頭ひとつ抜けたピクセルアートの美麗さは驚異的。各キャラの細かい仕草にもこだわりが感じられ、全体的に臨場感が溢れる作り。センスのあるセリフ回しを含めた奥深い世界観が◎。なお、バトルはゴリ押し可能なバランスで戦略性は薄め。パズル要素もあるがそこまで難しくない。ゲーム進行は一本道で比較的ストーリーを楽しむ構成に。アクション性を求めると肩透かしを食らうが作品としての完成度は高い。
週刊ファミ通1715号より
感心してしまうのは、こだわり抜いて描き込まれたピクセルアート。雰囲気がとにかく最高で、キャラクターの表情なども動きが細やか。見ていて楽しくなります。何より完璧なローカライズがうれしいところ。キャラクターを切り換えながらの謎解きや探索は楽しく、ときおり挑むミニゲームがいいアクセントになっていますね。ゲーム内ゲーム“大地の子”の想定外の作り込みにはびっくりしました。
週刊ファミ通1715号より
『MOTHER』を彷彿させるドット絵や、パズル要素のある『ゼルダの伝説』ライクなアクションのほか、手描きアニメ風のムービーなど、日本の作品の影響とノスタルジーを感じられる作風が魅力的。ドット絵の細かな動きなど、演出面に強いこだわりが見られる。じっくり間を取った会話やイベントシーンは、物語に浸りたい人にはマッチする一方、サクサク進めたい人には合わなそうで好みは分かれるかと。
週刊ファミ通1715号より
ドットでここまで人物の人となりや感情が描けるものかと驚愕。背景も尋常でない作り込みです。日本語訳も秀逸で、個性的な街の人々に話し掛けるのが楽しい。それゆえ去った街には戻れないのが少し寂しくもあります。天真爛漫な珊と寡黙なジョンのコンビを切り換えてのパズルもいい塩梅。道中の敵は次第に厄介になるので、回復アイテムの調理が欠かせないが、効果がスロットで変わるのがユニーク。
週刊ファミ通1715号より