クロスレビュー

平均

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“遺跡船”を舞台に、妹を取り戻すために戦う少年セネルが主人公のRPG。アクション性の強い戦闘が特徴で、投げ技や我流奥義などを駆使して戦い抜くのだ。
発売日
2005年08月25日
価格
6800円 [税抜]
対応機種
PS2
ジャンル
RPG
メーカー
ナムコ
詳細を見る

テイルズ オブ レジェンディア(PS2)のレビュー・評価・感想情報

蒼紅
PS2 2007-01-17 21:51:19投稿
4

設定…D/ストーリー…E/システム…E/グラフィック…C/音楽…B
ここからは全て「私の独断と偏見」により、今作を酷評させていただきます。今作を未プレイの方は、このレビューを一意見として参考にしていただければ幸いに思います。
一言で言うと、今作はまるで『テイルズシリーズらしくない』です。テイルズシリーズの伝統を総崩れさせるにもほどがある。
今作は、元はナムコ内で持ち上がった新規RPGの企画を無理やり「テイルズシリーズ」にこじつけたとしか思えないんですよね。そして、それを裏付けるかのように開発スタッフが「MelFes」とかいう新規のチームです。戦闘パートの開発は格闘ゲーム「鉄拳」などのスタッフで構成されています。
だったら、「鉄拳」に負けず劣らずの戦闘システムを『何故構築できなかったのか』を問いたいです。結局は、出来上がった成れの果ての戦闘システムがあのボタン連打してるだけで、更に仲間のAIがアホで全く面白くないわけですから、わざわざ「鉄拳」のスタッフを集めて戦闘システムを1から作り直した意味がなかったんですよね。
他のシステムについても、テイルズシリーズの伝統的なシステムを取って付けただけのようで新規要素と共にまるで「機能していない」です。料理システムの劣化、戦闘のクライマックスコンボの無意味さ、フリースキットの少なさ、パズルブース・カオティックゾーンの不必要さなど、システム面全域に関しては「テイルズシリーズ」とは似ても似つかない出来です。
わざわざテイルズシリーズのシステムの名残を残して、無理にテイルズシリーズに関連付けたがってしまったが故に、このような何もかもが中途半端なシステムになってしまったんじゃないでしょうか。
そして新規要素で比較的期待度の高かった「キャラクタークエスト」。だから、テイルズシリーズにこんなゲーム展開は『望んでいない』んだってば……。
今作のメインシナリオだけを見れば、別にそこまでしてキャラクター個人を掘り下げる必要性がまるで見当たりません。あるいは、キャラクタークエストをメインシナリオに融合させて簡略化させても、差し支えなかったのでは?
このゲームはシステムにおいてもシナリオにおいても、まるで中身が無いように感じます。「何も印象に残らなかった」というのが、私の実直な感想であります。
テイルズシリーズで、2周目以降をプレイする気が全く起きないのは今作だけです。本当に、今作を「テイルズシリーズ」として一括りにしていいのか、私は戸惑いを感じざるをえません。今作に「テイルズシリーズ」の姿を重ねては、絶対に『後悔』するでしょう。
先ほどもいった通り、私は今作が最初からテイルズシリーズとしての企画であったということを頑なに否定しています。
今作が、わざわざ「テイルズシリーズ」としての形式を踏んだのは、何故か。
私の推測では、シリーズを持たない新規RPGが高い確率でコケているこのご時世でありますが故、今作は同社内(ナムコ)の有名シリーズの名を借りて『逃げた』に他ならないのではないでしょうか。

CySo
PS2 2007-01-16 21:10:33投稿
6

このテイルズオブレジェンディアは、従来のテイルズとはかなり違ったものとなっています。
従来のテイルズと違う点を挙げると
・まず制作チームが違う
 いままでは「テイルズスタジオ」が開発していたが、今回はナムコ内で新規編成された「MelFes」が開発しています。
 なので、従来のテイルズのシステムとはかなり異なっています。
 シナリオは完成度が高く評価できる作品です。しかし、キャラクターの心理描写については適当な感じが否めません。
・キャラクターデザイン
 今まで藤島、いのまた両氏が担当していたキャラクターデザインを中澤一登氏が担当しています。
 今までになかったデザインだったので新鮮っちゃ新鮮ですね
・空を飛ぶ乗り物
 テイルズには、レアバードとか個性的な乗り物が多いのにレジェンディアにはありません。
 なぜか?そもそも、レジェンディアの舞台は大陸ではなく、巨大な船の上です。
しかも、街といった街が1つしかありません。
 そのかわり、この街とダンジョンの間を自由にワープできるダクトというものがあります。
 
・秘奥義がない
 致命的です……
 テイルズといえば、秘奥義!!(勝手に思っているだけですが…)
 その秘奥義がレジェンディアにはありませんorz
 しかも、戦闘システムは戦闘時のキャラクター変更不可、マルチプレイ不可、味方のAIが糞、敵のHPが半端なく高いなどの、不満点が挙げられます。
 しかし、難易度は低めなので敵をボコボコにして爽快感?は得られます。
 
 テイルズ伝統のシステムを剥いで、個性的な作品に挑戦しようとしたレジェンディアでしたが、テイルズを冠する作品としてはお粗末な出来だと思います。

クロスレビュー

平均

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“遺跡船”を舞台に、妹を取り戻すために戦う少年セネルが主人公のRPG。アクション性の強い戦闘が特徴で、投げ技や我流奥義などを駆使して戦い抜くのだ。
発売日
2005年08月25日
価格
6800円 [税抜]
対応機種
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ジャンル
RPG
メーカー
ナムコ
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