リマスターではなくリメイクで、基本の内容には変化なし。だが、グラフィックが美麗になったことにより、世界観のすばらしさがいや増し、さらに魅力的な作品へと進化しています。巨像を探し出し、巨体によじ上って倒すゲーム性は、いま遊んでもおもしろい。操作性やカメラワークは改良されているが、“もっさり感”はそのままで、本作オリジナルの味でもあるけれど、そこが少し気になる人もいそう。
週刊ファミ通1525号より
美麗なグラフィックで蘇ったフィールドは、臨場感があり、幻想的な雰囲気を堪能できる。巨像の存在感や対峙したときの迫力もアップ。アート的な世界観も魅力の作品だけに、ゲーム中に好きなタイミングでスクリーンショットを撮れる“フォトモード”の導入は、好きな人にはうれしい仕様。本編は、あくまでもオリジナル版に忠実なので、未体験の人やもう一度遊びたいという人にうってつけの内容かと。
週刊ファミ通1525号より
まだ体験したことのないプレイヤーは、価格が抑えられていることもあり、必見。いまなお独自性を保つ作品性に、強く魅了されます。今回のリメイクでは、とくに人工物の描写が精緻を極めており、オリジナル版の霞がかった情景とはまた違う空気に包み込まれます。馬の乗りかたや弱点の発見時の反応などは、もっとリファインされてもよかった気もしますが、操作方法はいま風に見直されています。
週刊ファミ通1525号より
オリジナル版の持つオンリーワンの神秘的世界が、PS4でさらに神々しくなった感じ。巨像の毛並みも圧倒的フサフサ感で、つかめる場所とつかめない場所の区別がより明確に。余分なものを削ぎ落とし、多くを語らない部分も、原作の大きな魅力だと思うから、今回のリメイクの形は正解かと。ただ、フォトモードや新たな操作方法以外に、驚きをもたらす大きな追加要素が欲しかったという気持ちも強い。
週刊ファミ通1525号より