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ゲーム監督に独占インタビュー! 『機動戦士ガンダム MS戦線 0079』

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●自分がパイロットとなり、モビルスーツに乗る感覚を楽しむ
 

 『機動戦士ガンダム MS戦線 0079』は、Wiiリモコンで照準を合わせて射撃したり、リモコンを振ってビームサーベルで攻撃できる、新感覚の『ガンダム』ゲーム。そんな同作のゲーム監督である徳島雅彦氏にインタビューを行ったぞ。開発の苦労話から、この作品の魅力まで、ここでしか聞けない裏話満載でお届けしよう!!

株式会社ベック
ゲーム監督

徳島雅彦

機動戦士ガンダム MS戦線 0079

数多くの『ガンダム』ゲームを手掛けている監督。代表作は『ガンダム戦記』など多数。


──まずは、『機動戦士ガンダム MS戦線 0079』のウリとなる部分を教えてください。

徳島雅彦(以下、徳島) 画面写真を見ると、いままで見てきた3Dのアクションの『ガンダム』ゲームの流れを汲んでいる作品に見えます。しかし、本作はWiiならではの操作方法を採用した、まったく違った感触の作品になっています。ここ数年、ゲームを作る際に、従来のパッドコントロールでは限界に感じていた部分があるんです。それは、3D空間でモビルスーツをできるだけ自由に動かしたい。しかし、操作は複雑にしたくない……。それを両立させるためにさまざまな補助システムを考えましたが、結果的には自由度が下がるか、けっきょくボタンをすべて使うことになっていました。そんなときに現れたのがWiiリモコンでした。やれることを最大限行いつつも直感的に遊べるようになり、ブチ当たっていた壁を突破するきっかけになりましたね。なので、本作のウリは”直感的な操作”というすごくシンプルでありながらも、ゲームとしての”核”の部分になると思います。

──Wiiだからこそのプレイ感覚が実現できたというわけですね。

徳島 そうですね。自分がいままでに作ってきた『ガンダム』ゲームは、一人称視点の作品と三人称視点の作品の両方があるのですが、すべての作品に共通しているのが自分はモビルスーツのパイロットであるということです。Wiiリモコンで狙いを定めて射撃するときは、とくに自分がパイロットになっている気分が味わえると思いますよ。ただ、ビームサーベルを振り回すときは、どちらかというと自分がモビルスーツになっているんですけどね(笑)。でも、アニメの『ガンダム』の中でも、パイロットがビームサーベルを使うときに、レバーを前に突き出したりしていますよね。それと同じように、リモコンを振るときに「いけーっ!」と叫んで気持ちを込めると、パイロットの感覚が味わえると思います。それと、サターンのころやドリームキャストのときに作っていた一人称視点の『ガンダム』ゲームの見どころとして、敵がアップになる部分が挙げられます。ガンダムはやはりキャラクターですからね。いくらガンダムが強くて、敵をつぎからつぎへと倒す快感があっても、敵モビルスーツの顔がよく見えないというのは、僕の中では問題視している部分でした。敵の目線を受け止めるということが戦うときにプレッシャーになるので、一人称視点が感情移入度がいちばん高くなる表現方法だと思っています。ただ、モビルスーツのカラーチェンジができることが本作の特徴のひとつでもあるのですが、一人称視点だと機体の姿が見えないという、マイナス点もあります。演出が入るスペシャルアタックや、デモシーンで見られるので、そういった場面で楽しんでください。あと、今回は武器を拾って交換できるのですが、武器が変更されているのもデモシーンなどで反映されているので、じっくりとご覧になってください。


機動戦士ガンダム MS戦線 0079


──武器の付け替えは、どのモビルスーツも自由に行えるのでしょうか?

徳島 『ガンダム』の世界観の設定を考慮しまして、連邦軍の機体はだいたいどれでも持てるのですが、ジオン軍の機体は、ゲルググ以外はビーム兵器が使えないといったルールはあります。あと、手がクローや火器になっているような機体だと無理ですよね。

──本作は基本的に地上が舞台になっているんですよね。ゲルググなど、宇宙へ行ってから戦場に出た機体も登場するのですか?

