忍者増田
ログイン編集者、週刊ファミ通編集者を経て、現在はフリーライター。『ウィザードリィ』に関しては、「知らないこと以外はすべて知っている」と豪語するほどの知識を誇る。自分のことを忍者だと思い込んでいる可哀そうな人なので、みんないたわろう。


“WIZでござるよ”とは?
“WIZでござるよ”とは、かつてPCゲーム誌ログインで忍者増田が連載していた『ウィザードリィ』のおバカページ。1991年からスタートし、他誌に移ったりしながらも、ログイン休刊の2008年まで続いたスーパー長寿コーナー。今回、そのコーナーが形を変えて華々しく復活!?




最新エントリー

話題にしたゲーム

タグ

月別アーカイブ

最近のコメント

【第31回】ログイン、I/O、テクノポリス

“OOPS! WIZARDRY”を知ってるかい?

 

 こんにちは。袋入りインスタントラーメンは『サッポロ一番 塩らーめん』と『チャルメラ』が好きな忍者増田でござる。あと、しばらく食ってないけど『中華三昧』も好き。カップ麺なら日清のフツーの『カップヌードル』がいいですね。


 今回はプレイ日記は1回お休みして、『ウィザードリィ』にまつわるちょっとした昔話を。まあ、『ウィザードリィ』の話というか、パソコン雑誌の話というか……。


 拙者は、パソコン少年だった学生時代、いろんなパソコン雑誌を読んでいました。

 とくにお気に入りだったのが、ログイン(注1)テクノポリス(注2)I/O(注3)の3誌。

 ログインとテクノポリスは、ゲームレビューや企画、編集者の個性などもユニークで、“読み物”として購入していました。この2誌に共通していたのは、編集者と読者の距離の近さ、アットホーム感だったと思う。ノリや読者へのアプローチの仕方はちょっと違うけど、なんか両誌とも読んでてホンワカしてくるというかね。ログインの編集者はもちろんのこと、テクノポリスの編集者の名前もいまだに覚えています。よーこさんとか、いまどうしてるかな。伊豆千穂さんという有名な投稿者もいましたね。なんと男性だったんだよなあ。

 I/Oは、広告量がすさまじく、パソコンやゲームの情報を得るための“カタログ”として購入していました。ナイコン(注4)時代は、まだ未知の世界であるパソコンやゲームの広告を、毎月胸ときめかせながら読んでたっけ。I/Oプラザという欄外のおたよりコーナーも好きだったし、茨城から秋葉原に出てきてパソコンショップめぐりをするときは、八丁堀さんという人が描いてた秋葉原マップがとっても役に立ちました。

 いやあ、いまここでこんなこと書いてわかる人、どれぐらいいるんだろ?


 そのうち拙者はログインに投稿を始め、ポイント制の投稿コーナーの企画で優勝して、X68000ACEという30万以上もするパソコンをゲット。まだ10代のガキにはうれしすぎるプレゼントでした。それがのちに拙者がログインで働くことのキッカケにもなっているわけでござる。

 

 

※写真は、大東京の停電を阻止する男、忍者増田がみずからデジカメで撮影しています。

 

 

 

 じつは拙者、ログインやファミ通以外に、テクノポリスにも投稿をしたことがあります。

 当時『ロードランナー』という、パズル要素を含んだアクションゲームがあり、150ものステージが楽しめるうえ、プレイヤー自身が簡単にオリジナルステージを作成できることで好評を博していました。この『ロードランナー』で、拙者が作ったステージを収録した5インチフロッピーディスクをテクノポリス編集部に送りつけたら、掲載されてしまったのでござるよ(読者が作ったステージとしては最初の採用。そして採用の景品としてテクノポリスの便箋をいただきました)。ちなみに、たぶん1985年の2月号なので、持ってる御仁は探さないように。

