カードバトルは、デッキから配られた数枚の手札のみで戦い、カードが尽きた時点で勝敗が決まるというシンプルさ。相手の出かたを見ながらカードを出していく戦略性は、ジャンケンのような心理戦が味わえる。ただ、カードごとに複雑なアビリティが発生するため、把握するまでは多少のややこしさも。マップ探索やキャンプ地のカスタマイズといったRPG要素は魅力的。コストパフォーマンスも◎。
週刊ファミ通1566号より
『ウィッチャー』の世界を舞台にしたストーリーが豪華で、ゲラルトとは異なる視点の物語が綴られるのが興味深い。カードバトルで勝利するには、カードごとの特性を理解して効果的に使用する必要はあるものの、バトルを飛ばすこともできるので、初心者でも物語を堪能できる。3種のリソース集めなど、マップ上を移動して探索できるのは楽しいけれど、障害物に引っ掛かかりやすいのは若干ストレスに。
週刊ファミ通1566号より
一般的なカードバトルとは違い、ただ相手側のカードを倒すのが目的ではなく、ラウンド終了時のポイントの多さで勝敗が決まるのが、なかなか新鮮味があっていい。決められたデッキで勝利を目指すバトルはパズル色が強く、好みが分かれるところかもしれないが、解法を見つけて勝つのは快感。資材などを拾いながら進む場面は、やや作業感があるかな。悩ましい選択肢は、いいスパイスになっている。
週刊ファミ通1566号より
『ウィッチャー3』本編のミニゲームやスピンオフの『グウェント』と違って、自陣が2列になり、兵種縛りもないので、間口が広くなった印象。一方で、カードの特性を駆使する特殊なパズルバトルもあり奥が深い。絵地図の上を歩くかのようなフィールドは描写が細かく、道中で起きるイベントも多彩。勇ましい女王の立場での選択も、ゲラルトとは違ってまた楽しい。フルボイスで、演技も日本語訳も◎。
週刊ファミ通1566号より