インド神話をモチーフにした美しいビジュアルとエキゾチックなBGMがとても新鮮。いわゆる“雰囲気ゲーム”としての完成度は高い。柱を登ったり壁を走ったりと、パルクール的なアクションが心地よく、シーンによって大胆に変化するカメラワークも相まって、先へ進むのが楽しい作りに。バトルの戦術は多彩で攻防の駆け引きが味わえるものの、比較的こぢんまりした戦いのくり返しになりがちな面も。
週刊ファミ通1709号より
槍や弓などの武器のほか、パルクールを使って壁や地形を活かした攻撃ができるので、アクションの見た目がなかなかダイナミック。複雑な操作をせずとも舞うように戦えるのが気持ちいいですね。ただ、前進をともなう攻撃が多いわりに戦闘エリアが小さく区切られがちで少々戦いにくい印象でした。ビジュアル面に関しては独特の雰囲気があって申しぶんなし。巨大なボスとのバトルも迫力があります。
週刊ファミ通1709号より
インド神話を題材にした内容に興味を惹かれる。フィールドの神秘的な風景のほか、クライミングやパズルの要素もあり、プレイ感は『トゥームレイダー』シリーズなどに相通じるものがあります。戦闘は、攻撃をくり出す動作が速くはないため、敵の攻撃をしっかり避けて立ち回るような作り。アクロバティックな技や神々の力を使って戦うのはいいが、気持ちよさがもっと強調されていると、よりよかった。
週刊ファミ通1709号より
古代インドの文化に浸れる貴重な作品。主人公と弟の物語を描く影絵芝居がすばらしいし、宮殿や庭園などステージの美しさにも目を見張ります。道中で興味深いヒンドゥーの神話が紹介されるのもイイ。主人公の動きは軽快ですが、ヘビーな強攻撃もくり出せたりとメリハリがあります。敵も徐々に手強くなるものの、武器を切り換えたり、壁や柱を使ったトリッキーな技など工夫のしどころがあって○。
週刊ファミ通1709号より