クロスレビュー
良かった点
優しく不気味でもある童話的な世界観は一見の価値あり
BGMをほとんど使っていないからこそ際立つ、舞台となる城でのアクション音と呼びかけあう声…
主人公2人の可愛らしさ…セーブでベンチに並んで座るとか…堪らん
物語も動きは少ないけど、このゲームにはそれでいいんだと思う
解いていく謎も適度な難しさで飽きずに面白かったです
悪かった点
自分にはちょうど良かったものの、初見でも10時間ちょっとあたりでクリアしてしまうことに物足りなさを覚えるかも
ただ、短い故に何度もプレイしてしまう自分がいます
あと、相方の少女が思った通り動かないことがありますが、そこも可愛くない?って感じです
総評
最高のゲームの一つでは?
少女より小柄な少年が一生懸命少女を助けようと奮闘する…良いですよね
少女が走り出して、ヒントかと期待したらただ鳩を追いかけてただけだったときとか凄くほっこりします
音楽も面白い良曲が多いです
2人組が愛しくなるような優しい作品です
良かった点
○独特な世界観
海にうかぶ、静寂に包まれた古城が舞台。2001年のソフトとは思えないほどの美麗なグラフィックが神秘的な雰囲気を作り出しています。
体力バーや地図なども表示されない画面なので、フィールドの世界観を存分に味わえます。
イコとヨルダが手を繋いで奔走する姿は画になりますね。
○何度もやりこみたくなる。
1周ごとのボリュームは多くも無く、少なくも無い感じです。
頑張れば2時間以内にクリアできちゃうので、タイムアタックするのも面白いです。
他にも、じっくり探索しながら進んだり色んな制約を課してプレイするのもいいですね。
一度クリアし、クリアデータから2周目を始めると様々な追加要素も楽しめます。
悪かった点
○CPUが操作するヨルダは、思い通りの動きをしてくれない。
パートナーがいるゲームにはありがちなことですが、ヨルダがあまり思い通りの行動をしてくれません。
段差を登るのがグダったり、角に引っかかって手が離れちゃったりなどします。
タイムアタックをしているときなんかは少しイライラしてしまいますね。
総評
謎解き系のアクションが好きな方は楽しめるソフトだと思います。
2周目からはパートナーのヨルダを2Pで操作することができるので、友人と協力して進めることもできますね。
何度もプレイして最短クリア時間を狙うのが楽しいです。
生贄として不思議なお城につれてこられた少年。
様々な仕掛けが施されたその城で少年は少女と出会い、
少女を守りながら脱出しようと試みます。
しかし少年の前には、脱出を妨げる不気味な影が……
光と影。善と悪。少年と少女。
言葉や説明というものは限りなく省かれているのに、
お城という閉ざされた空間には、美しいひとつの世界が描かれています。
ゲームの特徴は、少女と「手をつなぐ」こと。
デュアルショックを使うと、ぶるぶるとやさしい振動が伝わります。
少女を守っている責任感。
手を離しているときの不安。
少年が少女を守るという、よくあるありきたりの構図が、
この動作ひとつで、どのゲームにも勝るせつなさに化けてしまいました。
『この手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから』
という宣伝文句に偽りなしです。
主人公の基本動作は少なく、操作が簡単な割りに、
謎を解く過程、アクションはとても楽しめるものになっています。
アクションが苦手でもクリア不可能ということはないでしょう。
このエンディングは、ぜひ一度観ていただきたいです。
個人的には、『天空の城ラピュタ』が好きな人にオススメ。
音と光の表現が非常に美しい。
主人公の使えるアクションを駆使して
ステージを進んでいくアクションパズル。
主人公は村の掟で城の生贄にされてしまうが、
城から脱出を試みる。その途中で不思議な少女に出会い
少女と共に脱出を目指す…
R1ボタンが少女と手をつなぐボタンになっており、
コントローラーを握っている感覚が手をつないでいる感覚、
となるように狙ったと思われる。
グラフィックが非常に美しい。
ストーリーは若干説明不足気味と感じるかもしれないが、
それを補って音と動きで演出してくれている。
少々アクションが難しい場面も出てくるが、
全体的に見て良作である。
思い出すと遊びなおしたくなる一本。
言葉の通じない囚われの少女を連れ出す3Dアクションアドベンチャー。
これほどボーイミーツガール、そしてエスコートストーリーを実感させてくれる作品は、ゲームに限らずないでしょう。
主人公イコは体が頑丈なのが取り柄なだけの普通の少年、しかもエスコートすべき少女より小柄、ゆえに彼の懸命さが際立ちます。
少女の跳び越えられない距離を、登れない高さを、先回りして手を差し伸べ、彼女を受け止め、引き上げる。
少女をさらおうとする影たちを棒切れを振り回して追い払い、取り込まれそうになるその手をけして離さない。
BGMはほとんど流れず、かすかな物音と、意味は通じないけれど確かに互いを呼び合う声だけが響く。
光の使い方も巧みで、雰囲気作りは抜群です。
アクションの爽快さや、謎解きの手ごたえを求めると物足りない、でもだからこそ、ここでしか味わえない「空気」をゆっくりと感じられます。
クロスレビュー