戦闘速度や敵の出現率が調整可能で、テンポよく遊べる。同社のこれまでのRPGと比べると、UIもわかりやすく、全体的に丁寧な作り。とはいえ、そうした遊びやすさがゲームのおもしろさにつながっていない印象。しらみつぶしのフラグ立て感が如実な展開や、通り一遍のビジュアルやサウンドの演出など、抑揚が感じられにくいのが残念。手軽に楽しめるRPGとしてはいいのだが、ワクワク感は薄いか。
週刊ファミ通1617号より
クラシックスタイルのRPG。コミカルなノリが多めの物語で、個性的な仲間とのやり取りが楽しく、興味をそそられます。ケムコ作品でおなじみの便利な機能は本作でも健在で、レベリングが非常に楽チン。ふつうに進めていても、急に敵が強くなったりすることもありますが、主人公たちの強化方法がいくつもあるため、さほど気にならないのがスゴイ。何よりバトルがサクサク進行なのが助かります。
週刊ファミ通1617号より
ケムコのほかの作品と比べて、プレイの手触りやRPGのシステム的な部分はいつも通りという印象で、なじみやすい一方でいまひとつ変わり映えがしないところも。でも、コミカルなテイストが強めの物語は、冒頭から意外性があっておもしろく、先が見たくなります。ザコ戦はオートで高速に終わらせたり、気軽に遊べる仕様もありがたい。激しめの音楽がやたらとせわしない感じなのは、少し気になった。
週刊ファミ通1617号より
仲間のキャラが粒揃い。とくに、見た目は幼い少年なのに、中身は長く生きる魔法使いであるマークが反則級にかわいい。ヒロインたちもおとぼけな一面があって、すぐに好感が持てました。ストーリーはシリアスあり、コメディありで惹きつけられるし、街の住民との会話もパターンが用意されていたりと充実。バトルシステムは、従来作品と同様に快適で、使い魔とのタッグが戦略性を高めています。
週刊ファミ通1617号より