クロスレビュー
“コヴェナント”を巡るストーリーや、“ビジョンクエスト”で過去を垣間見て、各キャラについて深く知っていく構造は、目が離せなくなります。戦闘は、敵の弱点を突くごとに強力になる“サバト”で、敵全体を攻撃できるシステムがいいアクセントになっていて、敵を一掃するのが痛快。“仲魔”を増やして成長させるほか、悪魔合体で新たな仲魔を生み出すといった、いつもの要素も相変わらずおもしろい。
週刊ファミ通1759号より
戦闘中の入れ換えも考慮したうえでの悪魔デッキ構築の楽しさは、メインストーリーを進めるのも忘れるほど。これもひとえに、無策ではキツく、追加ダメージなどのボーナス効果を“全部のせ”することで対等に渡り合える戦闘バランスの絶妙さがあってこそです。ただオシャレなだけでなく、必要な情報・コマンドがわかりやすく提示されるUIも好印象。キャラの相関関係など込み入った情報もスッと入ってきます。
週刊ファミ通1759号より
悪魔の力を使うエッセンスが、仕立てによってそれぞれ異なる輝きを放つことは、『真・女神転生』と『ペルソナ』の両シリーズが実証していますが、こちらも超新星級のまぶしさ。SF調の物語に大人の恋愛模様も織り込まれた、ちょっぴりアダルトなテイストが魅力的です。各キャラの事情を任意のタイミングで掘り下げられる仕組みがうれしい。弱点を突くと圧倒的に有利になるシステムで、戦闘も毎回刺激的。
週刊ファミ通1759号より
オーソドックスなRPGのコマンドバトルをベースにしつつ、“仲魔”が増えるにつれ立ち回りや育成に本作ならではの個性が色濃く楽しめるようになる作りはさすが。3人のデビルサマナーたちの秘密を、物語の導線やダンジョンとして使う絶妙なストーリーテリングと洗練されたUIで、前作未プレイの自分もすんなり世界に。弱点を突くと発生する“サバト”が、毎ターン必殺技な感覚で戦いを盛り上げます。
週刊ファミ通1759号より
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