『モンスターハンター』プレイまんが“モンでき。” 『MH3G』第101回
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『モンでき。』の『MH3G』第101回更新です。
前回、第100回は3オチクエスト失敗で終わってしまいましたが、その悲しみを乗り越えて新たな狩猟に!
しかし、ここでもまた江野本は小さな悲しみに見舞われることとなったのでした。
狩猟対象がボルボロスにハプルボッカという『モンハン』界きっての2大巨頭(文字通り、頭がデカいという意味です)だったこともあり、スキル抜刀術【力】を発動させて「めまい取りますね?」と狩猟開始からノリノリだった江野本。
ところが、いろいろな不運が重なった結果、1頭目のボルボロスをスタンさせることができず……。
ボルボロスの頭に双剣の抜刀攻撃を当てるチャンスってそんなに多くないので、なかなか難易度が高いんですよ、本当ですよ!
その数少ないチャンスでことごとくスカしまくった、なんてことも影響したのかしなかったのか(しましたね)……まあともかく、1頭目はスタン失敗という結果に終わったわけ。
「くそー、あと1発でめまい状態になったかもしれないのに、津々巳さんとリョウコちゃんが手加減せずに攻撃しちゃうからーむぐぐ!」などと責任転換甚だしくも思いながら、つぎなるお相手、ハプルボッカのもとに向かおうとしていると、津々巳さんに鋭い声で呼び止められました。
背筋も凍る必殺の氷点下クールボイスが言うことには、「ボルボロスって結局、スタンしたんスか?」。
びょおおおおおおおおおおお!(寒風にさらされる音)
そ、そういうことは、オブラートに包むとか、せめて笑顔で言って!!
これだから真面目ひと筋、「厳」と書かれた鉄仮面の女はイヤヨオオオオォォォォォ!
と、オネエ化して“津々巳寒波”を耐え忍んだ江野本、「ムリでした」と言葉少なにその場を切り抜けたのでありました。
そして迎えたハプルボッカ(こっちから押しかけていったんだけどな)。
ここはもう絶対絶対、スタン取っちゃるけん!
ボルボロスの分までピヨッピヨのピヨンピヨンにしちゃるけん!!
気合十分、ハプルボッカのドデカい頭目がけて隙あらば抜刀攻撃、突進の正面に立って玉砕覚悟で抜刀攻撃、釣りの効果でダウンしたら抜刀攻撃からの振り向き再抜刀攻撃ループ……と、必死の形相で抜刀攻撃をくり出していましたところ、津々巳さんが怪訝そうにこちらを見ているのに気がつきました。
いやいやいやいや、ちょっといま、アレだったの!
あのちょっと、タイミングがアレでスカっただけだからさ!
ボルもこの調子でスタン取れなかったんだな、とかそんなことないから!
もう間もなく、あと数回でスタンするから!
ほんと、もうあとちょっとだから、ちょっとでいいから、ね? ね?
と、なんだかよくわからない懇願思考に陥ったところで、津々巳さんから超氷結型爆弾発言が飛び出しました。
「……なんで鬼人化しないんスか」
びょおおおおおおおおおおお!(寒風にさらされる音)
まさに爆弾低気圧!!
じゃなくて、抜刀術【力】でめまい狙うから抜刀攻撃主体で立ちまわっているのに、スタン取れなくて非難され、鬼人化しなくても怒られたーー!!
念のため言っておきますと、双剣は鬼人化したほうが“強い”武器で、一般的には津々巳さんの考えが正しいんですけどね。
でも、ちょっとチャンスだから鬼人化して大ダメージ与えてやっか、なんてのん気にやってたらいつまでたっても双剣でスタンは取れねえんだよおお!!
春、恋し!
さて、最後にうれしいお知らせでございます。
単行本第3弾『モンでき。闇鍋編』が世に出てはや1ヵ月ですが、このたび増刷が決定いたしました!
しかも、単行本第1弾から第3弾まで全巻揃って!
このタイミングで3巻同時に、というのは予期していなかったことなので、津々巳さんとふたりで喜びつつもビックリ!
本当に、読者の皆様のおかげです。
ありがとうございます!
これからもますますがんばっていきますので、どうぞ『モンでき。』をよろしくお願いいたします――!
2013年1月28日 22:27