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『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』開発者独占インタビュー!

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●FALCOON氏が語る『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』の開発秘話!


 SNKプレイモアから2006年12月14日に発売予定のニンテンドーDS用ソフト『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』。本作は、SNKとカプコンのキャラクターが総勢400体登場するカードバトルゲームだ。ファミ通.comでは、この注目タイトルの最新情報を読者にお伝えすべく、プロデューサーを務めるFALCOON(ファルコン)氏に独占インタビューを行ったぞ。画面写真のほか、初公開となるキャラクターイラストとともに、ご覧いただきたい! 現在開発中のアーケード版『ザ・キング・オブ・ファイターズ』(以下、『KOF』)の質問も!?

 

 

SNKプレイモア
FALCOON

 

 

●ニンテンドーDSで発売されることになった経緯とは?

 

――まず最初に、ファミ通.comの読者に向けて、自己紹介をお願いいたします。
FALCOON プレイステーション2で発売された『KOF マキシマムインパクト 2』のプロデューサーを経て、今回『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』のプロデューサーを担当しています。『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』では、ゲームのシステムの構築からグラフィックの監修にいたるまで、手当たり次第……ということで、制作全体の統括をしています。
――ご自身でグラフィックも描かれているんですよね。
FALCOON はい。イラストレーターとして活動している部分もあるので。レアカードを描いています。本作のレアカードは、当社に関係の深いイラストレーターの方々に描いていただいています。その中の一部を僕も描いているんです。
――レアではないふつうのカードは、統一されたデザインになっていますよね。そして、レアカードは、作家さんの個性が出ている感じですね。
FALCOON そうですね。カードは、レアとノーマルという分けかたをしていまして、ノーマルカードのほうは、誰が見てもそのキャラクターだとわかるように、作家性を抑えたものにしています。
――『カードファイターズ』シリーズは、過去にネオジオポケットカラー(以下、ネオポケ)で2作品、3バージョンで出ていますよね。'99年の10月21日に『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ SNKサポーターズバージョン』と『SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ CAPCOMサポーターズバージョン』が。そして、2001年9月13日に『SNK VS. CAPCOM カードファイターズ2 EXPAND EDITION』が。それから5年経って、今回の新作の発売となりますが、DS版を開発するにあたっての経緯を教えてください。
FALCOON 『KOF マキシマムインパクト 2』の開発をしているときに、会社的にニンテンドーDSのソフトをやっていくことになりまして。(やるんだったら)何をやろうか? という話がありました。僕は、ネオポケソフトの開発に最初から携わっていまして、そこで手掛けたタイトルというのがネオポケ版『SNK VS CAPCOM 激突カードファイターズ』の3本だったんです。当時は、ネオポケのマシンスペックだったり、開発期間などの理由で、やりたいけれどできなかったことも多かったんです。
――ネオポケ版は、話題性、ゲーム性、クオリティーの面で、当時高い評価を得た作品だと思うのですが、それでも開発サイドから見るとやれなかったこともたくさんあったと?
FALCOON そうですね。ルールであったり、ゲーム的にももっと掘り下げたいという思いを残したままで。当初『カードファイターズ』は、『3』、『4』と上乗せされていく予定の企画だったんです。けれども、ハードの寿命で『2』で終了してしまいました。そのあとの続編の企画は、寝かされていたんです。そこで、僕が「もう一回、DSでリベンジしたい」という話をしたら、会社から許可がおりました。
――最初から、ニンテンドーDS用としてスタートしたと。
FALCOON そうですね。DSでこそやりたかったという思いがあります。
――DSと言えばやはり2画面とタッチスクリーンの要素。そのへんは開発していて、いかがでしたか?
FALCOON 実際にネオポケ版では、コマンドを選んで、つぎにまたコマンド選んでという部分で、ちょっと面倒くさいなと感じていました。それが、タッチスクリーンでワンクリックでできるのは魅力ですよね。そういうところは使っていきたいな、と。あとは、銀はがしのようにスクラッチする要素があったり、挑戦的にいろいろ入れています。タッチペンは、開発のほうでも、もっとやりたいという声が上がっています。
――バトルのエフェクトも、かなり派手になっていますよね。
FALCOON あれは、前作のときに限られた容量でやっていたことと、前作をプレイしていた人たちに「進化してる!」と感じてもらいたかったのでガンバリました。

 

 

●コンテンツポータルサイトで操作説明プロモーションを配信!

