ファミコンチックなシンプルなアクションとドット絵がいい味を出しつつ、メトロイドヴァニアとしてのやり応えがしっかりあって、先へ進むためのギミックや隠し部屋を探すのが楽しい。たき火まで戻ってキャラを交代するのが少し手間だけど、3キャラを使い分ける仕組みも○。ミステリアスな物語が興味をそそるし、死ぬたびに能力のアップグレードなどの取引が可能になるのもおもしろみがある。
週刊ファミ通1697号より
グラフィック面、死んで覚えて強くなるゲームバランス面ともに、往時のファミコンゲームらしさを巧妙かつ大胆にアレンジしている印象。背景ストーリーのデモまで購入アイテム扱いだったりと、延々とリトライしお金を稼いで状況を少しずつ進展させたい人に寄せた作りです。操作キャラを自由に変更できない点、アイテムの効果がわかりにくい点は、様式美の納得感よりもモヤモヤ感が勝ります。
週刊ファミ通1697号より
人物的にも特徴的にも個性ある3人の使い分けや、個々の能力と各部屋の相性が考えられたステージ構成がおもしろい。探索して地図を塗りつぶしていくのに夢中になれます。チャレンジングでありながら、覚えることで困難を乗り越えられる設計がやる気を喚起。ミスするとアイテム購入や強化の機会が与えられるのはいい救済策ですが、効果が不明な物が多く、それなりに高いので躊躇しちゃうんですよね。
週刊ファミ通1697号より
8ビット風でありつつ、不気味さを感じるハイクオリティーなグラフィックと、“死に戻り”という設定が王道メトロイドヴァニアの雰囲気を盛り上げる。三者三様のアクションを活かした戦闘と謎解き、隠し部屋の発見、ショートカット作成など、探索は手応えあり。一長一短の攻撃アクション、キャラ切り換えの場所、3人で共有するHP、労力に比べて抑えられた強化の伸び率などの“制限”を楽しめるならば。
週刊ファミ通1697号より