『モンでき。』の『MH3G』第91回更新。

まさかリョウコちゃんがナバルデウス亜種を狩る日が来ようとは……！

と、思わず隔世の感に浸ってしまった方もいらっしゃるかと思いますが、江野本もおんなじ気持ちです。

いやはや、光陰矢のごとし、十年一日、烏兎匆匆、日進月歩、もう中学生……などなど、時の流れに感嘆することわざを並べ立てたくもなりますわいね。

しかし、時は静かに静かに満ちていたのです。

時機到来！

ギルドからの連絡を受け、我々はリョウコちゃんをG級へと押し上げるべくナバルデウス亜種に向けた準備を始めました。

と言っても、ナバ亜種なんて久しぶりすぎて記憶もあいまい。

じつは海底遺跡のエリア3から始まることも忘れていて、ヘタしたらエリア3までたどり着かないんじゃ……とまで思っていたことをここに告白しておきます。

でも、リョウコちゃんには新鮮な気持ちで楽しんでほしかった、という事情もあって、とくに何かを調べたり思い出したりすることもなくあいまいな記憶のまま、ふわっとクエストスタート。

リョウコちゃんは冒頭で流れる映像に「わ?、こんなやつなんですね?！」と感心し、いざ狩りが始まると今度はBGMに対して「なんか歌ってる?！　かっこいいですね?！」と大興奮。

わかる、わかるよ、リョウコちゃん！！

最初にナバルデウスを狩ったとき、あの曲に心底ビビって何故だか敬虔な気持ちにさせられたもの。

モンスターを狩猟中のBGMってどれも耳に残って思い入れがあるけど、初めて耳にしたときの印象が残っているのってナバルデウスだけかもしれない。

それくらい、あの歌声の入った曲は衝撃的だったんですよね。

相変わらず、「あれが好き」「これがカッコイイ」の話には加わってこない津々巳さんをヨソ目に、リョウコちゃんと江野本は「いいよねいいよねー！！」の大合唱でありました（ちなみに、津々巳さんがなぜ「好き」を言わないのかは12月24日発売の単行本『モンでき。闇鍋編』にて明かされておりますので、乞うご期待！）。

しかし、そうこうしているうちにナバ亜種の水平方向に水を吐き出す“横なぎ払い激流ブレス”を食らって、リョウコちゃんは力尽きてしまいました。

リョウコちゃんの防御力は素の状態で、161（前回、第90回より）。

江野本がこの緊急クエストをやったときは、防御力144に守りの護符や爪、食事などでドーピングしていたので、ま、似たようなもんですね。

ちょっとした攻撃なら耐えられるけど、激流ブレスは少しでも体力を削られているとキャンプ送り、上のほうから水中を一刀両断する大激流ブレスではそれこそ本当にひとたまりもない、といったところでしょう。

大激流ブレスは以前にも書いた通り、江野本も避けかたがわからないので警戒していたんだけど、このクエストではせめてもの温情なのか、1度も使ってこなかったんだけどね。

でも、なんとなく光明は見えてきました。

危険なのはやはり、ブレスだけです。

火力は津々巳さんと江野本のふたりでも十分なわけですから、無理して攻撃をしなくても安全第一で立ち回ればOK。

あとは、大激流ブレスと横なぎ払い激流ブレス、それに一直線に水を吐き出す激流ブレスの3パターンのブレスを見て、覚えて、予備モーション中に範囲外に避けることさえできれば……！

て、まあ、初見クエストでそこまでできる人なんてそうそういないよね。

案の定、リョウコちゃんは3オチしてしまいましたが、「アレのときには上下に避ければいいんですね?！」と何かを掴んだ様子。

この日はこれにてお開きの時間で、リベンジは次回持ち越しとなったのでした。

時の流れにまつわることわざに倣って、「桃栗三年柿八年、リョウコは半年一人前」となれるんでありましょうか？

どうぞお楽しみに！