有翼のフロイライン Wing of Darkness(PS4)のレビュー・評価・感想情報

簡単な操作で空中を自由に動ける操作感と、3種の兵装を駆使して大量の敵を撃墜するのが気持ちいい。自機から放たれた武器の軌道などがもう少し派手に描写されていれば、より手応えを感じられたように思うものの、敵機への狙いが大まかでも大丈夫な点や、残弾数を気にせずに戦える爽快感を重視した仕様は好印象。ミッションの数が少ないのが寂しく、ストーリーもちょっとすっきりしない後味。

週刊ファミ通1695号より

ミッション内容はガチガチですが、飛行や戦闘法に関する制限がほとんどなく（難易度ハード以下）、自分でカッコいいと思う空中戦を展開できます。空母などの巨大ターゲットをじわじわ攻撃するタイプのミッションは無条件で燃えます！　機動力と耐久力がある機体とのドッグファイトは長期戦になりやすくやや散漫な印象に。ストーリー関連の演出は、狙いどころはわかるものの緊迫感がもうひとつ。

週刊ファミ通1695号より

コンセプトが明確かつ魅力的で、デジタルコンテンツとしての完成度が光ります。ふたりのヒロインはもちろん、兵器のデザインも作風にピッタリ。彼女たちの語りで、物語が丁寧に描かれていきます。空中戦は、ふたりの通信がフィーチャーされている点がアニメ的で、すっかりその気に。爽快感は控えめでしたが、撃墜の手応えはズシリ。戦闘空域が把握しにくいため、なんらかのアシストが欲しいところ。

週刊ファミ通1695号より

弾切れを気にせず、ど派手な攻撃で空戦を楽しめる手軽さが、武装少女という設定とマッチ。自機や敵機の兵器もカッコよく、空戦、偵察、要塞攻略などミッションのバリエーションも豊富。だからこそ戦闘時つねに彼女の背中だけを見ながら戦い続けるのは、もったいないなーと。キャラのカットインなどもなく、戦闘が長引くと単調に。ミッションごとで変化する装備武器のフォローは欲しかったかな。

週刊ファミ通1695号より