鉱山を求めて旅するストーリーのほか、キャラデザインや音楽からも漂う西部劇っぽいムードがステキ。スキルがバトルの肝となっていて、5つの枠にセットするものを自由に選ぶ戦略性もいいね。お金の要素がなく、戦闘中に消費アイテムで回復などもできないので、システム面はけっこうシンプルめ。ザコ戦はオートですぐに終わらせられるが、エンカウント率の高さが少しわずらわしく感じるときも。
週刊ファミ通1667号より
短いセンテンスの会話テキストが吹き出し形式で表示されることで、五月雨式のイベントシーンもテンポよく観賞できます。戦闘は、終了するごとにステータスが全回復するなど、ストレスが極力低減された作り。とはいえ一部の強敵は、装備や行動順序をしっかり考える必要があります。ダンジョンの構造はほぼ一本道。1990年代前半のRPGをイメージしてプレイすると少し物足りないかもしれません。
週刊ファミ通1667号より
ドット絵のクオリティーが高く、キャラクターデザインも魅力的。フキダシの表現やキャラのコミカルな動きで、レトロなテイストを活かした演出に成功しています。シリアス臭を漂わせつつ、必要以上に深刻ぶらない明るいノリがいいね。賢いオートバトルをはじめ、戦闘にも移動にもサクサク進める工夫がいっぱい。スキルの付け替えなど、戦術性を楽しむ余地も残されています。コスパはもちろん◎。
週刊ファミ通1667号より
クラシックスタイルの2DRPGの体裁の中、つねにHP満タン&MPありの状態で戦闘に突入するバトルが、本作ならではの個性に。毎回全力、全開で戦えるバトルはスピード感と、“大味”だからこその一定の爽快感がある。油断しすぎるとやられるけど、その場で再戦可能なのもいいね。オートバトルでサクサク冒険が進められるのが魅力だけに、1990年代的演出&饒舌なセリフ回しのイベントが長めに感じる。
週刊ファミ通1667号より