クロスレビュー
近世のヨーロッパとファンタジーを組み合わせたような世界観が魅力的。複数の勢力との交流以外に、スキルのカスタマイズや戦闘においても、幅広いスタイルでプレイが可能で、自分なりの冒険を味わえるのがいい。しかし、会話のやり取りや選択肢で悩むのもおもしろみのうちのはずなのだが、翻訳に難があり、日本語の文章が自然ではないため、意味がすんなりと頭に入ってこないのがもったいない。
週刊ファミ通1667号より
絵画的美しさだけでなく社会の暗部も克明に描写された17世紀ヨーロッパ風世界の居心地に魅了されます。戦闘を含む3Dフィールド内での操作は、反応がつねにワンテンポ遅れる印象。目標地点へのナビゲーションのわかりにくさ、キャラの成長速度の遅さもあって、プレイフィールは決して気軽とは言えませんが、ちょっとした行動選択の積み重ねで物語世界の感触が大きく変わっていくおもしろみがあります。
週刊ファミ通1667号より
剣と魔法のファンタジーに、政治や文化など史実を連想させる要素を織り込んだ、作品世界の構築が巧み。ミッションに関わるか関わらないか、どの方法で遂行するのかなど、プレイヤーの選択によって展開が変わってくるところに興味を引かれます。それだけに、内容や感情が把握しづらい会話の和訳が惜しい。グラフィックはひと世代前の印象ですが、異形のクリーチャーたちにはハッとさせられました。
週刊ファミ通1667号より
混沌とした17世紀ヨーロッパの世界に、ハイファンタジー要素を加えた舞台の雰囲気がいいね。パートナーを任意で入れ換えられるシステム、クエストのクリアー手順の自由度、選べる戦闘スタイルなど、“選択と行動”が自分だけの物語を紡ぐことを実感させる。戦闘時に時間を止めるシステムを“戦略的一時停止”と名付けたのはすばらしいが、日本語の言い回しやマップの使いづらさは気になりました。
週刊ファミ通1667号より
クロスレビュー