過去シリーズと比べてグラフィックがきれいになり、フィールドも広々としていて臨場感がアップ。シンボルエンカウントに変わったのも好印象で、“古きよき”魅力は残しつつ、現代向けに調整された遊びやすい作り。ファンタジーの世界にマッチした音楽も気分を高めてくれます。“ブレイブ”と“デフォルト”で行動回数を制御するバトルは相変わらずおもしろくて、ジョブの育成と戦略を考えるのも楽しみに。
週刊ファミ通1682号より
いつでもジョブチェンジできたり、ちょっとしたアクション操作を成功させれば優位な状態で戦闘開始できたりと融通が利きまくる“フレンドリーさ”と、敵の種類や編成に応じた対策を立てなければたちまち苦境に陥る戦闘バランスの“シビアさ”が同居した、貫禄の王道RPG。クセの強いキャラの見本市に留まらず、セリフ回しや出演声優の演技の堅実さに支えられている、壮大なストーリー展開も魅力的です。
週刊ファミ通1682号より
私たちが慣れ親しんできた定番のJRPGが、洗練を極めた形。ジョブの組み合わせによる戦術性が特徴的で、その結果、キャラの育成に夢中でザコ戦でもダレることがありません。たとえば治療魔法を選ぶと必要なキャラに自動でカーソルが合うなど、快適に遊べる配慮も満載。ニンテンドー3DSの前作でも独創的だった不思議な立体感の街並みが、より美しく表現されているのは見ものです。コスパも高い。
週刊ファミ通1682号より
クリスタルを巡る壮大な冒険やスピード感と戦術性を両立した戦闘だけでなく、剣を何度も振り回すアクションなどの細部にまで、スクウェアRPGのDNAを色濃く感じる1本。ターンを前借り可能なシステムは、無限の戦いかたをもたらすとともに、ザコ戦などを一瞬で片付けられるのもいいね。移動速度や戦闘速度のカスタマイズ、そしてスリープ機能を使った探索などホスピタリティー溢れる作りもすてき。
週刊ファミ通1682号より