オカルトやミステリー要素のある、謎めいたストーリーに興味をそそられる。逐一オートセーブされるので、ひとつひとつの行動に緊張感が漂うのもナイス。正気度などを表す“SPIN”の値が、選んだ行動に応じて変化する仕組みもおもしろいが、会話や物語の中でその影響をいまいち実感しづらい一面も。調べたり、アクションを起こせるポイントがわかりやすく表示され、スムーズに進行できるのはいい。
週刊ファミ通1616号より
攻略手順の多様性と、ひとりの人間の内面を描くサイコサスペンスとしての演出の妙が、幾多に及ぶ設定と描写面におけるディテールの甘さをカバーしています。途中リスタート不可の1周目をクリアーしてからが本番、というゲームの構成に面食らうかもしれませんが、PC版から追加されたエピソードやエンディングを網羅することによって、納得感を得られます。ルート攻略自体はほどよい難易度です。
週刊ファミ通1616号より
やり直しが利かなかったり、ときには制限時間が設けられる行動選択が、特徴的でスリリング。周回プレイを前提としたシナリオがミステリアスで、価格ぶんは十分楽しめます。選択ボックスはスッキリした見た目がクールですが、やや扱いづらい面も。後戻りできないことなど、ゲーム的な不便さが重要な表現につながっていることは理解できるものの、バックログやスキップなどの機能はやはり欲しい。
週刊ファミ通1616号より
登場人物との会話や現場で見つけたアイテムで謎を解く、オーソドックスなアドベンチャーのスタイルに、2D横スクロール画面での移動と、プレイヤーの選択と行動で変わる主人公のパラメーターが加わることで、事件捜査への没入感がグンと増している。随所に挿入される演出や、事件を追うごとに深まる謎も、物語の推進力を後押し。謎解き自体も難しすぎず、映画1本ぶんの価格で楽しめるのもいいね。
週刊ファミ通1616号より