クロスレビュー
クレイトスの豪快でダイナミックな戦いぶりは操作していて爽快で、自然と気持ちがヒートアップ。とくにボス敵との戦闘では、怒涛の勢いで迫力ある演出が挟まることもあって興奮しきりに。アトレウスの前作からの成長を実感できつつ、今回もいい働きをしてくれるのがナイス。イベントシーンとアクションパートとのシームレスなつなげかたが相変わらず秀逸で、父と子のドラマに引き込まれる。
週刊ファミ通1771号より
カメラをワンテイクで回し続けているかのような、淀みのない場面展開に魅了されます。各登場キャラの仕草も自然で、突っかかる息子と言葉足らずな父の物語に奥行きを与えています。バトルは、的確な防御・回避操作を軸とした持久戦タイプ。豪快な技で打開できるチャンスも多く、適度な歯応えを感じつつ連戦できます。攻略ヒントがゲーム世界内の事象として違和感なく提示されている点も、地味に秀逸。
週刊ファミ通1771号より
奇想天外でスケールの大きな物語に、北欧神話のモチーフが説得力を付与しています。オールドスクールな謎解きと、重厚で爽快でもあるアクションが、作品世界を味わいながら冒険するための仕掛けに。私が幼稚なのかもしれませんが、マッチョなおじさまが不機嫌な様子をずっと見ているのはどうも苦手で……前作同様アトレウスの存在に救われました。多様なプレイヤーに対するアシストの充実に好感。
週刊ファミ通1771号より
バトル、フィールド、ストーリーテリングのひとつひとつの完成度が高いうえに、当たり前のようにすべてがシームレスにひとつの流れとしてつながるのがすごい。それゆえ、得られる冒険の没入感と臨場感は唯一無二に。クレイトスの豪快なアクションも健在で、“ブレイズ・オブ・カオス”が序盤から使えるのもうれしい。親子の連携攻撃や謎解き、絆を描く物語など、前作の魅力が正当進化した隙のない1本。
週刊ファミ通1771号より
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