 

 

――ストーリーはネオポケの続編ではなく、まったく新しいお話になっていますが、カードバトル部分の基本システムは、ネオポケ版を踏襲しつつパワーアップしていると考えてよろしいのでしょうか?
FALCOON そうですね。カードゲームとしては、将来的に、システムの深さやルールに関しても、もうちょっと複雑化したいという思いがあります。やはり最初に手に取ってくれるのは、カプコンさんとウチの、キャラクターのファンの方だと思うんですよ。格闘ゲームを遊んでくれている方が多いですから、カードゲームのルールをいきなり高い位置から投げかけても、なかなか入れないのではないかという懸念がありました。そこで、なるべく簡単で入っていきやすく、ひとつふたつのことを覚えたら、すぐにドンドン遊んでいけるくらいのゲーム性にしたいと。それは、『カードファイターズ』第1作目のころからのコンセプトなんです。いまは、その敷居を若干上げつつ、新規ファンも取り込みたいという、微妙なラインで攻めているところです(笑)。
――バトルのルールについてですが、じつは当初、今回のインタビューでFALCOONさんの口から説明していただこうと思っていました。ですが、すでに公式サイトで詳しく紹介されているのと、プロモーション映像をコンテンツポータブルサイト(※)で配信中とのことで。興味のある方は、そちらを見ていただこうかと(笑)。ですので、ここでは初めての方にわかりやすいように、すごく簡単にですが、ゲームの内容をまとめてみました。え〜、いきますね。集めたカードでデッキを組み、コストを溜めてカードを召喚して戦わせ、相手プレイヤーの体力をゼロにすれば勝利。これが基本で、カードの組み合わせや戦略により奥深い駆け引きが楽しめる、と。これで合っていますでしょうか?
FALCOON はい、合っています(笑)。

 

 

※『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』の操作説明プロモーション映像【入門編】、【実践編】、【戦略編】を、3回にわたり、コンテンツポータルサイト"ShowTime"(こちら)にて配信(2006年12月9日現在)。
<配信日時>
【入門編】2006年12月1日(金) 配信中
【実践編】2006年12月8日(金) 配信中
【戦略編】2006年12月15日(金) 19:00より配信予定

 

●カード数は400枚。『逆転裁判』のキャラクター登場秘話!

 

魔女っ娘アラモード2

 

――やはり本シリーズは、SNKとカプコン、この2大メーカーのキャラクターの夢の共演がウリだと思うのですが、開発でご苦労された点は? カプコンさんのチェックはきびしかったですか?
FALCOON 正直、きびしい部分もありました(苦笑)。こだわりのある、伝統のあるキャラクターが多いですから。キャラクターをお借りしている我々にはわからない部分……デザインの細かい設定がけっこうありまして。開発のマスターアップギリギリまで品質を上げていきたかったので、カプコンさんにご協力いただき、いろいろ修正をしました。
――ネオポケ版はデフォルメされた頭身の高いキャラクターだったのですが、今回は設定画に近い等身のバランスですよね。逆に、カードのキャラクターではなく、主人公の少年たちは、マンガっぽい頭身というか。そのへんは狙っているのでしょうか?
FALCOON ネオポケ版はスペックの問題があったので、あえて頭身を大きめにしてデフォルメしていました。けれど今回は、よりふつうの等身で、スタイリッシュさも出したほうがいいかなと思い、意図的に変えています。

 


――登場キャラクターの選出は、どのようにして行っていったのでしょうか? 格闘ゲームのキャラクターがメインで大勢いつつ、格闘ゲームではない作品のキャラクターが、サポートカードなどに入っていますよね。
FALCOON 選出の基準はいろいろあるのですが、人気作品のヒーロー、ヒロイン、ボス、ライバルなど、絶対押さえておくべきキャラクターをさきにピックアップしておいて、あとはカードの能力ですね。ゲーム性を高めるために、さまざまなカードの能力をあらかじめ決めておきました。そして、そのカードの能力の、イメージに合うキャラクターを持ってくるというカタチです。なかなかキャラクターが決まらないカードもありましたが……。
――前作の発売から5年経っているので、ネオポケ版には登場していなかった作品も、今回たくさん入っていますよね? たとえば、『逆転裁判』とか。
FALCOON カプコンさんを口説きました(笑)。『逆転裁判』のキャラクターは、最初、カプコンさんから出さないほしいと言われたんですよ。

