これまでのケムコ製RPGと同様、バトルの速度や敵とのエンカウント率を調整でき、サクサク楽しめるテンポのよさは秀逸。レベル上げだけではなく、武器の吸収によって主人公のステータスを成長させられるシステムが独特で、武器集めがプレイのモチベーションにつながるおもしろさもある。王道RPGならではの安心感を覚える一方で、地味な演出や強いフラグ立て感はいつも通りで、気になる点。
週刊ファミ通1626号より
己のルーツを探っていく物語は、興味がそそられますね。主人公が“鉄の人”と呼ばれるロボットで、シンプルながらも独特の育成方法になっているのがおもしろい。ケムコ製RPGではおなじみの便利なシステムはもちろん健在で、レベリングやファストトラベル関係はほぼノンストレス。もはや通例化していますが、これはこれでアリ。サクサク進めて物語を堪能したい人は大助かりだと思います。
週刊ファミ通1626号より
“鉄の人”である主人公を成長させる仕組みがユニークで、好みのパラメーターを強化できるのがいい。シリアスな主人公と、馬鹿力を自覚しないヒロインのやり取りがコミカルです。バトルのシステムは目新しさはないけど、高速のオート戦闘でザコ戦は一瞬で終わらせられるなど、安定のクオリティー。“フェアリーチャージ”のように頻繁に選ぶ行動が、もっとスムーズに選択できるUIだと、なおよかった。
週刊ファミ通1626号より
サクサク進む従来のケムコ作品とベースは同様ながら、妖精と人間と機械文明が共存する世界設定に合わせてシステムも様変わり。不要な武器は、合成ではなく主人公に吸収させたり、アイテムを植えて増やす庭が妖精へのお供えに変わっているなど、全体的にシェイプアップした印象。キャラの生い立ちや世界の真相に迫るストーリーも魅力的。手掛かりが小出しにされるので、あれこれ予想したくなる。
週刊ファミ通1626号より