狙った感じのセクシーさが少々目に余るところもあるが、着せ替えやスキンシップ、ジオラマなど、本編以外の遊びが凝っていて、キャラクター性を楽しむ作品としてのデキは非常によい。キモとなるアクションは、ボタン連打で多彩な攻撃を出せる遊びやすさの一方で、操作感が軽め。3Dならではの高低差などを活かしたギミックがほとんどなく、とくにザコ戦では力押しになりがちで、若干のルーチン感も。
週刊ファミ通1524号より
横スクロールから3Dアクションへと、現代的に進化しており、古めかしさはまったく感じさせない。シリーズの原点にして、かわいい女の子、忍者、そしておっぱいといった魅力的な要素もバッチリ収録。1作目と2作目が1本に収められていて、ボリュームもなかなかのもの。未経験者の入門用としてもいいし、シリーズ過去作を遊んだという人も、“忍転身”のリニューアルなどにより、新鮮に感じられるはず。
週刊ファミ通1524号より
フレームレートが上がり、新生した原点を滑らかな動きで楽しめるのがうれしい。“バーストモード”の発動で“飛翔乱舞”を出し続けられるようになり、痛快さもアップ。ザコ敵や風景のグラフィックにやや垢抜けない感じはあるけど、魅力的なキャラはさすがのクオリティー。衣装の全破壊のほか、ジオラマやスキンシップなどの“更衣室”でのムフフな要素も楽しみに。肌の色が変更可能なのも、地味にいいね。
週刊ファミ通1524号より
忍たちの技は軽快で、立ち回りによってはずっと跳躍し続けられたりと、華麗に戦える。美麗なグラフィックのおかげで、変身シーンや衣装破壊もより見応えのあるものになっています。お色気っぷりも、だんだん飽和気味に思えてくるほどのオープンさ。最近のシリーズ作品と同様に、着替えや写真撮影モードも細部までこだわれる。各キャラクターに焦点を当てたアドベンチャーパートもボイスつきで○。
週刊ファミ通1524号より
良かった点
「閃乱カグラ」の原点は3DS版(2011/9)から始まって早7年の歳月が経ち・・・これから新作(ストーリーを進める)を出すには原点に振り返るのは丁度良いと思いました。
あの頃の原点を「EV」のグラフィックとモデリングをして再現されており、ストーリーも懐かしく思えました。
ストーリーはこの頃と「SV」がとても良かったですね。
悪かった点
グラフィックとモデリングが「EV」を利用していると言う事は、逆に言えば変化をしていないとも言えますね。
本当だったら「SV」のスピードアクション系が良かったのですが、「EV」でもグラフィックとモデリングが一新された事なので十分満足でした・・・ですが、それを起用しているのに今作「閃乱カグラ Burst Re:Newal 」がさらに悪くなっているのはどうなのかと思いました。
今作「Burst Re:Newal 」では「EV」よりも硬直時間がさらに伸び、ジャンプキャンセルが技によっては使えなくなった事、空中戦では敵から攻撃を受ける(空中でガードするにはレベル上げが必要)始末・・・敵の攻撃を受ければ一発で怯み(怯み時間が長い)、弓矢の外さないエイム力と3発連続撃ちで一発でも当たったら硬直し、亀のコスプレしている大砲持ちの少女からは一発で吹っ飛びを食らう・・・。
「EV」の変更点としてはアクションの追加されたものの上記の硬直時間と怯み易さもあるので楽しめるものでなく、良かった点ではエフェクトを変更したぐらいです。
それ以外のアクションと衣装は「EV」からの使いまわし(それ以前から変化はないのですが)・・・忍であるスピードアクションという爽快感を抜いてしまったら、あとは破廉恥しか残らない。
本当に爽快感がなくて面白みも欠けてしまいました。
今作「Burst Re:Newal 」ではマップ(商店街や学校)の追加やミッションが増えたと謳っていましたが、マップは「SV」にも登場していましたし、それ以外はほぼ使いまわしでしかありません。
また、ミッションに関してはほぼ似たようなものばかりなので真新しさは無く、焼きまわしばっかりで飽きてきてしまいますね。
カメラワークが今作ではとても悪いです。
ロックオンが外れるのはヒロインの衣装破りをした時、吹き飛ばし攻撃を受けた時にですね(これがまたストレスが溜まる要因)。
また、そのロックオンは敵をカメラロックして追尾する機能のはずなのにカメラがついていけず、結局は手動で修正している始末です。
毎回発売されてから修正パッチを配信(結構時間がかかる)していますが、自分達でテストプレイしてみて爽快感を味わえなかったりや違和感を感じたりしないのだろうか・・・早々に修正される事を願います。
総評
自分としてはストーリーとアクションを楽しみたいのに、アクション性とストーリー、キャラクターの性格がどんどん崩壊するなど酷くなる一方で、逆にどんどん破廉恥な方向へと突き進み続ける運営側・・・破廉恥としてもあのモデリングでは最初のインパクトがあっても「EV」→「PBS」→「Burst Re:Newal 」と3作続いてしまうと、そろそろ無理があるからいい加減にしろ!としか言えません。
破廉恥にしてもあそこまで露骨にオープンされては身を引きたくなるしで、もう少し美とチラリズムについて勉強をした方が良いと思います。
キャラクターデザインを担当している「八重樫南」氏が最初の頃よりもさらに技術の磨きと愛情が溢れているのに対して、運営側がそれを活かせていない事と進化よりも現状維持か退化、課金要素を増やすしか考えていないのはとても残念でならないですね。