが、Windows PhoneではMy Phoneに代わると思っていただければ認識として間違いはないだろう。もちろんどのデータを同期させるかなどのカスタマイズも可能だ。
▲My PhoneやWindows Market for mobileなど、iPhoneに近いサービス形態をとるWindows Phone。安全性などの面で、iPhoneとの区別化を目指すという。 |
▲KONAMIは『DDRS』や『パワプロ』など、6タイトルをWindows Phone向けに発表した。 |
また、ゲームなどのアプリもWindows
Market for mobileというサイトで販売される。発表会にはKONAMI、カプコン、ハドソン、セガ、タイトーといった大手ゲームメーカーが出展。それぞれ対応アプリを展示していた。カプコンの『バイオハザード
ディジェネレーション』やハドソンの『高橋名人の冒険島 復刻版』、『ボンバーマン』、KONAMIの『グラディウスII』、『ツインビー』といったゲームファンにはおなじみのゲームがWindows
Phone向けに配信されることが明らかになった。変わり種と言えるのが、『ソニック』シリーズの生みの親である中裕司氏率いるプロペが発表したWiondows
Phone向けの完全オリジナルアプリ。『アイビィ・ザ・キウィ?』というアクションゲームで、自動的に走る主人公の“アイビィ”を操作するのではなく、タッチパネルにスタイラスペンで線を引き、画面に“ツタ”を描き入れることで、間接的にキャラクターを操るという新感覚の内容となっている。
▲プロペのオリジナルアクションゲーム『アイビィ・ザ・キウィ?』。中氏いわく「?の意味は全ステージをクリアーするとわかります」とのこと。全50ステージのボリューム。 |
▲セガの『ベアナックル モバイル』。 |
▲セガの『ぷよぷよフィーバー タッチ』。 |
▲セガの『ガチンコ★ベースボールMOBiLE』。 |
▲タイトーの『パズルボブル』も発表。 |
▲プロペの中氏が登壇。 |
ちなみにWindows Market for mobileは、iPhoneのApp Storeと同様、端末とPCのどちらからでもアクセス、ダウンロードが可能となっている。一見するとサービス、コンテンツともにほぼiPhoneに近いビジネスモデルのような印象を受けるが、マイクロソフトの越川慎司モバイルコミュニケーション本部長は「アプリの数ではなく質で勝負する」と、iPhoneとは一線を画すビジネスを目指すことを表明。それに加えてiPhoneとは異なり、「Windows Mobile 6.5はOSなので、いろいろな端末に搭載することができる」(越川)という、選択肢の多さが強みであることを強調した。これを機にビジネス目的だけではなく、多くの一般ユーザーの利用も見込むマイクロソフト。iPhoneやAndroid端末など、スマートフォン市場は例年になく加熱している。Windows Phoneの投入が市場にどのような変化をもたらすのか。モバイルガジェット好きにはたまらない年末と言えそうだ。
▲ゲームのほかにも、集英社が電子書籍アプリ『ドラゴンボール』などを展開することも発表された。 |
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