故人の魂を世話する旅人になる、というテーマが独特。故人たちとの交流にはセンスが感じられ、心温まるプレイ感覚が味わえる。いわゆるマネジメントゲームではあるが、時間や効率に追われることはほぼなく、まったりスローライフが楽しめる。ユーザー誘導が上手で、かつイベントも多く飽きさせない。ただ一部の素材はミニゲームで入手するのだが、これが長く遊ぶほどに作業的には感じた。
週刊ファミ通1664号より
細かな動作やハグしたときの表情など、アニメーションで描かれたビジュアルがひときわ精彩を放っていますね。迷える魂を導くという重要な任を負っているものの、大半はクラフトと乗客のお世話で大忙し。しかし、このマネジメントこそが超楽しいです。全体的に作りが非常に丁寧なのも好印象。物語は大人の雰囲気でちょっと切ないところに惹かれました。やりすぎの感もある船の魔改造も愉快。
週刊ファミ通1664号より
死者の魂を船に乗せてともに航海をして、やがて別れを迎える物語は、切なさがありつつ、晴れやかな気持ちにもなれて、心をつかまれます。幻想的な風景の描写やキャラのアニメーションなど、演出面も見事。作物の栽培や料理のほか、素材を加工して新たなアイテムを作成したりしながら、船を増改築してできることを拡張していくゲームプレイも、やりたいことが尽きない構造で止めどきを失う。
週刊ファミ通1664号より
最高の船旅が体験できる、美しくも切ないアドベンチャー。刻々と移り変わる風景や、人物のアニメーションの細やかさに驚かされます。乗客たちはいずれ去るとわかっていながらも、ハグで彼らのやさしい表情を見ずにはいられません。島々を巡ったり、好きな料理を出したりと乗客をおもてなしするのが冒険の楽しさにもつながっていて、つい夢中になってしまいます。船上に設備を建設するのも醍醐味。
週刊ファミ通1664号より