酒缶さん
ゲームコレクターの酒缶が、大好きなゲームを世の中に紹介するために、ゲームを作っている人、ゲームを集めている人、何かしらゲームに関わって生活している人に、ゲームの話を訊きにいくブログです。
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【酒缶のゲーム通信】



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【有村昆氏】1.おバカは2つにわけられる

 今回のゲスト:有村昆氏 
EX「お願い!ランキング」の人気コーナー「ピリ辛!シネマアカデミー」でもお馴染の映画コメンテーター。B級映画に精通し、2011年4月までニコニコ動画のゲーム番組「ゲッチャ」でMCを務めていた。

 

 

酒缶 先日、フジタさん(※1)のイベントで御一緒したため、その縁でお話しをさせていただいたんですけど、アリコンさんは普段、ロフト(※2)みたいなところでイベントをされているんですか?

(※1) フジタさん ゲームソフトを1万本以上持っている、グレープカンパニー所属のお笑い芸人。以前、酒缶はゲーム雑誌「ゲームサイド」で対談したことがあり、2011年5月22日に新宿ロフトプラスワンで行われた「フジタの朝までファミコンVol.1」では、出演時間は違うが、アリコンさんと酒缶は共に出演した。
(※2) ロフト 東京にある、客の飲食の料金によって演者の出演料が変動するトークライブハウス。新宿ロフトプラスワン、ネイキッドロフト、阿佐ヶ谷ロフトAの3店舗がある。

有村 やってますね。以前は大体2ヵ月に1回、ロフトプラスワンで『バカデミーSHOW!!トークライブ』をやっていたんですけど、一人でイベントをやると仕込みの時間が結構かかるんですよ。今は他の仕事がバタバタと忙しくなってきたので、だんだんできなくなってしまって、間が空いてしまってますね。最近は、違うモノもやってみようと思って場所を変えて、ネイキッドロフトでホリちゃん(※3)と一緒に『懐かしトークライブ』をやっています。

(※3) ホリちゃん ものまねタレントのホリのこと。公式プロフィール

http://com.horipro.co.jp/talent/ホリ/index.html

酒缶 アリコンさんというと、『クマグス』(※4)で見た時のインパクトがすごく強かったんです。アリコンさんの『バカデミーのクマグス』は2009年の9月と10月でほぼ連続で3回出演されていますけど、元々おバカ映画が専門だったんですか?

(※4) 『クマグス』 TBSテレビ系列で2008年?2010年に放送されていた『新知識階級クマグス』のこと。人があまり注目しない分野を極めた専門家がV6相手に専門分野を発表する番組。アリコンさんは「バカデミーのクマグス」、酒缶は「ファミコンクマグス」として出演。公式サイト http://www.tbs.co.jp/kumagus/

有村 元々はちゃんとメジャーな映画を紹介していたんですけど、有名じゃないとなかなか使ってもらえないので、ちょっと変わったマニアックな映画とかおバカ映画とかで名前を出していこうと思ったんです。

酒缶 映画は全部詳しいんだけど、映画業界的には詳しい人がいっぱいいるため、売りになるポイントを1つ作ったということですね。

有村 そうですね。

酒缶 最近は『お願い!ランキング』(※5) でもお見かけしていて、世間一般的にも映画の人というイメージはかなり付いていると思うんですけど、生活は変わりました?

(※5) 『お願い!ランキング』 テレビ朝日で2009年から放送されているテレビ番組。色々な情報をランキング形式で伝える情報バラエティ番組。公式サイト 

http://www.tv-asahi.co.jp/onegai/

有村 最近は街を歩いていると、ガンガン声を掛けられますね。どっかで見たことがあるとか。まだ名前と顔が一致してないみたいだけど、映画の人だな、と。

酒缶 以前、クマグスに出た時は派手な服を着ていましたけど。

有村 タキシードみたいなものですよね。タキシードは番組によってはやりますけど、普段の格好でテレビに出ることもありますし。

酒缶 普段の格好での露出が増えると、街で余計目立ちますよね。

有村 まぁ、そうですね。でも、それが本業なので、頑張っていかないといけないんですけど。


酒缶 アリコンさんのバカデミーの切り口だと、バカデミーの候補になりそうなゲームってありますか?

