スライムのような特性を持つヒロインがユニーク。戦闘で得られる経験値ではレベルアップせず、敵が落とした“ジェム”を拾い食いすることで成長したり、狭い隙間に入り込めたりするシステムがおもしろい。やり込み要素の充実ぶりや、バトルでの演出のカットやザコ戦のスキップがオプションで設定可能なところもグッド。懐かしさを感じさせるものの、全体的な作りが昔ながらのRPGというのは惜しい点。
週刊ファミ通1500号より
ややチープさが漂う、昔懐かしいタイプのRPGでありながら、迷わず遊べるように目的を教えてくれて、かつサクサク進められるといった、ケムコ作品ではおなじみの作り。“ジェム”を食べさせるか、もしくは勝手に食べて成長していくヒロインの存在がユニーク。仲間になるキャラも、種族ごとに、物理攻撃に強いが魔法には弱い、といった特徴があり、戦闘でのひとつの戦略要素になっているのがいいね。
週刊ファミ通1500号より
キャラの成長や武器強化に関する諸システムがゴチャッと盛り込まれていますが、そのひとつひとつはシンプル。“育て好き”のプレイヤーであれば、中盤でグッと上がる難度や、クリアー後に待つ充実のやり込み要素にも自然に対応できるでしょう。ストーリー部分は、よくも悪くも“ケムコRPG節”が全開。イベント時の独特の間と、五月雨式の物語展開が性に合えば、レトロ調のRPGとして素直に楽しめます。
週刊ファミ通1500号より
戦闘を通してキャラをどんどん強化、育成していくのが楽しい。バトルはほぼ毎回、スキルを覚えたり強化アイテムを入手するなどのリターンがあり、ザコ戦も苦になりません。スライム状のヒロインなど、個性的なキャラ設定も興味をそそります。惜しいのはPS Vita版で、タッチ操作に未対応など、快適性がやや損なわれていること。一部で、メッセージとビジュアルが合致しない点も気になりました。
週刊ファミ通1500号より