GUILTY GEAR -STRIVE- （ギルティギア ストライヴ）(PS5)のレビュー・評価・感想情報

磨きがかかった2.5Dアニメ的な見せかたは秀抜のデキ。演出も派手で迫力満点だし、1回の連続技でごっそり体力が減るなど、爽快さが際立つ作りが好印象。バトルの基本システムはシリーズの過去作からけっこうな変化があり、古参のプレイヤーは賛否あると思うけど、新規の人が入りやすい工夫が凝らされていて、画面端が破壊されるのも画期的。まるで映画のようなストーリーモードもすごい。

週刊ファミ通1699号より

武器のブン回しでもそこそこ戦え、ガード系の選択肢が増えると間合いの詰めかたが重要になってきたり……と、初心者がステップアップしやすい作りとの印象。組み手道場風に表現されたランクマッチモードは、ゲーセン内をうろつく感覚を味わえるのがいいですね。ネット対戦時の遅延もほとんど感じませんでした。長編大作風のストーリーパートは、独特の華がある映像世界をこれでもかと堪能できます。

週刊ファミ通1699号より

私には対戦格闘ゲーマーや『GG』マニアとしての深掘りは難しいですが、シリーズ史上もっともハートをつかまれ、その世界に引き込まれた作品となりました。CGがキャラの魅力や個性を最大限引き出し、カットインもドラマチックで、映像作品としてアクションを味わった感覚です。ロックなBGMもイメージにマッチ。見応えのある物語や膨大な用語集は“にわか”ではついていけませんが、好奇心を刺激されます。

週刊ファミ通1699号より

滑らかに動くキャラの動きとその手触り、挿入されるアニメムービーなど、対戦格闘として最高峰のレベル。壁に追い込み、別ステージに移動させる新システム“ウォールブレイク”も、闘いの爽快感を引き上げる。OVA感覚で楽しめる大ボリュームのストーリーモードも魅力だが、ゲーム部分は、“道場”ライクなミッションモードをはじめ、自身の腕前の上達を目指す人がより楽しめるストイックな作りかな。

週刊ファミ通1699号より