徳島 完全に宇宙用の機体はさすがに出ませんが、有名な機体はひととおりフォローしていますね。

──『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』は、最後のほうは宇宙で展開していましたが、2号機と3号機は出るのでしょうか?

徳島 すみません、1号機のみです。陸戦ガンダムの色変えると2号機っぽくなるので、雰囲気だけ楽しんでください(笑)。

──モビルアーマーは自分で動かせるのですか?

徳島 今回は自分では操作できないですね。敵としてアッザムやアプサラスが立ちはだかります。いままでの作品だと、モビルアーマーはただの大きな的のような状態で弱いこともあったのですが、今回はかなり手強くなっていますよ。

──Wiiリモコンでの操作形態を作る際に苦労した点はありますか?

徳島 いちばん苦労したのは、Wiiリモコンでポインターを動かす際の感度の調整ですね。感度を上げすぎると、ちょっとしたことでポインターが反応してしまって狙いが定まらないんです。逆に感度を下げすぎると、Wiiリモコンを動かしてもポインターが反応しなくなってしまう。本作では、画面の中心から一定の範囲の中はポインターが移動し、画面端にいくに従って今度は機体が旋回をするという挙動になっています。どの部分から旋回にするか、ポインターの移動速度をどうするのかといった部分がほどよいところに落ち着くまで、何度もリテイクしました。調整がうまくいったあとは、こんなにも自由に動かせるんだなと、自分でも驚きましたね。撃ちたいと思ったときに、直感的にその場所に攻撃ができるのは、Wiiリモコンの操作ならではですね。従来の作品にはない、新鮮なプレイ感覚で遊べますよ。
 

機動戦士ガンダム MS戦線 0079

機動戦士ガンダム MS戦線 0079


──各ゲームモードについて教えてください。まず、エースパイロットモードのウリになる部分は?

徳島 今回は”一年戦争”が舞台となっているので、やはりアムロとシャアが出てこないのはありえないというオーダーを受けました。ただし、このモードを本作のメインに据えようという考えは、最初からありませんでしたね。アムロたちの原作のシナリオを追うというより、名場面集だと思ってください。彼らが戦った中で、とくに記憶に残っている戦闘のシチュエーションを可能な限り再現しておりますので、原作ではこう戦ってたよなというのを思い出しながら遊んでいただきたいです。また、『ガンダム』を知らない方が、興味を持つきっかけになればいいなと思っています。ちなみに、エースパイロットモードは、本作における入門編に近いですね。たとえば、アムロでプレイすると、初めからアムロとガンダムという、最強の手札が揃っています。パイロット、モビルスーツともに高性能なので、非常に戦いやすいんです。まずは、エースパイロットモードのアムロ編をプレイしてもらって、ゲームの操作に慣れるのがオススメですね。単純に自分の操作する機体の強さ、操作テクニックだけを頼りに戦うことになるので、まずはこのモードで練習してみてください。

──アムロのガンダムが強いということは、逆にアムロが敵にまわるジオン軍側は難しいということですか?

徳島 ジオン軍のパイロットは、全般的に難しいステージが多いですね。原作で勝てなかったガンダムが敵にまわるわけですから(笑)。うまくなってから挑戦してみるとおもしろいですよ。

──アムロの撃破が、ひとつの目標になりそうですね。ではつぎに、ストーリーモードについて教えてください。

徳島 本作の核となっているのが、ストーリーモードです。このモードには、エースパイロットモードにはない要素が組み込まれています。まず、自分をリーダーとしてふたりの部下がつきますので、それをコストの中で収めて部隊を編成することになります。さらに、僚機にフォーメーションの指示を出す要素もあるので、機体を動かして戦うだけでなく、戦闘しつつ僚機にも指示を出して戦うという、ひとつ上の戦術が楽しめます。たとえば、守るべきターゲットがいる場合、僚機をターゲットの側に残して、自機が敵陣に攻め込んだりできるわけです。また、僚機を前線に出して、自機は後ろからスナイプするといった作戦も可能になります。僚機をうまく活用すると、ステージクリアー後に高ランクを取りやすくなりますね。

──高ランクを得ると、何かメリットはあるんでしょうか?

