初のWiiプレイに評価の高かった斬撃のレギンレイヴを選択。この選択は間違ってなかったかなという面白さです。 まずプレイして一番最初、女性の声でガイダンスが流れるのですが何か聞き覚えのある・・・そう!地球防衛軍だ!!と。この時点で胸踊る感じでゲームスタート。 プレイ中はNPCがよく喋るしウロチョロするしで賑やか。このあたりも地球防衛軍を感じさせる要素です。 プレイ中はリモコン振ってバッサバサと大きな敵を斬り倒したり弓を本物っぽく引き絞って敵を射抜いたりとか操作の斬新さに快感と感動。 このゲームは個人的にハマった地球防衛軍のファンタジー版といったところですか。武器集めの要素とか地球防衛軍のやり込み要素をうまく取り込んでるし武器の多彩さもうまく取り込んでます。使える、使えないはユーザーの判断。とにかく色々な武器があってユーザーにどれ使う?と悩ませるくらい多くの選択肢を与えてくれる点も地球防衛軍みたいで楽しいです。 地球防衛軍に似ていて異なる点はやはりリモコンによる操作性。剣を振る!弓を引き絞る!で敵を倒す爽快感は地球防衛軍に無いこのゲームを面白くしている要素です。 惜しむらくはWiiゆえの解像度の低さ、グラフィックの粗さですか。ムービーシーン等じっくり見る場面では気になる点です。ただ一旦プレイを始めると気にならないところではありますが。
Wii 斬撃のREGINLEIVのデビューです。
ネタバレタグはつけていませんが、
ゲームの長所、短所を挙げる上で、
システム、仕様部分や、シナリオの大まかな流れに関して
触れることがあります。
これらをネタバレと考える方は
当レビューを読まないようにしてください。
ヌンチャク使用。Wiiモーション+なしでプレイ。
オフはエンディング済み。オンは途中まで。
点数内訳
独創性 11/15
音楽 12/15
グラフィック 8/15
シナリオ 5/10
爽快感 10/15 (アクションなので、シナリオより爽快感に重きを置きます)
快適さ 2/10
熱中度 6/10
気に入り度 7/10
合計 61点
(合格点は60、80以上で傑作、90以上で最高傑作、50台は惜作)
[独創性] 11点
◎今までにありそうでなかった、プレイヤー自ら武器を振るい、敵を倒していく体感型ゲーム。
○武器の種類がなかなかに多く、同じカテゴリの武器でも性能がかなり異なる。
○ネットワークモードで四人まで同時プレイできる。それぞれの人が自分好みの武器を持ってくるので、いろいろな発見がある。
△四人同時、武器持ち込み というのがちょっとモンハンくさい。
[音楽] 12点
◎ゲームの雰囲気に合っており、その場その場のシーンに合った音楽で、戦いを盛り上げてくれる。
○耳にも残りやすい。
△ただ、種類がやや少ない。
○弓を引く時のキリキリ…という音等、効果音面も良い感じ。
[グラフィック] 8点
○大量の敵が攻めてくる。すごい迫力。
○主人公や敵など、かなり細かく書き込まれている。
△登場人物たちの3Dグラフィックの顔がまるでお面。イラストの方は問題ないが…
△敵や障害物の透過(?)を行ってくれないので、主人公の後ろ側、周囲に敵や砂埃が存在すると、見にくくなる。乱戦になると、画面が意味不明な状況に。
[シナリオ] 5点 ※若干ネタバレあり
△導入が唐突過ぎて、入り込みにくかった。
△シナリオに緩急がない。常に急。
△主人公側の所属軍がいつも後手に回っている…
△敵の無尽蔵っぷりに説得力がない。なぜ無限湧きなのか?
○戦闘中の、キャラクター同士の声の掛け合いは良かった。ロー○オ○ザリ○グのような、感情的な盛り上がりがある。
[爽快感] 10点
◎大量の敵を相手に武器を振るってザクザクとなぎ倒していく爽快感。
○大型の敵に対しては、足を切断して動きを止める等、ある程度の戦略要素もあり。
△10点止まりなのは後述の快適さにて
[快適さ] 2点
・セーブ、ロードの時間はまあまあ。
△デフォルトの操作性が悪い。オプションをいじって快適な操作方法を探さなければならない。
×回避、移動手段として"神速"というアクションがあるが、発動方法が、ヌンチャクを回避したい方向に振る なので、暴発、不発率が非常に高い。戦闘中、これが不発、暴発するおかげで移動も回避もままならず、かなりイライラ。かといって神速を使わないと移動が遅い。これに伴って爽快感も減少。スティックを倒している方向に移動、もしくはボタンで移動なら良かったのだが。
×いくつかのステージでの処理落ちがひどい。大量の敵が攻めてくる迫力を重視したかったのだろうが、アクションとしては快適さとの両立が大切だと思われる。
×オンラインでは、キャラ位置はしっかり同期されているのだが、これまた処理落ちが多い。(全てのステージでというわけではない)
[熱中度] 6点
○新たに作った武器を試したい、次はどんな武器を作ろうか、次はどんな戦い方を試そうか等、ゲームを続けたくなる要素があり、なかなかの熱中度。
△ただ、敵やステージがよく使い回されるので、さらに長く続けるにはプレイヤーの工夫が必要。
[お気に入り度] 7点
◎兎に角、敵の大集団に向かって、武器を振り回す、魔法をぶち込むといった、体感型ゲームというアイデアがいい。
○オンラインプレイが無料。
○男性主人公、女性主人公にそれぞれ得手不得手があり、使い分けられる。
○受けるダメージがそれほど極端ではない。敵の予備動作もわりとしっかりしているので、(神速さえうまくいけば)避けられる。
△武器はかなりの種類があるが、防具が男性、女性ともに、それぞれ一種類しかない。特定種族からのダメージを軽減する防具、特定カテゴリの武器の攻撃速度を上昇させる防具など、防具のバリエーションがあってほしかった。
△オンラインでのルームの仕様が不親切。ルーム内の人がゲーム中かどうかがわからないため、しばらく待つはめになったりする。
△主な被ダメ原が、神速失敗と画面外からの敵の不意打ちというのがちょっと…
△被ダメ後の無敵時間がない(短い?)ので、起き上がりハメや、吹っ飛び中(無防備状態)に追撃を受ける等がある。
評価
アイデアが気に入っている分、グラフィックでの違和感と、移動の快適さが致命的な点が非常に残念です。一応クラシックコントローラーでもプレイでき、クラコンなら神速暴発はありませんが、最大の肝である「体感」の要素を無にしてしまいます。かゆい所に手が届いていない、惜しいゲームです。
今後、こういった体感ゲームの開発を行っていってほしいのですが、アクションにするならば、快適さに重点を置いてほしいと思います。
他人にお勧めできるかというと、過激な表現(血や体液がブワー!)をあまり気にしない方、ある程度の無双と戦略が両立しているゲームが好きな方、収集癖がある方には進められると思いますが、アクションにて移動性能を重視する方、過激な表現が苦手な方にはお勧めできません。