 テクノポリスには、もうひとつ思い出深いことが。当時拙者は、テクノポリスの“OOPS! WIZARDRY”という『ウィザードリィ』専門のコーナーを毎月愛読していました。マニアックな情報あり、読者の投稿ありで、とても楽しいコーナーだったのです。こちらのほうは、自分で投稿したりはしなかったと思うけど。

 このときは、拙者がのちにログイン編集部に入り、自分も“WIZでござるよ”という『ウィザードリィ』コーナーを立ち上げることになろうとは、夢にも思っていませんでした。

 じつはログインで“WIZでござるよ”が始まったとき、「“OOPS! WIZARDRY”みたいな楽しいコーナーにしたいなあ」なんて思ったりしたのでござる。

 よく考えたら、この話、いままでだれにも言ってないことに気づきました。とくに秘密にしていたかったわけでもないんだけど、まぁ当時は大っぴらに言うような話でもないよね。

 「“WIZござ”なんかといっしょにするな!」なんて、“OOPS! WIZARDRY”の担当者がこれ読んでたら怒るかもしれないし(注5)、結果的にまったく違うコーナーになったでござるが、とにかく拙者が“OOPS! WIZARDRY”のファンだったことは事実。


 拙者にとって、そんな思い出があるテクノポリスでござるよ。


 現在、この3誌のなかで、I/Oだけが生き残ることになるなんて、当時は予想もつかなかったなあ。

 

 

※写真は、つま弾くは荒ぶる調べ! 忍者増田がみずからデジカメで撮影しています。



●担当編集者Oの突っ込みコーナー
 忍者増田が分かりにくいボケや天然ボケをかましたり、マニアックなネタに走りすぎたりしたときに、担当Oがコメカミをヒクヒクさせながらフォローするコーナーです。

注1ログイン
1982?2008年まで発行されていたパソコン雑誌。お笑い要素満載の特集記事や、パソコンやゲームとまったく関係ない企画記事などを掲載、独自の娯楽路線を突っ走っていた。やたらページ数の割かれた読者コーナーは異様な盛り上がりを見せており、忍者増田のように、投稿者出身の編集者が多かったのも特徴。アスキー→エンターブレイン発行。

注2テクノポリス
1982?1994年まで発行されていたパソコン雑誌。ゲーム紹介や攻略のほか、パソコン新機種のベンチマークテストも本誌のウリであった。市販ゲームのプログラムに直接手を加えるような裏技も掲載された“マル忍カンタン改造法”のコーナーは大盛況だったが、物議もかもし出した。のちに美少女ゲームを中心とした路線へ方向転換。徳間書店→徳間書店インターメディア発行。

注3I/O
1976年10月に創刊されたパソコン雑誌。誌面の半分以上を広告が占めるブ厚い雑誌であったが、読者投稿のゲームのプログラムリストも掲載されており、パッケージ販売も行っていた。じつは中村光一や芸夢狂人など、著名なプログラマーを輩出している。当時とは内容は大きく異なるが、現在でも刊行が続いている。工学社発行。

注4ナイコン
当時は、パソコンを持っていないことをこう表現していました。

注5“OOPS! WIZARDRY”の担当者がこれ読んでたら怒るかも
こんなヘッポコブログなんて、たぶん読んでないと思うので大丈夫です。……と思ったら、ここで衝撃の事実が発覚! 当編集部の松井ムネタツ編集長は当時テクノポリス編集部に在籍(ペンネームは"うんずまり")していて、なんと“OOPS! WIZARDRY”の4コママンガを描いていたことがあるとか! 忍者増田は知らないようなので、今回の更新でこの突っ込みコーナーを読んでさぞかし驚くことでしょう(ニヤリ)。

 

 

 

次回更新は、3月2日(金)を予定しています。

 

 

大好評発売中!『ウィザードリィ パーフェクトパック』公式サイト は、忍者増田も毎日チェックしてるよ!

 

2012年2月24日 18:19