徳島 モビルスーツの取得条件に絡んできますね。あと、ストーリーモードではシナリオの分岐があるのですが、分岐条件に絡む場合があります。分岐は、連邦軍、ジオン軍ともに大きな流れの分岐がひとつ、そのまえに小さな分岐をいくつか用意していますので、いろいろ試してください。ちなみに、シナリオが分岐する部分は、チャートを見れば一目瞭然になっていますのでご安心を。

──ストーリーは完全にオリジナルになっているのですか?

徳島 そうですね。ゲームオリジナルの展開です。原作で活躍したエースパイロットが、ほどよく敵や味方としてゲスト登場してくれます。今回はキャラクターの個性にスポットを当てたシナリオになっているので、キャラクターへの感情移入はいままでの『ガンダム』ゲームに比べて、かなり熱くなっているのではないかと思います。
 

機動戦士ガンダム MS戦線 0079

機動戦士ガンダム MS戦線 0079

 

──つぎに、対戦ができるバーサスモードについて、遊びかたなどを教えてください。

徳島 プレイヤーどうし、またはコンピューターと戦えるモードです。機体やパイロットが自由に選べるので、アムロ対ノリスのような、自分が見てみたかった夢の対戦を楽しんでください。それと、プレイヤーどうしが協力してコンピューターと戦うこともできます。プレイヤーがふたりの場合は、それぞれ1機ずつで2機しか出撃できないのですが、敵側は最大3機まで設定できます。そこで、タッグを組むときに、自分たちはふつうの機体にしておいて、相手側の3機をすごい名のあるエースと強力な機体にして、コンピューターのレベルを最大にして対戦すると、相当やり応えのある戦いが楽しめますね。ぜひ試してください。

──サバイバルモードはどのように遊ぶモードなのでしょうか?

徳島 一定時間内に、どれだけモビルスーツを倒せるかを競うモードです。僚機なしでひとりで戦うので、まわり中が敵だらけなんですよ。最初は生き残るだけでもいっぱいいっぱいになると思います。ふたりで遊ぶときは、トドメを刺そうとしているプレイヤーの機体を攻撃して、横取りするといった遊びかたも可能ですよ(笑)。

──プレイヤーの良心が問われるモードですね(笑)。コンビネーションモードは、ふたりでちゃんと協力するモードなんですよね?

徳島 そうですね。ふたりで協力して、高ランクの獲得に挑戦してください。

――コンビネーションモードでは、難度は変えられるのですか?

徳島 設定はできないです。ランクづけとかがありますので、より高いランクを狙うためにはどう戦うのかを話し合いながら、じっくりと攻略していってもらいたいです。くり返して遊ぶモードですね。

──ゲームモードは全部で6種類あるわけですね。

徳島 そうですね。各モードともに、違った楽しみかたをしてほしいです。あと、これはゲームモードではないのですが、Wiiリモコンとヌンチャクをふたりで持って、二人羽織のような操作をしてみるのもおもしろいですよ。ひとりは操縦担当、もうひとりは攻撃担当といった感じですね。やってみると意外とおもしろいので、ぜひお試しあれ(笑)。

──では、最後に読者の皆さんへひと言コメントをお願いします。

徳島 実際に触ってみないとわからない部分が多いです。ぜひ手に取って、自分自身がパイロットになる手応えを楽しんでください!

機動戦士ガンダム MS戦線 0079
バンダイナムコゲームス 

対応機種

Wii

発売日

2007年7月26日発売予定

価格

7140円[税込]

テイスト/ジャンル

アニメ・ロボット/シューティング

備考

開発:ベック、チーム・ホワイトディンゴ

 

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