特筆すべきは、モーショングラフィックとBGMが見事に融合したバトル演出。UIデザインも凝っており、非常にスタイリッシュ。ただ、未来予測をもとに戦術を組み立てる“イマジナリィチェイン”はじっくり考えながら遊ぶとなるとテンポが崩れやすい。ダンジョンはフラグ立て感が強く、プレイフィールは間延びしがち。前作を昇華させた意欲的な構成はいいが、トータルバランス感は気になったところ。
週刊ファミ通1698号より
やはりバトル中などに効果的に使われる楽曲が魅力的で、自然と気分が高揚していく感じですね。前作を下敷きに正統進化した手触りになっていて、空想視は見やすく演出面でもよりかっこよくなったと思います。本作ならではとも言える、さまざまな悩みを抱えた多数のキャラクターたちが織りなす物語も興味を引かれますね。欲を言えば、探索中の会話などにもフルでボイスがあるとよかったかな。
週刊ファミ通1698号より
有名コンポーザー陣の楽曲を印象的に使う構成や、人の心の闇を描くシナリオなど、前作から受け継がれている要素が本作でも魅力的。未来を予測した映像を観ながらカウンターやコンボを狙うバトルも、やり甲斐と爽快感を味わえる。ボスを倒すと対応する歌を戦闘で使用可能になる新要素もいいね。イベントシーンの演出面などに野暮ったさがあるほか、サイドクエストが作業的に感じるのは惜しい。
週刊ファミ通1698号より
本作でもダンジョンで流れる楽曲が鮮烈。戦闘中はPV風の演出も加わり、作曲した楽士たちの背景が伝わってきます。戦況を予測できるバトルシステムは従来よりもスッキリとして遊びやすくなり、かかる時間も短縮された印象。一方で、仲間との連携で敵を浮かせ続けられたりとやり応えも十分。“後悔”の物語は起伏に富んでいて驚かされます。拠点の電車はすてきですが、経由せずにファストトラベルできれば。
週刊ファミ通1698号より