クロスレビュー
脱出系ゲーム。サスペンスストーリーを基調にした“先が気になる感”はあるのだが、序盤から難解なパズルが多く、難度は高め。ヒント機能はあるものの、ややわかりづらいのと、解答時の解説がないので納得しにくい問題も多々。さらに、ボタン操作とタッチ操作が混在した使いにくいインターフェースを含めてストレスを感じる。バックログもないので、もう少しプレイヤーの誘導が親切だとよかったかな。
週刊ファミ通1543号より
怖すぎるほどではないけど、不気味な雰囲気や、得体の知れない何か対する恐怖感が表現されているストーリーが興味をそそる。脱出ゲームの謎解きは、ほどよく悩まされるところもあり、いい塩梅。時間の経過でヒントが確認できるようになるのはナイス。ただ、ヒントのみでは気づきにくいところもあるかな。UIやテキストの翻訳が、もう少し洗練されていれば……と感じる部分があるのが惜しい。
週刊ファミ通1543号より
ビジュアルはキレイで、湿度のあるホラー感が出ています。行動によっては即バッドエンドになるけれど、選択肢がわかりやすいので回避は可能。パズルは難しめで、ナンプレ風の仕掛けがあったりと、紙とペンが必要になることも。ゲーム中で触りながら考えて答えが導けるような仕様があれば、もう少し解きやすくなるんじゃないかな。時間経過でヒントの使用回数が増えるのは、親切でいいね。
週刊ファミ通1543号より
場面の状況や時系列を把握しづらいシナリオテキストは、「これも味かな」と思えなくもないのですが、一部の謎(パズル)の法則の“独りよがり感”と、何か実行するごとにカーソル位置がリセットさせるなどの細かい部分での操作のしづらさは、そのつど引っかかりを覚えます。ヒントがヒントになっていない場合も多く、徹底的に悩み抜きたい人以外は、プレイする際に、相応の覚悟が必要です。
週刊ファミ通1543号より
クロスレビュー