 


――それは、ゲームのイメージが違うとか、そういう理由ですか?
FALCOON 理由は、同じDSというハードで展開していくタイトルだったからです。いちばん最初に、カプコンさんからお借りしたいキャラクターのリストを作って見ていただいたのですが、いくつかの作品は出さないで、と。でも、どうしても本作のゲーム中で、「異議あり!」と言わせたかったんです。「異議あり! キミは自分ところに帰りなさい」という能力のカードを、ぜひとも作りたかった。そこで、「ナルホドくんだけ、出させてください!」と、カプコンさんに改めてお願いしたんです。そうしたら、このタイトルの窓口してくださった方が『逆転裁判』のプロデューサーさんに掛け合ってくれまして、結局、相当な数のキャラクターの使用許可をいただきました。
――「こんなユニークなカードも入っていますよ」というのものはありますか?
FALCOON ネオポケ版では格闘ゲーム系が多かったのですが、今回は『バイオハザード』や『デビル・メイ・クライ』、『逆転裁判』など、最近のカプコンさんが打ち出しているタイトルから多く出ています。カプコンさんの最近のゲームファンの方にも、喜んでいただきたかったので。

 


――SNKサイドの作品は?

FALCOON 『ティンクルスタースプライツ』とか。最近の『KOF』や『KOF マキシマムインパクト』からも出ていますし。前作のネオポケ版に登場していたキャラクターたちは、進化したカタチで出ています。
――カードは何種類くらい用意されているのでしょうか?
FALCOON 400枚です。まだまだ、本当に入れたかったカードもあるのですが、それは『2』があるなら、その伸びしろにしたかったので、とっておいてあります。まず本作を遊んでいただいて、評判がよければ続編が出せるのかな、と。
――ヒットすれば、続編で"カプコンバージョン"とか"SNKバージョン"が出たりも?
FALCOON そうですね。許していただけたら。

――それを考えると、本作にドカ〜ンと売れてほしいですよね。
FALCOON そうですね!

――SNKとカプコンの人気タイトルのキャラクターが大勢登場する作品ですし、ニンテンドーDS本体自体もまだまだ伸びていますから。しかも、ゲームセンターで格闘ゲームを遊んでいない新しいユーザー層が、ニンテンドーDSでは急激に増えていますからね。当然、その人たちにも遊んでもらいたいですよね。
FALCOON はい。そういえば、11月発売号からファミ通DS+Wiiさんのほうで、付録コミックを掲載させていただいているんですよ。なかなか完成度の高いコミックに仕上がっているので喜んでいます。とくに『KOF』などをまったく知らない小さなお子さんたちにも、ぜひこのタイトルを知っていただければいいなと思っています。
――イベントなどで、レアカードを配布する遊びはありますか? それとも、基本的にひとりで遊んでいても、カードをコンプリートできるものなのでしょうか?
FALCOON レアカードの配布はアイデアの段階では出ていましたが、本作では対戦しないと手に入らないようなカードは極力なくしています。ひとりでプレイしても、カードの100パーセントコンプリートを目指せるようにしています。
――本作で、ファンの方に伝えたいメッセージはありますか?
FALCOON 「買ってください!」と言うのがいちばんなんですけれど(笑)。買ってくれた人には、とくにデッキの構築が楽しめる人には、ずっと遊んでもらえるとソフトだと思います。少しずつカード集めて、自分のデッキを構築して、それを試してみたり。そういう遊びかたが好きな人がドンドン出てきてくれればうれしいです。あとは、レアカードを見てほしいですね。いろいろなイラストレーターさんが描いた絵がそのまま見られるので、イラストレーターさんのファンの方にもアピールできるのかなと。
――ソフトの発売が2006年12月14日ということですが、マスターアップは?
FALCOON 完了しています。
――それでは、あとは発売日を待つだけという状態ですね。
FALCOON そうですね。開発自体は終了しています。
――マスターアップされて、手応えはどうですか?
FALCOON やれるだけはやれたと思います。あとは、続編にシステムやカードを追加して、もう一段階だけルールを複雑にしたいですね。

 

●アーケード版『KOF』についても、聞いてみました!

