クロスレビュー
限られた時間を生きる主人公たちの境遇が切なく、命をテーマにした物語は胸がいっぱいになる。その一方で、開放感のあるフィールドを冒険するのはワクワクもします。バトルは、各キャラの“ロールアクト”と“コンボ”を意識した立ち回りや、融合しての巨人化といった要素が、いいアクセントに。戦闘やイベントシーンがやや長めに思えるテンポ感ながら、しっかり表現された独特の世界観に浸って楽しめる。
週刊ファミ通1756号より
“広大な世界を仲間と冒険している臨場感”の高さが、あらゆる細かい不満点をかき消します。ここに関してはボイスの比重の大きさがいい方向に働いています。ただ奇抜な状況が提示されるだけではなく、各キャラを掘り下げるイベントが随所に挿入されることで、旅のかけがえのなさが引き立つ面も。省略されがちな微妙な心情まで踏み込んで描写するなど、シナリオ面ではかなり攻めた作りとの印象です。
週刊ファミ通1756号より
宿命を背負い、運命に抗おうとする若者たちの青春群像劇が、フレッシュでたいへん魅力的。メインストーリーと、主人公たちの使命とも受け取れるコロニー解放戦とが、絡みつつ並行して展開し、ドラマに厚みがあります。キャラごとの役割がより明確に区別化され、戦術的に戦えるバトルもアツい。広大な世界の冒険は、1作目に近いフィーリングで、目標を見失うことなく安心して寄り道を楽しみました。
週刊ファミ通1756号より
シリーズの魅力である雄大かつ美しいフィールドを探索するワクワクは健在。追われる者が新天地を目指すロードムービー的な設定や、死者を送る“おくりびと”要素などが探索のスパイスに。UIがブラッシュアップされたバトルは、戦いの駆け引きが、より簡単操作で楽しめるように。強力な力を持つウロボロスへの“融合”をはじめ、バトルやフィールドでのゲーム性と世界観の“融合”のさせかたが見事。
週刊ファミ通1756号より
悪かった点
戦闘が地味で敵が無駄に固く爽快感がないのはつまらないと感じた。
また、ムービーが多く長くフィールドは無駄に広くテンポが悪く、
合体システムは必要性がなくキャラも魅力がなさすぎると思った。
総評
もう少し戦闘やテンポの悪さを改善して欲しかった。
クロスレビュー