“未知の惑星を探索して脱出”という、設定こそインディーゲームではよくあるものだが、慣性が働いてフワフワと動く自機の操作が本作の特徴。ヒントがなかったり、広大なマップを行き来する必要があるなど、ライト層にはややきびしい感じだけど、自機の行えるアクションが少しずつ増えていったり、一筋縄ではいかないボス戦が待ち受けるなど、道中の苦労に見合ったおもしろさが用意されています。
週刊ファミ通1506号より
宇宙船の、ふわふわとした操作感がユニークでおもしろい。自機のサイズの比べてフィールドや敵が大きく、スケール感にかなり圧倒されます。神秘的なフィールドと音楽も印象に残り、新たなエリアを探索するモチベーションを十分に与えてくれる。描画のフレームレートも高い数値で安定しているので、宇宙船に対して働いている慣性をより実感できると思います。地味さもあるけど、良作かと。
週刊ファミ通1506号より
空中を浮遊して移動するプレイヤーキャラを操作し、未知の惑星を進むのは、探索欲をくすぐられます。ギミックを解くパズル要素だけでなく、敵を避けたり倒すといったアクションもあるが、慣性をともなった挙動にやや苦労させられることも。目的やストーリーがあまり語られないので、好奇心をそそる仕掛けがもっと欲しかったな。ボス戦は若干わかりにくさもあるけど、ひと捻りある感じはいいですね。
週刊ファミ通1506号より
状況についての説明がない代わりに、火山地帯から古代遺跡、開放感溢れる外界などへと移り変わっていく風景が、プレイヤーの想像力を刺激。静かなサウンドも、主人公の孤独な立場を物語ります。考えかたの基本が身につかないうちに難問にぶつかるなど、苦しめられるシーンもありましたが、先へ進むための謎解き要素に挑戦心をかき立てられました。価格から想像する以上のボリュームにも満足。
週刊ファミ通1506号より