 

――なるほど、最後に、『カードファイターズ』とは別タイトルになるのですが、現在開発中のアーケード版『KOF』について質問させてもらってもよろしいでしょうか?
FALCOON はい、いいですよ。年末の"KOF忘年会2006"(※)で、一部のタイトルは試遊とゲーム大会をやりますので。
――まず、『ザ・キング・オブ・ファイターズXII』の開発状況のほうは?
FALCOON こちらは残念ながら忘年会イベントではまだプレイできません。別のプロデューサーが担当していまして、開発的にはまだ始まったばかりだけれど順調のようですね。
――基板が新しいものになるんですよね?
FALCOON タイトーさんのTAITO Type X2です。TGS(東京ゲームショウ)のときにアートディレクターが言っていましたが、いままでの『KOF』はネオジオありきの解像度と容量だったので、アニメーションパターンを多く持てなかったんです。それを高解像度にして、アニメーションパターンをより多く持てるようしにして、新しくしようと開発しているところです。
――大会出場メンバーの選出は、もう決まっているのですか?
FALCOON TGSで発表されたアッシュとエリザベートは、実際にデザイナーが描いているのを、僕は見ています。
――"オロチ編"、"ネスツ編"に続く、"アッシュ編"の完結となるんですよね。神楽ちづると八神庵の力を手に入れたアッシュが、何を企んでいるのか? そして草薙京は? 気になります。
FALCOON どうなってしまうんでしょうね。そこは、僕もまだ知らないんです(笑)。
――わかりました。もうひとつのアーケードの新作、『KOF マキシマムインパクト レギュレーション"A"』。これは、FALCOONさんが中心になってやられている?
FALCOON はい。ど真ん中でやっています。
――こちらの開発状況は、いかがでしょうか?
FALCOON もう、けっこう進んでいます。基本的に『レギュレーション"A"』は『マキシマムインパクト2』をアーケードでも遊べるようにしましょうというところからスタートしましたので。『マキシマムインパクト2』を完全に乗せたあとに、調整を加えましょう、新キャラクターを入れましょう、と。
――TGSで登場キャラクターの一部が発表されました。
FALCOON 京、K'、アッシュ、アルバという歴代の主人公4人が発表されました。
――『KOF』のもうひとつの主軸という感じですね。
FALCOON 僕的には、「こっちが主流だ」くらいの勢いで思っています(笑)。
――(笑)。そうすると、稼動は『レギュレーション"A"』のほうが早いのでしょうか?
FALCOON そうですね。早いという予定で進んでいます。時期は2007年。
――2007年のいつごろに?
FALCOON 僕的には、2007年の早い時期に出したいなと思っています。
――『KOF XII』は、けっこう時間がかかりそうですか?
FALCOON そうですね。かなり大きなプロジェクトになっているようです。実際、ネオジオ版と比べると、驚くほど高解像度のものが必要となるわけですから、必然的にグラフィックを描く作業量が膨大になります。それ相当の時間もかかるでしょう。
――『KOF』は登場キャラクターがものすごく多いですからね。シリーズを重ねていくうちに、背後で待機中のキャラクターが削られたり、超必殺技のときに背景をなくしてその分ハデなエフェクトの演出にまわしていたり。ハードをギリギリまで使っているんだなと感じていました。
FALCOON いろいろな手法を用いて、つねにギリギリのところまで調整していましたからね。

――(笑)。それも新基盤で解消される、でもキャラクターを描き起こすことがものすごくたいへんな作業であると。わかりました。今後もSNKプレイモアのゲームに注目させていただきたいと思います。ありがとうございました。

 

SNK

タイム

モーデン元帥

 

カプコン

ダルシム

バレッタ


※KOF忘年会2006:2006年12月22日深夜から23日早朝にかけて、丸の内ピカデリー1(東京都千代田区)で開催予定の『KOF』ファン向けのイベント。内容は、『KOF』の声優を招いてのトークショーや、『レギュレーション"A"』の試遊、ゲーム大会など(イベントの詳細はこちら)。

 

※SNKプレイモア ゲーム情報サイト NEOGEO WORLDはこちら。

 

※『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』公式サイトはこちら。

 

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