有村 ファミコンの……。

酒缶 ファミコンじゃなくていいですよ。今のテレビゲームで。

有村 今のテレビゲームでおバカなヤツですか。僕は最近のテレビゲームってあんまりやってないんですけど、最近のゲームってクオリティーが高い、というか、審査基準が、すごく高そうな気がしますね、変なモノはゲームになりにくい時代だなぁ、と思うんですけど、その辺ってどうなんですか?

酒缶 実は、モバイルや携帯端末も含めると、以前に比べるとゲームの範囲が広がっているので、おバカなことをやろうと思えばいくらでもやれると思います。また、最近のゲームのクオリティーが高いといっても、多分それは映像表現が高いという話をされていると思うんですけど。

有村 なるほど。根幹のゲームシステムはそうでもないんですね。

酒缶 リアルなキャラクターが変なことをすれば、そのままおバカに……。

有村 確かに、なりますね。そうなると、メジャーな意味でのすごくわかっていおバカをやっているのは『塊魂』(※6)ですね。秀逸ですよね。あと、昔、プレイステーションだと思うんですけど、蚊になって血を吸うゲームがありましたよね。

(※6) 『塊魂』 2004年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)がプレイステーション2向けに発売したアクションゲーム。塊魂オンザウェブ http://katamaridamacy.jp/

酒缶 まさに『蚊』(※7)ですね。

(※7) 『蚊』 2001年にソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンがプレイステーション2向けに発売したアクションゲーム。

有村 『蚊』ですよね。あのゲームは着眼点にメジャー感がこもったおバカな有り方ですね。ヒットするおバカの作り方。で、おバカと言っても、映画もそうなんですけど、おかしな人が作ったおバカとすごい秀才が作ったおバカの2つにわかれますよね。本当に変な人が作ったおバカだと、『暴れん坊天狗』(※8)みたいになるんですね。訳わかんない世界観というか。

(※8) 『暴れん坊天狗』 1990年にメルダックがファミリーコンピュータ向けに発売した横スクロールシューティングゲーム。

酒缶 そういうことになりますね。

有村 本当にわかった人がおバカを作ると、きっと『塊魂』とかそういうジャンルになるのかと思います。でも、映画も一緒ですよね。巨匠が時々おバカ映画を撮るんですけど、映画ファンからすると、安心しきって見れちゃうんで、何が飛び出すかわからない『ジャッカス』みたいな変な連中が作った映画の方がドキドキしますね。

酒缶 映画は観ると2時間くらいかかりますけど、観ているうちにおバカ映画だとわかるんですか? それとも、最初からおバカ映画だと思って観ているんですか?




有村 2パターンありますね。1つは、20分くらい観ていると、「これ、おかしいぞ!」と思う映画で、最近ですと『プリンセストヨトミ』がそのタイプです。『プリンセストヨトミ』ってパッケージはメジャーな感じなんですけど、20分くらい過ぎたあたりから「ズレてるぞ!ズレれてるぞ!」という感じがしてきて、最後、トンでも映画になっていくんですよ。

酒缶 そうなんですか。わりと大作感のある映画だと思っていたんですけど、おバカ映画なんですね。

有村 でも、例えばそれこそ『ジャッカス』みたいな映画は元々おバカってわかっているじゃないですか。逆に言うと、危ないパターンは、バカって打ち出しておきながら、いざ実際に見てみるとそんなにバカでもないというパターンですよね。それが一番危ないんです。期待外れなんです。おバカを打ち出しているとヒットしにくいですよね。日本で洋ゲーが受けないのと一緒の理論で、やっぱり日本人には日本人の感覚に合うモノがあるんですよ。

 

次回の更新は、8月12日(金)の予定です。

2011年8月9日 17:52