ちょっとしたことが大冒険に感じられるような、子どものころの気持ちを思い起こさせてくれるムードがとてもステキ。物語はちょっぴりセンチメンタルな気分にもなるけれど、道草を食いながら自転車に乗ってペンファージー島を駆け巡るのは尊い体験。現実と空想の世界がないまぜになった映像表現や展開に、何が起こっているのかよくわからなくて戸惑うこともあるものの、ワクワクさせられる。
週刊ファミ通1703号より
カートゥーン風のビジュアルや、ハジけ気味の演出が、本来意味しているものに気づいてしまうと、物語世界の印象がガラリと変わります。親心を宿す人ほど胸がキュッとなるでしょう。各アクション操作のレスポンスはいまひとつ。攻撃のヒット判定もまあまあアバウトですが、雑然としたフィールドを必要最低限のナビゲーション頼りで進んでいく手触り感との相性は、決して悪くありません。
週刊ファミ通1703号より
チャリで暴走したり、ピンポンダッシュしたり、長靴で水たまりをバシャバシャしたり。とにかく騒々しくて、でも、どこかちょっぴり寂しげな子どもたちの日常に、自分の記憶を重ねてしまいます。独特なタッチのビジュアルと、イカした(イカれた?)サウンドで表現された、仕掛け絵本のような世界は、見て回るだけで愉快な気分に。暗い現実の影が見え隠れするストーリーは、考察好きの好奇心を刺激しそう。
週刊ファミ通1703号より
自転車での冒険、秘密基地、意味不明な大人の行動、そして不気味に見える天井のシミや街の看板などなど、子どもの“視点”と“距離感”を含めた世界が、グラフィックだけでなく、ゲームシステムにも反映されているのが見事。ふたり協力プレイ可能な探検が、小さなスケール感の壮大な冒険の手応えとワクワクをプラス。場末の島でありながら、子どもたちの明るさに懐かしさと癒やしを感じる作品です。
週刊ファミ通1703号より