昨今のレースゲームと比較すると、リワインド機能やコースライン表示がないなど、システム的にやや物足りなさを感じる部分もあるけれど、押さえるべきところはきちんと押さえており、全体的に煩雑すぎず、テンポよく楽しめる点が好印象。コンピューターのレベルが細かく設定できるので、初心者でも楽しめる幅の広さがある。特化した部分はさほど感じられないが、ラリーゲームとして手堅い完成度。
週刊ファミ通1583号より
16年ぶりのシリーズ新作。ほかのオフロードレースゲームと比べて、しっかりとハンドブレーキを使いこなす必要があるのと、コースに合わせたセッティングによる影響が大きいので、ライトユーザーというよりはコアなファン向けの印象。ラリーを始め、バギーやヒルクライムなど、5つの種目に挑戦できるのが○。キャリアモードが、いたってオーソドックスな作りで、新鮮味に欠けるのが惜しい点。
週刊ファミ通1583号より
メインのモードでは、多彩なイベントで賞金を稼いで新たなクルマを買うほか、クルーの雇用などもあって、資金の管理をしながらキャリアアップしていくのが楽しい。操作感や挙動はシミュレーターよりもゲーム寄りだが、車体の制御は繊細な操作が必要なため、初心者にも対応したアシスト機能がもっとあれば、とも思った。山梨県を舞台に民家のあいだを駆け抜けるコースなどもあるのはナイス。
週刊ファミ通1583号より
危険な道を駆け抜けるスリルはオフロードの醍醐味。風景の精細さはまずまずだが、各コースに見どころがあるし、解放感も味わえる。ひとつのコースでも視界と路面状況が刻々と変わり、その変化が走りの手応えとして伝わってくる。キャリアモードではマシンをぶつけるほど修理費がかさんだり、雇用した整備士たちへの給料支払いといったマネジメント要素も。ただ、序盤はお金が貯まりにくいかな。
週刊ファミ通1583号より