とにかく雰囲気がステキで、この世界にずっと浸っていたいと思うような心地よさ。かわいいケモノキャラに癒され、マンガ風の演出にもほっこり。ちょっぴり不思議さの漂う物語にも心惹かれます。音楽が島の空気感にマッチしているほか、ボス戦のリズムアクションも思わずウキウキ。慣性が働くジャンプの挙動など、操作性はクセがあるけど、アクション部分を重視したい人でなければ許容できるかと。
週刊ファミ通1655号より
主人公アンニカのかわいらしさに全振りしているようでいて、景色の美しさや、彼女の記憶が蘇る場面など、エモーショナルな瞬間が多めです。回避中心のアクション操作や、行き先のヒントがふわっとしている点は好みの分かれるところですが、小さな物語世界を探索し尽くすやり甲斐は十分です。リズムゲーム形式のボス戦は判定タイミングがややシビア。対戦前に難易度設定ができるのはいいですね。
週刊ファミ通1655号より
愛しいキャラクターたちが紡ぐハートウォーミングな物語が魅力的で、その読後感は切なくも爽やか。ハッピーな時間を提供しつつ、この世界が壊れてしまいそうな予感をつねに与えるナラティブも見事です。ボス戦はダンスショー的な演出が、コミカルかつ上品で気に入りました。終盤に突然、アクション主体の構成に変わり、滑るようなキャラの挙動も相まって苦戦を強いられる点は、少し気になります。
週刊ファミ通1655号より
登場キャラの見た目やアクション、そしてUI、建造物、収集要素にいたるまで、かわいさ溢れる世界が魅力的。物語も温かみがあるテイストでグッド。敵味方が踊りながら戦うボス戦も、世界観とマッチしてステキで楽しい。一方、ゲームの大部分を占める3Dフィールドを探索するアクションパートは、移動やジャンプが3Dアクション黎明期のようなきびしさが残る操作感。そのミスマッチが気になりました。
週刊ファミ通1655号より