ファークライ6(PS4)のレビュー・評価・感想情報

カリブ海の島国を思わせる風景と、独裁者の支配下にある特殊な国情が作り出す空気感が、好奇心を掻き立てる。ゲリラとして多彩なミッションを達成していくのは安定の楽しさ。“アミーゴ”として動物が仲間になるのがユニークで、クロコダイルを始め、登場する動物もインパクト大。あり合わせの物資で武器などを作る仕組みもいいけど、アイテムを拾う動作に手間取りがちなのは改善を期待したい。

週刊ファミ通1716号より

完全隠密を狙うもよし、アミーゴ（動物）の力を借りつつド派手に正面突破するもよしの拠点攻略が熱い！　メインミッションを進めるごとに見られる、敵陣営の胸糞悪い日常が、闘争心を盛り立ててくれます。位置判定がシビアな各種インタラクト、交戦中どこから攻撃を受けているのかわかりにくいHUDなど気になる点はあるものの、さまざまな目的で掘り下げ甲斐のある舞台としての魅力は揺るぎません。

週刊ファミ通1716号より

狂気に染まった支配との戦いと寄り道的冒険を、みずから戦術や展開を選びとって進めていく、いつもの『ファークライ』に磨きをかけた完成度。スリルと興奮に満ちた戦闘と物語が、技量に関わらずレスポンスよく流れるように進行し、没入感を妨げません。音楽から小物にいたるまで、実在国家を連想してしまう舞台の作り込みもスゴい。ときに頼れて、ときにお荷物になる、動物パートナーの存在感もよかった。

週刊ファミ通1716号より

FPSをベースにした、シリーズの伝統的なサバイバルスタイルに、規格外の破壊力と爽快感をもたらす武器“スプレーモ”、かわくて狂暴な動物“アミーゴ”との共闘が、予想の上をいく戦いのワクワクをプラス。武器のカスタマイズ性や、戦闘と選択の自由度の高さもパワーアップしていていいね。市街地戦を加えたステージ、独裁者親子を描くドラマも含め、挑戦と進化を重ねていくスタイルがすてきです。

週刊ファミ通1716号より